金沢工業大学 心理科学研究所(所長:塩谷亨 教授)と野々市市は、身近な人の悩みを聞くスキルを身に付ける「野々市市民カウンセラー連続講座 第7期」を開講する。野々市市民カウンセラー連続講座は、「傾聴」についての講座を行い、傾聴力を身に付けた人材=市民カウンセラーを野々市市内に増やすことで、野々市市をさらに住みよい町にすることを目的としている。
市民カウンセラーは専門家ではないが、人々の相談に気軽に応じ、傾聴することによって、相談を持ちかけた人々の心の癒しに貢献できる。この講座は複数回の連続講座で、第7期は第4回まで行われる。
■野々市市民カウンセラー連続講座 開催内容
第1回 10月24日(火)19:00~21:00
・開講式、オリエンテーション
・傾聴訓練I
・役割演技ワークショップ
第2回 10月31日(火)19:00~21:00
・傾聴訓練II
・役割演技ワークショップ
第3回 11月7日(火)19:00~21:00
・社会資源、相談窓口の紹介
・役割演技ワークショップ
第4回 11月14日(火)19:00~21:00
・まとめのワークショップ
・修了式
主 催: 野々市市、金沢工業大学 心理科学研究所
対 象: 野々市市民、または野々市市に通勤・通学している方(定員30名)
参加費: 無料
場 所: 金沢工業大学 扇が丘キャンパス12号館1階アントレプレナーズラボ
※第1回~第4回の連続講座となっております。全4回参加の方には野々市市より修了証が渡されます。
【野々市市民カウンセラー連続講座のこれまで】
金沢工業大学心理科学研究所と野々市市が連携して行う同講座は、平成26年度に第1期が開講された、今年で4年目の事業。野々市市民を中心に、毎期それぞれ約30名が受講している。各期それぞれ、全ての回を受講された方には、「修了生」として野々市市から修了証が授与される。第6期までの受講生は187名だった(修了生は155名)。受講生の参加満足度は非常に高く、特に第4期以降は学生の参加も増え、世代を超えた交流を行うことができるという点でより有意義な形に発展してきた。
【野々市市民カウンセラー連続講座の特徴】
他の類似の講座と異なる同講座の大きな特徴は、「傾聴」に関する心構えを学ぶだけではなく、実際に聴き手・話し手に分かれて傾聴スキルを磨くロールプレイを重点的に行うということである。「傾聴」はコミュニケーションの基礎となるスキルであり、カウンセリングだけでなく普段の生活や仕事、またプロジェクト活動など、人と関わる全ての活動において活用することができる。さまざまな対人場面で役立つスキルが習得できるのも、参加者の年齢層が幅広い要因のひとつとなっている。プロジェクト等課外活動から友人関係まで、学生生活全般にわたって活用することができるスキルを学ぶことができることから、同大学生の参加人数も多くなってきている。
また修了生のメンバーにより、野々市市民カウンセラーの会「ほわっと」が設立されており、より実践的な傾聴に興味のある参加者の活動の場となっている。同会は、野々市市内で傾聴を取り入れたボランティア活動を自主的に行っており、野々市市民カウンセラー連続講座から発展する形での活動内容に、野々市市からも期待が寄せられている。
参考:金沢工業大学 心理科学研究所
http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/wwwr/lab/lps/chiefGreeting.html
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
石川県野々市市扇が丘7−1
TEL: 076-246-4784
E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/