近畿大学農学部(奈良県奈良市)では、アグリビジネス実習を通じて学生自らが育てたサツマイモとサトイモを、大丸京都店にて、平成28年(2016年)11月5日(土)から数量限定で販売する。販売初日には、学生(4人)が店頭に立ち、商品の紹介や販売を行う。
【本件のポイント】
●本学農学部の学生が育てたサツマイモとサトイモを大丸京都店で限定販売
●販売初日には、学生が店頭販売を行い、農産物をPR
●学生は農産物の生産から流通・販売までを、座学だけでなく現場で学ぶことで、より専門的・実学的な知識を習得し、アグリビジネス(農業関連産業)のプロを目指す
【本件の概要】
近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を開設しており、その一環で平成28(2016)年度は3年生(54人)を対象に「アグリビジネス実習」を行っている。本実習では、奈良県生駒郡平群町の耕作放棄地を再生した圃場(ほじょう)において、農産物の作付け計画から栽培、管理、収穫、そして加工、販売までを一貫して学んでいる。圃場のある平群町の「道の駅・大和路へぐり くまがしステーション」では、本実習で収穫した四季折々の農産物を、毎週末コーナーを設けて販売している。また、平成26(2014)年度から、秋の収穫時期にあわせて「大丸京都店」でも販売を行っており、今年で3回目の販売となる。
■販売期間: 平成28年(2016年)11月5日(土)~ 数量限定のため売り切れ次第終了となります。
※学生による店頭販売は、11月5日(土)11:00~15:00のみ。
■商 品: サツマイモ(品種:紅はるか、金時)数量限定40kg(予定) ※価格未定
サトイモ(品種:唐の芋)数量限定2kg(予定) ※価格未定
■販売場所: 大丸京都店 地階 野菜・フルーツ売場
(京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地、阪急京都線「烏丸」駅から徒歩約1分)
【アグリビジネスマイスター認定制度について】
時代の流れとともにアグリビジネス(農業関連産業)の形態も大きく変わってきた。作物を作って終わりではなく、「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」という発想の転換が、農業にも求められてきている。
そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、「アグリビジネスマイスター」認定制度を平成23年(2011年)4月に開設した。生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学習し、課程修了後に近畿大学農学部からマイスターの称号が与えられる。特徴的なカリキュラムとしては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習などが挙げられる。平成23年(2011年)度入学生より認定を開始し、平成25年(2013年)度は28人、平成26年(2014年)度は18人、平成27年(2015年)度は10人の学生が認定された。
農業の6次産業化※の先進事例について学ぶことを目的に農業法人での実習も実施している。現場に足を運び、実際の事業を肌で感じることで、ビジネスモデルの構想能力や地域産業とのコーディネート能力を磨く。
アグリビジネスマイスターに認定された卒業生は、自ら就農するほか、農協や農機具メーカー、食品会社などに就職し、アグリビジネスに貢献している。
※農業などの1次産業が生産に加え、農産物の加工や流通・販売なども手がけること
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 広報部
TEL: 06-4307-3007
FAX: 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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