あの座布団が生んだ、笑点50年の歴史
- 株式会社高島屋
- 2016年04月22日
- 16:38
日本のテレビ史上 最長寿の演芸番組「笑点」 5月で放送50周年へ 日本人の会話に定着した「座布団一枚!」
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「笑点 放送50周年特別記念展」、まもなく開催!
日時:2016年4月27日(水)~5月9日(月)
会場:日本橋高島屋 8階ホール / 入場無料
主催:日本テレビ放送網株式会社
特別協力:ユニオン映画株式会社 / 企画製作:株式会社日本テレビサービス
公式HP: www.takashimaya.co.jp/store/special/event/shoten.html
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■“罰”ではなく、“ご褒美”をあげる
1966年5月15日放送を開始し、日本テレビの最長寿番組として、今年50周年を迎える国民的人気番組「笑点」。笑点の大喜利から生まれたこの言葉は、褒め言葉として、いまやすっかり日本人の会話に定着しています。
いい答えには座布団を与え、悪いと取る。笑点の大喜利の特徴であるこのやりとりは、「金曜夜席」という笑点の前身番組で生まれました。当時すでに他局でも大喜利を行う番組があり、答えが面白くなかったり、間違いをおかすと、顔に墨を塗ったり、張り扇で頭を叩いたりして笑いをとっていました。
「顔に墨を付けるというような罰を与えるのではなく、何か変わったものにしたい」金曜夜席の立ち上げを担当した元日本テレビ チーフプロデューサー小暮美雄氏は初回収録までわずか3日と差し迫るなか、新宿の末広亭へ。噺も上の空のまま、アイデアが浮かばず、表に出たとき、同じく寄席から出てきた二人組の会話が耳に入りました。「どうして落語家さんが代わる時、下の人が出て来て座布団を裏返すの?自分でやればいいのにね」
“落語家が座るところが高座、高い所をもっと高くしたら喜ぶかもしれない―――。”こうして笑点50年の歴史は始まりました。
※初代は淡いブルーだった大喜利の座布団。その後ピンクを経て、現在の紫色に落ち着きました。布地はちりめん。落語用の座布団と同じく、家庭にある座布団よりかなり大きめのサイズです
■「座布団十枚!」 初めて獲得したのは歌丸師匠
第一回の座布団十枚は、番組開始1年後、歌丸さんと小痴楽さんが獲得しました。賞品は「香港に行って餃子が食べられる」!ところが香港に行く予算がありません。伝え聞いた船会社が、香港2名分の船チケットを番組に提供してくれ、歌丸さんらは無事に10日間の船旅を楽しむことができました。その後の賞品は「家1軒もらえる(実は犬小屋)」、
「徳川御埋蔵金(5枚の雑巾)」、「幻の名水石清水(“水に鰯をつけたもの)」、「2001年宇宙の旅(府中で買ってきた2001円の足袋)」などなど、いかにも笑点ならではのおバカな賞品ばかりが続いたのでした。
「笑点 放送50周年特別記念展」は、笑点の50年の歴史を様々な視点から振り返る年史コーナーをはじめ、大喜利の舞台を再現したセットや、番組内で使用された小道具の展示、歴史・エピソード・番組の裏側など、見どころ満載で開催いたします。
【掲載に関するお問合わせ先】
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広報代行:株式会社ブレインズ・カンパニー
担当:杉本・村山
TEL: 03-3568-3844
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