加瀬公夫前学長の退任に伴い、9月1日付で伊丹敬之氏が国際大学新学長に就任した。
【伊丹敬之(いたみ ひろゆき)新学長プロフィール】
1967年一橋大学商学部卒業、1969年同大学院商学研究科修士課程修了
1972年カーネギー・メロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)
―スタンフォード大学経営大学院客員准教授、一橋大学商学部教授・同学部長、商学研究科教授、 東京理科大学イノベーション研究科教授、同研究科長等を歴任。
―2008年一橋大学名誉教授、2010年ブロツワフ経済大学(ポーランド)名誉博士号
日経・経済図書文化賞(1978年)、経営科学文献賞(1981年)、日経・経済図書文化賞(1982年)、 日本公認会計士協会中山MSC基金賞(2002年)、紫綬褒章(2005年)受賞
―現在外部役職JFEホールディングス株式会社、商船三井株式会社の社外監査役
【伊丹学長からのメッセージ】
わがIUJ国際大学は、きわめてユニークな大学です。そのユニークさが大学の最大の財産です。
本学は、日本ではじめての大学院大学(学部をもたない大学院だけの大学)で、しかも英語だけを基本的な授業言語としています。その教育分野は、国際関係学と経営学の二つの分野だけ。これだけ狭い分野に特化した大学は、日本にはもちろん世界にもあまりありません。
その二つの分野の中で、国際関係、公共経営、経済発展、国際経営、Eビジネス、といった多様なプログラムが用意されています。そこでは、国際経験豊かな多国籍の教授陣から高度な専門知識のプロフェッショナル教育が行なわれています。
授業言語としての英語、プロフェッショナルな大学院、分野は国際関係・国際経営・経済発展など、この三つのユニークな特徴は、グローバルな経済社会で活躍できるリーダーを育てたい、それも世界各地から若い人々が集まる場をつくりたい、という本学の創立者・中山素平の建学の精神の表れです。彼は、戦後日本の経済発展を引っ張った有名なバンカーで、日本を代表する銀行の頭取でした。
本学もその初期には日本人学生が中心でしたが、現在は在学生400名弱のうち8割が外国人で、その内の8割程度がアジア・アフリカからの学生です。卒業生の数もすでに4,000名を超え、その出身国の数は120を超えます。彼らは母国であるいは世界で大活躍しています。こんな学生構成の大学院大学は、日本にはもちろんありませんし、世界的にもないと思います。
そのユニークな学生集団が、新潟の美しい田園の中のキャンパスで、全員が寮に住んで日夜勉強に励んでいます。自然に、勉強と学内の交友、地域との交流が主な活動となり、濃密な勉学環境となります。
日本の伝統を感じるには絶好の南魚沼の地で、英語で外国人と日本人が一緒になって濃密に学ぶ、それも、日本を、アジア・アフリカを、実体験として学んでいるのです。本学は、学生たちが好んで言うように、「世界が本当に集まる場」、になっているのです。
アジア・アフリカの将来の大発展は確実で、日本は彼らの発展に貢献することを大きな歴史的役割にしていくでしょう。そんな日本と世界各国、とくにアジア・アフリカとを結ぶ濃密なネットワークが、ここ新潟の地で生まれています。わがIUJ国際大学は、新潟で日本・アジア・アフリカを実体験する大学院、と言えるでしょう。それは、日本にとっても、世界にとっても、非常に貴重な財産です。
私たちは、その財産をますます大きく、価値のあるものにしていきたいと思っています。みなさんが、この貴重な財産に興味をもたれ、自分もその一員となって、グローバルなリーダーになるための勉強をしたい、日本とアジア・アフリカを生の人間関係の中で感じたい、と思われることを学長として大いに期待します。
●国際大学HP上 伊丹新学長就任ニュース
http://www.iuj.ac.jp/jp/2017/09/20170901/
▼本件に関するお問い合わせ
国際大学(IUJ) 入学・就職支援室
広報担当 平澤/三城
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