学校法人トキワ松学園 横浜美術大学(横浜市青葉区/学長 岡本 信明)は寺田倉庫(本社:東京都品川区/代表取締役 中野 善壽)と美術・工芸品修復の人材育成に向けて、2017年4月から「寺田倉庫寄付講座 修復保存コース」を開設。これに伴い、11月2日に東京都品川区のT.Y.HARBOR RIVER LOUNGEにて開設プレス発表会およびレセプションを開催する。
横浜美術大学は平成22年の開学以降、1年次における3つの系[A系(絵画・彫刻)・C系(クラフトデザイン)・V系(ビジュアルデザイン)]と、2年次からの8つのコース[絵画・彫刻・クラフト・プロダクトデザイン・テキスタイルデザイン・ビジュアルコミュニケーションデザイン・映像メディアデザイン・イラストレーション]を採用し、さまざまな表現を試しながら自分に合った手法を探り深めてゆくという教育方針を進めてきた。
このたび、将来を見据えたアートに関わる経済動向を鑑み、昨今美術品保管サービスを核としたアート事業に注力している寺田倉庫の理解を得て、これまでの横浜美術大学の教育の仕組みをベースに、美術品・工芸品等の修復保存に関わる教育コースを「寺田倉庫寄付講座」として新規開設することとなった。
これに伴い、11月2日に「寺田倉庫寄付講座 修復保存コース」開設プレス発表会およびレセプションを開催する。当日の実施概要は下記の通り。
・日 時: 平成28年11月2日(水)
開 場 15時30分
プレス発表会 16時~16時45分
レセプション 17時~18時30分
・会 場: T.Y.HARBOR RIVER LOUNGE
(住所: 東京都品川区東品川2-1)
■「寺田倉庫寄付講座 修復保存コース」について
現在、環境変化や経年による劣化・損傷した美術品・工芸品などが広く社会に存在しているにも関わらず、設備や人材の不足のため手つかずの状態のものがある。このような状況を鑑み、横浜美術大学では新しい芸術を創りだす人材を育成することに加え、人類共通財産としての、あるいは個人・家族の宝物としての美術品・工芸品等の修復保存に関わる修復技術者を育成するため、本コースを開設し、次世代を担う人材の育成に貢献していく。
また、これに伴い、寺田倉庫が運営するTERRADA Art Complexに、情報発信拠点としての「横浜美術大学天王洲サテライト」を設置し、デジタルアーカイブにおける修復保存についても視野に入れながら、国際社会に通用する、志ある学生の入学につなげていく。
【寄付講座の概要】
・名 称: 寺田倉庫寄付講座 修復保存コース
・期 間: 2017年4月1日~
・対 象: 横浜美術大学 美術学部 美術・デザイン学科の学生
●教員(予定)
・客員教授: 隈研吾(建築家・東京大学教授)、吉岡幸雄(染織史家)、増田セバスチャン(アーティスト)
・専任教授: 杉本洋(日本画家)、宮津大輔(アート・コレクター)
・非常勤講師: 上野淑美(絵画修復士/株式会社シー・アール・エス代表取締役)、勝尾岳彦(デザインプロデューサー/株式会社コンシリウム代表取締役)、村上祥子(アートディレクター/株式会社エーディエスディレクター)ほか
●講座内容:
美術・デザイン学科に新コースとして開設する。 横浜美術大学の特色の一つである、多様な教育研究コースでの学修をベースにし、新たに修復保存の手法・技術の獲得や修復保存マネジメントに携わる人材に必要な専門の科目を開講する。
また、美術・デザイン分野に特化した実践的な英語科目を開講し、正修科技大学(美術修復保存センター、台湾)やステファノ・ガロシ工房(イタリア)等とのインターンシップの活用も予定している。
【横浜美術大学について】
・名 称: 横浜美術大学(学長 岡本 信明)
・所在地: 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1204番地
・設 立: 2010年(1966年開学のトキワ松学園女子短期大学造形美術科が母体)
・ホームページ:
http://www.yokohama-art.ac.jp/
【寺田倉庫について】
・名 称: 寺田倉庫株式会社(代表取締役 中野 善壽)
・所在地: 東京都品川区東品川2−6−10
・設 立: 1950年
・ホームページ:
http://www.terrada.co.jp/ja/
▼報道関係からのお問い合わせ
横浜美術大学 広報係
TEL: 045-962-2221(代)
E-mail: hamabi@yokohama-art.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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