日本最大のスキー場 ”HAKUBA VALLEY”誕生 6月1日から共通シーズン券の販売も開始
エリア内共通自動改札システム・共通ICチケット導入により、一枚のチケットでそのまま滑走可能に!
長野県大町市・白馬村・小谷村の11スキー場、15の索道事業者で構成されるHAKUBA VALLEY(白馬バレー)では、2016-17冬季シーズン(2016年11月~17年5月)からエリア内共通の自動改札システムを導入し、滑走可能面積やコース・リフトの本数等の面で国内ナンバーワンの規模を誇る「一つのスキー場」としての営業を開始することとなりました(※1)。この共通自動改札システム導入により、一枚の共通ICチケット(HAKUBA VALLEYチケット)を持つだけで、HAKUBA VALLEY内の全てのゲレンデを何か所でも自由に滑走できるようになります。
2016年6月1日より、この共通ICカードを利用することで共通自動改札化によるメリットを最大限に享受できる”HAKUBA VALLEY SEASON PASS”(白馬エリア共通シーズン券)の販売も開始します。
この取組は、国内のスキー・スノーボードファンの皆様にとっての大きなサービス向上となることはもちろん、近年急増を続けている、平均滞在期間の長い外国人スキー客にとっても大幅なメリットとなります。全国各地で訪日外国人観光客の増加が話題となっていますが、日本最大のスノーリゾートとなるHAKUBA VALLEYとしても全力を挙げて、インバウンド需要のさらなる活性化に力を入れていく考えです。
■白馬エリア内共通自動改札システム導入背景/日本一の規模を誇るスキー場「HAKUBA VALLEY」誕生
長野県大町市・白馬村・小谷村の11のスキー場で構成され、1998年の長野冬季五輪のアルペンスキーの会場ともなり、世界的にも有数の雪質や積雪量を誇る「HAKUBA VALLEY(白馬バレー)」では、2016-17冬季シーズンから、スキー場を始めとしたアミューズメント施設でのアクセスコントロールの世界的なリーダーであるスキーデータ株式会社のご協力の下、11スキー場共通の自動改札システムを導入することを決定しました。
この共通自動改札システムの導入によって、”HAKUBA VALLEYチケット”(スキー場共通券)を購入したお客様は、チケットの有効期限内であればHAKUBA VALLEY内の11のスキー場どこでも、窓口に並ぶことなく直接リフトに乗車することができます(※2)。これまで11のスキー場、15の索道事業者が共通したインフラを持たず、個別のスキー場としての印象の強かったHAKUBA VALLEYですが、今回、索道事業者間の連携を強化することで、リフト・ゴンドラ111本、滑走可能面積956haという、国内二位の二倍以上の規模を誇る「一つのスキー場」として新たに生まれ変わることになりました(別表ご参照)。
■共通自動改札システム・共通ICチケットで、白馬を楽しみつくしたいお客様の利便性が格段にアップ
自動改札システムの導入を通じた日本最大のスキー場の誕生は、日本国内のスキーヤー・スノーボーダーの皆様にとって大きなサービス向上につながると確信しています。今回のシステム導入により、HAKUBA VALLEYの共通ICカードをお持ちのお客様であれば、有効期限が切れた後でもこれを16‐17シーズンから導入予定のWebショップやスキー場のチケット窓口、システム導入済みの宿泊施設やレンタルショップなどで、HAKUBA VALLEYチケットやご希望のスキー場のチケット相当額を「チャージ」することで、スムーズに、かつ割安に滑走をお楽しみいただけるようになります。
特にWebショップなどで事前にチャージすることで、特別な割引を受けられることに加え、窓口に並ばずに直接リフトにアクセスすることができ、スムーズに滑走を開始していただくことができるようになります(予定:割引額等は今後発表予定)。
■共通自動改札システム導入により、インバウンド需要のさらなる活性化に期待
HAKUBA VALLEYではここ10年ほどの間に外国人スキー客の誘致を積極的に進めており、今やニセコ・エリアに次いで国内で二番目に外国人スキー客数の多いエリアとなっています。歴史的な小雪に悩まされた2015-16シーズンでも外国人スキー客は前シーズンと比べ約30%増加しました。外国人スキー客は平均8-9日程度の長期滞在されていることもあり、こうした長期滞在のお客様にHAKUBA VALLEY内の個性の異なるゲレンデを満喫していただけるよう、本共通自動改札システムの導入や各スキー場間を結ぶシャトルバスも年々充実させていくことで、さらなるインバウンド需要の活性化を進めていく考えです。
■共通自動改札システム導入を契機に、今後もさらなる顧客サービスの向上を継続
今回、HAKUBA VALLEYは共通自動改札システム導入のパートナーとして選定されたのは、アミューズメント施設でのチケット販売・入出場管理システムの世界的なリーダーであるスキーデータ株式会社です。同社のエッカード・ビアーネ社長は、今回の導入について、「日本最大のスキー場誕生に携わることができ光栄です。当社の最新鋭の自動改札システムの導入により、この日本一の規模を誇るスキー場をお客様がより一層快適に楽しんでいただけるよう、最大限のお手伝いをしていきたい」とコメントしています。
また、HAKUBA VALLEY内の11スキー場を運営する索道事業者で構成される大北索道事業者協議会の代表である、八方尾根開発株式会社の倉田保緒社長は、「HAKUBAVALLEYではここ数年、ともするとお互いに足を引っ張りがちだったエリア内のスキー場が『手を携えてお客様へのサービスを向上しよう』と連携を強めてきていた。今回の導入はその象徴的な出来事だと考えている。是非、日本が世界に誇るコースのバラエティや雪質を楽しみに、皆さんどんどん来場していただきたい」と期待しています。
90年代以降、苦境が続く国内スキー業界ではありますが、国内最大規模のスキー場となるHAKUBA VALLEYでは業界のリーダーの一角を占める自覚を持ち、エリア一体となった顧客サービスの向上とこれに向けた継続的な投資を続け、国内スキー人気の復活とインバウンド需要の活性化に積極的に貢献してまいります。
(※1)同一エリア内にあって単一のチケットを利用して滑走できるゲレンデ群をもって「一つのスキー場」と定義
(※2)一部スキー場では一旦窓口で各スキー場チケットとの引き換えが必要(白馬さのさか、爺ガ岳、鹿島槍、ヤナバ、白馬コルチナ(17-18シーズンは更に拡大予定))