テクトロニクス、100G光通信のテスト・サポートを強化

  • 株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ

新製品28.6Gps BERTScopeにより、IEEE 802.3ba、32G Fibre Channel規格のパターン生成、エラー検出、ジッタ解析が可能に

報道発表資料
2012年9月26日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、成長の著しい100Gのテスト要求に対応するBERTScopeビット・エラー・レート・テスタの新製品「BSA286C型」を発表します。BSA286C型の発表により、テクトロニクスは、エラー検出、パターン生成、クロック・リカバリを含む、最高28.6Gbpsまでの規格適合性試験を完全にサポートする、初の計測器メーカとなります。

通信サービス事業者は世界的な帯域要求に苦慮する一方、開発部門は規格に適合した100Gのコンポーネント、ルータ、その他製品の早期市場投入にあたって、非常に小さなタイミング/ジッタ・マージンなどの難題に直面しています。 新製品のBERTScopeは業界トップクラスの300 fs (フェムト秒)以下の固有RJジッタ・ノイズ・フロアにより、非常に正確なBERテスト、PHY(物理層)の原因解析を可能にし、テクトロニクスの光通信テスト製品のラインアップをさらに強化します。

テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「テクトロニクスの新製品BSA286C型は、100Gのテスト要求対応に取り組む設計チームに、ターンキーの高速通信テスト・フレームワークを提供します。 また、BSA286C型は、深いレベルでのデバッグ洞察を可能にする唯一のソリューションであり、特定のデバイスが初期テストで不良となる原因を理解することができます」

デバッグのアプリケーションでは、BSA286C型によって確率の低いイベントを含むさまざまな信号の真のジッタ測定ができ、ジッタをランダム成分とデターミニスティック成分に正確に分離することも可能です。信号が高速になるにつれ、クロストークがジッタ性信号ノイズの大きな原因となります。テクトロニクスのBERTScopeとDSA/DPO/MSO70000シリーズ・オシロスコープは、有界非相関ジッタ(BUJ)を分離するジッタ分離モデルを採用しており、クロストークに起因する設計課題を迅速かつ詳細に解析することが可能です。

100Gのテストでは、規格の適合性と性能を検証するため、28.6GbpsのBER(ビット・エラー・レート)ストレス・レシーバ・テストが重要な要件となります。このデータ・レートは、100GBASE-LR/ER-4で最速の25.78125Gbpsで必要とされるマージン検証、FEC(前方誤り訂正)に十分な速度です。

デラウェア大学、シンガポール国立大学のOpSISシリコン・フォトニック・プロトタイプ・サービス・ディレクタおよび教職員であるMichael Hochberg氏は、次のように述べています。「100Gのテストでは、フル・データ・レートでのPHYレイヤ評価が必須になります。特に複雑な変調方式に移行するにつれ、重要性が増しています。ここで問題となるのが、テスト・セットアップの複雑さと検証手順の作成です。BERTScopeを実験室で使用してきましたが、極めて使いやすい上に、非常に正確なBERとジッタの測定結果を得ることができました」

BERTScopeの高速パターン生成とエラー検出機能の組み合せにより、原因解析デバッグを含む複雑な測定シナリオに対しても、短時間に回答を導き出すことができます。100G設計のすべての課題において、テクトロニクスはPHY TX/RX、光変調解析のための計測器と測定技術を提供しています。DSA8300型デジタル・サンプリング・オシロスコープによるTXアイ・ダイアグラム解析からOM4000シリーズ・コヒーレント光信号アナライザによる複雑な変調テスト、さらにBSA286C型BERTScopeの追加により、100G規格の検証とデバッグのための総合PHYテスト・ソリューションを提供します。

テクトロニクスについて
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。

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組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
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代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
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