筑波学院大学は中国福建省の厦門大学嘉庚学院と共同研究、教員交流、学生交流全般にわたる協定を締結し、7月から教員の派遣を開始する。
筑波学院大学(茨城県つくば市 学長 大島愼子)は、このたび中国福建省の厦門大学嘉庚学院と教員交流、学生交流の協定を締結した。
調印式は3月29日に筑波学院大学大島愼子学長と厦門大学嘉庚学院、王瑞芳院長により行われ、教員、研究者、職員の交流と教育研究の協力、学生の交流および単位互換や学位の相互認定、および情報、資料の交換、共同研究会の実施など多岐にわたる。
厦門大学嘉庚学院は、1921年に創立された国立厦門大学が2003年に設立した付属大学であり、学生総数2万人の全寮制で日本語学科を有し、日本研究も盛んである。
筑波学院大学は、今年創立95年を迎える学校法人東京家政学院が茨城県とつくば市の協力で1990年(平成2年)に筑波研究学園都市に設立した女子短大から発し、現在は男女共学の4年生大学である。知識(Knowledge)、徳性(Virtue)、技術(Art)を習得するKVA精神を現代に継承し、国際教養とビジネスマネジメントおよびデザイン力を習得して地域社会に貢献する人材を養成している。
「つくば市をキャンパスに」という教育方針で、学生が教室における講義だけでなく、自ら地域の企業や自治体で社会参加して課題にとりくむオフ・キャンパス・プログラムが1,2年次の必修授業であり、3年次では海外短期研修を奨励している。 現在、台湾、韓国、オーストラリアに学生を送っており、新たに中国の大学にも研修先が加わることになる。
この協定は、昨年の秋に、厦門大学嘉庚学院の王瑞芳院長が筑波学院大学を訪問し、日本との交流や日本企業に勤務を希望する日本語学科の学生に対して、職業教育としてICT関連の技術を習得する講座を開講するために日本からの教員派遣を要請したことに対して、筑波学院大学が積極的に協力する姿勢を示したものである。
この度の協定に基づき、筑波学院大学では今年の夏から、情報系の教員の派遣、および学生の短期交換留学を、開始する計画である。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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