横浜市立大学大学院生命医科学研究科 竹居光太郎教授と米国エール大学医学部神経学Strittmatter教授を主体とする研究グループは、中枢神経系の再生を阻む主要因に挙げられるNogo受容体-1(以後、NgR1)の機能を制御する神経回路形成因子LOTUSが、脊髄損傷や視神経障害の動物モデルにおいて神経再生を顕著に促進することを発見した。
○研究成果のポイント
神経回路形成因子LOTUS を過剰発現させると、脊髄損傷や視神経障害による障害後の神経再生が促進されることが明らかになった。
○今後の展開
本研究によって、LOTUSは神経再生促進物質として脊髄損傷や視神経損傷において有効であることが判明した。この知見は今後、LOTUSの生理機能を利用した神経再生医療技術の開発に直接的に繋がる。近い将来、外から精製LOTUSタンパク質を投与する薬物治療や、LOTUSを遺伝子導入する遺伝子治療などの神経再生医療技術が確立し、臨床応用へと展開することが強く期待される。
※研究の詳細は添付のPDFをご覧ください
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大学院生命医科学研究科 生体機能医科学 教授 竹居 光太郎
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