大東文化大学は2017年度から、現行の文学部「中国学科」を「中国文学科」に改称する。これは、中国文学と中国哲学の二つを主軸にした教育課程カリキュラムを設定し、学校教育における「古典」をより深く研究することで、中学校・高等学校の「国語科」、高等学校の「書道」教員を志望する学生のニーズに応えるためのもの。
大東文化大学は文学部に「中国学科」を置き、中国文学・中国哲学・中国史学の三つを主とした教育課程を設置してきた。一方で、近年では学校教育における「古典」をより深く研究し、中学校・高等学校の「国語科」、高等学校の「書道」の教員を目指す学生のニーズが高まってきた。
こうした中、同大では来春より、1962年の文学部設置当初以来となる「中国文学科」に名称を変更。中国文学・中国哲学の二つを主軸とした新カリキュラムに改定することとなった。また、全面的に言語活動を充実させる授業を展開する。
中国四千年の歴史を支えてきたものは何か、そして、それは日本にどのような影響を与えてきたのか――。文化(書道・芸術)、文学(唐詩・小説・史記・十八史略等)、哲学・思想(四書五経等)、言語(漢文・中国語)と、学問としての「中国古典文学」が扱うフィールドは幅広い。
新カリキュラムでは「中国文化という異文化を理解する力」「東西のバランスのとれた国際感覚の力」「中国という鏡を通して日本の姿をみつめる力」という、“社会で役立つ力”を涵養する。
取得できる資格としては、教育職員(一種)免許状(中学校国語、高校国語・書道)、司書・司書教諭、社会教育主事(任用資格)、博物館学芸員などがある。
夏休み、春休みを利用した短期・長期留学もあり、▼中国語圏の文学や思想・歴史に興味を持っている人、▼書道芸術に関心の高い人、▼卒業後に海外での仕事や国際的な活動に取り組みたい人、▼中国語の語学力を高め、留学してみたい人などに最適の学科内容となっている。
■中国文学科の理念
我が国及び中国の伝統と文化の理解を深め、言語活動の充実を通して確かな学力を育成し、豊かな国際感覚を養う。
■学科の特徴
・日本文化を支える漢字・漢文の研鑽
・中国の古典や伝統文化に対する理解
・言語活動の充実と発展
・豊かな心の育成と、国際人としての人間力の確立
▼本件に関する問い合わせ先
大東文化大学 入試広報部入試広報課
TEL: 03-5399-7800
FAX: 03-5399-7801
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/