~「観る」だけではない「参加する」東京キャラバン in 八王子 ~
「東京キャラバン2017」が、いよいよ東京・八王子でも開催されます。野田秀樹が提唱する「人と人が交わるところに『文化』が生まれる」というコンセプトに賛同した近藤良平や多彩なアーティストが八王子に集い、二日間踊り尽くします。八王子では、9月9日(土)に公開ワークショップ、10日(日)に参加型パフォーマンスを、八王子駅前周辺特設会場にて開催します。
八王子のパフォーマンスには総監修を務める野田秀樹に加え、振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰の近藤良平が東京キャラバンに初参加し、東京キャラバン in 八王子を盛り上げます。今回は、琉球舞踊(嘉数道彦、佐辺良和、平良大)、仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)、八王子芸妓衆、原宿 ストレンジャーズ(R&R.ロカビリーダンスパフォーマンスチーム)、岡本優(TABATHA)&パラパラダンサーズなど、日本各地の伝統舞踊やロカビリー、パラパラ、ジュリアナなど50年代から現代までの踊りが集結。会場には現代アーティストの日比野克彦デザインの東京キャラバン特製「やぐら」が登場。古今東西と新旧の舞踊やダンスが、まさに“文化混流”しながら、新しいパフォーマンスを創り上げていきます。会場では、アーティストによる簡単なレクチャーがあるので、世代を問わず誰でもその場での参加が可能です。“他では決して味わうことのできない”踊り文化の交わりを体感できるアートパフォーマンスに、ぜひ参加しませんか?
~ 東京キャラバンが紡ぐ日本文化の未来 ~
東京都及びアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が、今年市制100周年を迎える八王子市及び公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団と協力し、「東京キャラバン in 八王子」を計画・実施していきます。「東京キャラバン」では、参加者も大切なアーティストと考えています。集結したアーティストと参加者が、一緒に新しいパフォーマンスが生まれる瞬間を体験することで、日本が文化の力でひとつになる大きなムーブメントとなり、東京2020オリンピック・パラリンピックと、その先の未来へと続いていくことを願っています。
「東京キャラバン」の活動に共感いただいた日本全国の44の自治体(道府県、政令指定都市、中核市)の立候補をいただき、今年は、京都、東京・八王子、熊本での開催が決定しました。京都では、9月2日(土)、3日(日)にパフォーマンス、熊本では、10月9日(月・祝)~13日(金)にワークショップ、10月15日(日)にパフォーマンスが予定されています。
【伝統の踊りから昨今まで!体感型の東京キャラバン!】
「伝統の踊りから昨今の踊りまでを縦横無尽に織り交ぜながら日本の文化に触れる、そして迫ってみる。今回、八王子で行う東京キャラバンは『観る』だけでなくより『参加する』体感型を目指します。西東京に少しばかり画期的なやぐらが出現します!」
近藤良平・談(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)
【開催概要】
<東京キャラバン in 八王子>
“踊り”。それは人々の営みと歴史が刻まれた文化。古今東西の踊りと表現者たちが出会い躍動する二日間。
日時:2017年9月9日(土)14:00~17:00 公開ワークショップ(見学自由)
2017年9月10日(日)11:00~12:30 、14:00~17:00 参加型パフォーマンス(見学・参加自由)
※「伝承のたまてばこ~多摩伝統文化フェスティバル2017~」と同時開催
会場:八王子駅周辺特設会場 (旧東京都産業技術研究所八王子支所)
参加アーティスト:野田秀樹、近藤良平、広崎うらん、琉球舞踊(嘉数道彦、佐辺良和、平良大)、仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)、八王子芸妓衆、原宿 ストレンジャーズ(R&R.ロカビリーダンスパフォーマンスチーム)、岡本優(TABATHA)&パラパラダンサーズ、“東京キャラバン”アンサンブル、八王子にぎやかし隊 ほか
ジャンル:仙台の踊り、沖縄の踊り、熊本の踊り、50年代〜現代までの踊り(ロカビリー、パラパラ、ジュリアナほか)
参加クリエイター:日比野克彦(やぐらデザイン)、SANDWICH|木村舜(美術)、ひびのこづえ(衣装)、青木兼治(映像・ドローン)、井上嘉和(写真・ダンボールお面)
参加:無料、申し込み不要、出入り自由。どなたでもご参加いただけます。
主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
【踊り手募集】
野田秀樹さん、近藤良平さんと東京キャラバンの仲間になって一緒に踊ろう!
●応募方法:代表者名・人数・電話番号を明記の上、
tokyocaravan@artscouncil-tokyo.jpまでメールでお申し込みください。
●応募締切:9月7日(木)
●応募条件
・踊りで一緒に「東京キャラバン in 八王子」を盛り上げてくれる方
・9月9日(土)、10日(日)の両日必ず参加できる方
●定員:200名(定員を超えた場合は、抽選となります。)
※お預かりした個人情報は、本事業の運営及びお知らせにのみ使用します。
※出演者やプログラム内容は予告無く変更になる場合があります。
【近藤良平さんを中心に創作される“文化混流”の踊り「東京キャラバン in 八王子」】
「八王子では近藤良平さんの力をお借りします。近藤さんは全身でリズムを刻むことのできる打楽器のようなパフォーマーで、まさにこの『東京キャラバン』にはうってつけの人。彼を中心にどんな“文化混流”の踊りが生まれるのか?文化とは退屈なものではなく、心を豊かにするもの。『東京キャラバン』とはその土地の皆さんと作る“見世物小屋”です。見世物の基本である“わくわく”と“どきどき”が生まれる実験の場に、ぜひ“野次馬”としてふるって参加して下さい」
野田秀樹・談(劇作家・演出家・役者)
【東京キャラバン in 八王子 参加アーティスト】
■野田秀樹(総監修)
1955年長崎県生まれ。劇作家・演出家・役者。2009年より、東京芸術劇場芸術監督に就任。多摩美術大学教授。東京大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成。解散後、ロンドンに留学。帰国後、NODA・MAPを設立し、『キル』『オイル』『THE BEE』『エッグ』『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』などを発表し高い評価を得る。海外での創作活動や、歌舞伎を手掛ける。2015年より『東京キャラバン』の総監修を務め、「人と人が交わるところに文化が生まれる」をコンセプトとした文化サーカスを日本各地で展開。コンセプトに賛同する多種多様な表現者らと、文化「混流」による独自のパフォーマンスを創作、発表し多くの観客を魅了した。2017年、八月納涼歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』を上演。表現のジャンル、国境を超え、精力的に創作活動を行う。
■近藤良平(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)
ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。
第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞。第67回文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。TBS系列「情熱大陸」出演。NHK教育「からだであそぼ」内「こんどうさんちのたいそう」、「かもしれないたいそう」、「あさだからだ!」内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合「サラリーマンNEO」内「テレビサラリーマン体操」などで振付出演。「AERA」の表紙にもなる。他にも野田秀樹作演出NODA・MAP「パイパー」に振付出演。野田秀樹演出、NODA・MAPの四人芝居「THE BEE」で鮮烈役者デビュー。女子美術大学、立教大学などで非常勤講師としてダンスの指導もしている。愛犬家。
■原宿 ストレンジャーズ(R&R.ロカビリーダンスパフォーマンスチーム)
原宿・代々木公園を中心にロックンロールストリートパフォーマンスを行う。
2016年3月には、パリコレロンチパーティでのパフォーマンス、アップルビーツCM、2017年 世界各国旅行会社のウェブCM、TBS系列あさチャン!収録等、様々な分野で活躍中。
日本独自に発展させた、ロックンロールカルチャーを代表するチームの1つとして海外から注目されている。
■八王子芸妓衆
市民にとって親しみやすく身近な花街に、2016年、50年ぶりの芸妓の卵「半玉」がデビューした。オペラ「蝶々夫人」(主催:八王子市学園都市文化ふれあい財団)の芸者役での出演や、NHKドラマへの登場など、お座敷のみならず積極的に活躍の場を広げている。
■“東京キャラバン”アンサンブル
2015年「東京キャラバン ~プロローグ~」を機に、野田秀樹の創作活動を支えるパフォーマー達によって結成された演劇アンサンブル。野田秀樹が「東京キャラバン」に書き下ろした「物語」を演劇的に表現し、2015年、駒沢『旅立つ前夜~1964年の子ら~』、2016年、リオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木での『地球の反対側から来たお話』などのパフォーマンスに参加し、観客を「東京キャラバン」の世界へと誘う。2017年の参加パフォーマー:秋草瑠衣子、石川詩織、近藤彩香、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、末冨真由、手代木花野、福島彩子、吉田朋弘
■広崎うらん、琉球舞踊(嘉数道彦、佐辺良和、平良大)、仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)、岡本優(TABATHA)&パラパラダンサーズ、八王子にぎやかし隊 ほか
【東京キャラバンとは】
国内外で多様なアーティストと出会い、“文化混流”することで生まれ続ける新たな表現
「東京キャラバン」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして、2015年に始まりました。劇作家・演出家・役者である野田秀樹の発案により、多種多様なアーティストが出会い、“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げ、それぞれのジャンルを超えたパフォーマンスを各地で展開しています。2015年の東京・駒沢に始まり、昨年はリオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木にて、東京スカパラダイスオーケストラや宮沢りえ(女優)、津村禮次郎(能楽師)など芸術文化界で活躍する様々な著名人が参加し、それぞれの圧倒的なパフォーマンスで延べ25,000人以上の観覧者を魅了しました。オリンピック・パラリンピックの東京2020公認文化オリンピアードとして本格始動する今年度からはさらに全国各地に出没し、「文化サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を継続的に図ることで、東京2020大会以降の文化的な基盤を創っていきます。
詳細は、公式Webサイト(
http://tokyocaravan.jp/ )にてご覧いただけます。
【「東京キャラバン」が紡ぐ『物語』】
「必要なのは、今、2020年に向けての『物語』、そして、その『物語』が2020年を越えても続いていけるような、そんな『物語』を作ることはできないのか?1964年の東京オリンピックには、これで戦後が終わっていくのだ、日本がいよいよ世界に向かって復帰できるのだ、といった確固たる物語があったように思う。今回の東京オリンピックには、今、日本人を動かすべき、そうした大義名分のような『物語』を簡単に見つけることは難しいだろう。ただ、ある程度の大きさの『物語』を積み重ねることで、人々の「気運」を作ることはできる。そして、盛り上がった「気運」の中からしか、壮大な物語は生まれないと思う」
野田秀樹 (「東京キャラバン」構想より)
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