大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。

学校法人根津育英会武蔵学園（理事長 根津公一）は、学園百周年記念事業の一環として、武蔵高等学校中学校（東京都練馬区／校長 梶取弘昌）の「理科・特別教室棟」建設工事に着手する。


　学校法人根津育英会武蔵学園では、経営戦略として理事長ドクトリン「まなざしを世界に向け、 21 世紀の課題を担う国際人を育てる学校を目標とする」を掲げ、それを教育研究面で具体化する学園長プランにおいて「世界に開かれたリベラルアーツの学園となることをめざす」としている。今回の武蔵高等学校中学校「理科・特別教室棟」の建設は、これらを受けて旧制七年制の武蔵高等学校以来続けてきた、中等教育におけるLiberal Arts & Sciencesを重視する教育を一層強化するために、理科教育における実験施設や、英語、数学その他の少数教育のための分割教室（演習室）等の充実を図るものだ。

　「理科・特別教室棟」は濯川（すすぎがわ）のほとり、ほぼ学園の中央に位置している。今後、日本の教育が大きく変わろうとしている中で、武蔵の学びもそれに先駆けて変わる。施設を含め、武蔵の学びが新たな教育のあり方を示していく。

【ポイント】
Q1. どのような位置づけの事業なのか？
A1. 学校法人根津育英会武蔵学園（武蔵大学／武蔵高等学校／武蔵中学校）は、2022（平成34）年に学園創立百周年を迎えるにあたり、2007（平成19）年よりさまざまな記念事業を行っている。前半の8年（2007-2014年度）では、1969（昭和44）年竣工の「高等学校中学校教室」の改修（2009年工事完了）や、1928（昭和3）年竣工の「大講堂」を改修（2011年工事完了）した。後半の8年（2015-2022年度）では、今回の「理科・特別教室棟」を建設する。
◇参考URL：
武蔵学園Webサイト＞百周年記念事業計画の前期報告について
http://www.musashigakuen.jp/ayumi/100shuunen/schedule.html

Q2. 建設事業のコンセプトは？
A2. Liberal Arts & Sciences教育のもと、生徒と教師が対話できる新たな『学びの杜』を創造することをめざしている。すすぎ川に象徴される旧制武蔵から脈々とつながる『学び』、その『水脈』が創り出した『杜』の中で教師と生徒がつながり、『対話』が生まれる。新しくつくられる「理科・特別教室棟」だけでなく、既存棟にも手を加え、『対話の杜』の中で新たな『学び』が生まれる。

Q3. 建設事業の具体的な内容は？
A3. 新たな『学びの杜』を創造するために、現軟式テニスコート上に「理科・特別教室棟」を建設し、現在の理科棟、管理棟を取り壊し、外構を整備する。現在の中庭付近にエントランス部を建築し、そこには教師控室、校長室、副校長室、教頭室、事務室が入ります。既存棟部分も今後の教育環境の変化に対応すべく改修する。

Q4. どのような機能が備わった施設なのか？
A4. 既存の理科棟の約1.5倍の延床面積があり、ゆったりとした空間・環境となる。
　1・2階：芸術教室、芸術研究室、視聴覚教室、大会議室・保健室、相談室、演習室、家庭科調理室、英語・数学・第二外国語の各研究室
　3・4階：理科関係の実験室・研究室、部室
　屋上：天体観測ドーム

【概　要】
・名称：　武蔵高等学校中学校「理科・特別教室棟」
・所在地：　東京都練馬区豊玉上1-26-1
・工期：　2016（平成28）年7月～2018（平成30）年12月（既存施設の改修を含む）
・総事業費：　約26億円
・建築面積：　1,410平米（426坪）
・延床面積：　5,686平米（1,720坪）
・構造・規模：　鉄筋コンクリート造　地上4階（一部5階）
・外壁：　コンクリート吹付塗装仕上
・施工：　清水建設（株）
・設計・監理：
　●基本設計＝三菱地所設計（株）
　●実施設計・監理＝（株）武蔵エンタープライズ

【工事スケジュール】（予定）
　2016年9月頃　工事開始
　2018年3月頃　工事終了
　2019年4月頃　既存施設の改修も行い、すべての新施設使用開始

▼本件に関するお問い合わせ先
　学校法人根津育英会武蔵学園　武蔵学園広報室　
　担当：　下川（しもかわ）
　〒176-8534　東京都練馬区豊玉上1-26-1　
　TEL：　03-5984-4003　
　FAX：　03-5984-3727
　E‐mail：　pubg-r@mml.sec.musashi.ac.jp

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/