RSAシリーズ・スペクトラム・アナライザやMDO4000シリーズなどのオシロスコープで取込んだ信号を解析する新製品SignalVu-PCソフトウェア
報道発表資料翻訳
2012年8月9日
テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、テクトロニクスのリアルタイム・シグナル・アナライザや、世界初のミックスド・ドメイン・オシロスコープであるMDO4000シリーズなどのオシロスコープで取込んだ複雑な信号を、外部PCを使用してオフラインで詳細に解析するSignalVu(R)-PCソフトウェアを発表しました。
テクトロニクスのオシロスコープ、リアルタイム・シグナル・アナライザを利用中の場合、SignalVu-PCによってRF信号が時間とともに変化する様子を観測できるため、ワイドバンド設計の検証やスペクトラム・イベントの特性評価を簡素化して、すばやい観測が可能になります。テスト予算を抑えるというマーケットのニーズに応えるだけでなく、従来よりも詳細な解析が実現できます。
テクトロニクス、ソース・アナライザ・プロダクト・ライン、ジェネラル・マネージャのJim McGillivaryは、次のように述べています。「現場でデータを収集して後から解析するエンジニア、あるいは実験室の次のテストのために計測器を空けなければならないエンジニアにとって、SignalVu-PCは理想的なソリューションです。また、多くの予算をかけずにマルチ・ドメインの相互関係などの複雑な概念を教えなければならない教育機関にとっても最適です。SignalVu-PCを使用することで、MSO/DPO2000シリーズなどのローコスト・オシロスコープで取込んだ波形を、新しい方法、洗練された方法で解析することが可能になります」
SignalVu-PCソフトウェアは、スペクトラム、スペクトログラム、さらにアナログ変調解析、隣接チャンネルパワー、CCDF、占有帯域幅、振幅/周波数/位相対時間などのRF測定まで、優れたベクトル・シグナル解析が行えます。さらに、オプションで変調、パルス、セトリング時間、オーディオ、OFDM測定などの拡張解析機能が追加できます。
現行のテクトロニクスのすべてのMSO、MDO、DSA、DPOシリーズ・オシロスコープ、さらにMDO4000シリーズのスペクトラム・アナライザで取込んだ信号はSignalVu-PCで解析でき、これらの広帯域アクイジション・システムに詳細な解析機能が追加されます。リアルタイム・シグナル・アナライザで取込んだ信号は、計測器内の同じポストアクイジション解析機能を利用して、オフラインで解析することもできます。
オシロスコープを使用すると、最大4チャンネルまでの信号を同時に取込むことが可能です。SignalVu-PCソフトウェアを使用すると、RF、I/Q、差動I/Qの各チャンネルが個別に解析でき、取込んだ波形は、解析の前に演算することもできます。取込み時間は選択された取込帯域によって異なり、機種、オプションによって全帯域の取込み時間は1ms~25msになります。リアルタイム・シグナル・アナライザでは、最高取込み帯域で最長7s、帯域を抑えることで数時間になります。
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テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。
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