早期発見・早期治療が必要な『犬の椎間板ヘルニア』 犬の飼い主の3 人に1 人が「知らない」と回答

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人気のミニチュア・ダックスでは25%以上が発症もしくはその疑いを経験

 エルムス動物医療センター(本院:東京都杉並区、院長:早田明)は、全国の20 代から60 代までの現在犬を飼っている男女9,142 名、及び現在犬を飼っていない男女400 名を対象に、『犬の椎間板ヘルニア』に関するインターネット調査を実施しました。以下に調査結果を報告するとともに、あまり知られていない病気の危険性や治療方法について解説します。

■調査リリース掲載ページ
http://e-amc.sakura.ne.jp/2012/04/20/news_release_002/

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【調査サマリー】

◆現在犬を飼っている人の3 人に1 人が、犬が椎間板ヘルニアを発症することを知らない
◆ミニチュア・ダックスフンドの約25%が、椎間板ヘルニアを発症もしくはその疑いを経験
◆犬の椎間板ヘルニア』の正確な診断に必要な高度画像検査の利用率はCT で11%、MRI で6%

【調査結果抜粋】

◆現在犬を飼っている人の3 人に1 人が、犬が椎間板ヘルニアを発症することを知らない

現在犬を飼っている人のうち、犬が椎間板ヘルニアを発症することを知らない人は33.4%で、犬の飼い主の3 人に1 人が病気の存在を認知していないことが明らかになりました。なお、現在犬を飼っていない人では、7 割以上の人は犬が椎間板ヘルニアを発症する事実を知らないという結果が出ています。

◆ミニチュア・ダックスフンドの約25%が、椎間板ヘルニアを発症もしくはその疑いを経験

犬種別に椎間板ヘルニアの発症及び疑いの経験率を比較すると、ミニチュア・ダックスフンドが25.0%と、犬全体の3 倍以上の数値となっています。2011 年1 月時点で、ミニチュア・ダックスフンドは国内飼育頭数トップ※の人気犬種ですが、他と比べ椎間板ヘルニアを発症しやすいことがわかります。
※一般社団法人 ペットフード協会調べ

◆椎間板ヘルニアの正確な診断に必要な高度画像検査の利用率はCT で11%、MRI で6%

椎間板ヘルニアを発症もしくはその疑いを診断された犬の飼い主100 名に、診断における検査方法について聞いたところ、触診 82%、レントゲン 70%、CT 11%、MRI 6%と、簡易な検査が大半を占め正確な診断に不可欠な高度な画像検査データを用いる割合が非常に少ないことが伺えます。

【エルムス動物医療センター 早田明院長のコメント】

『犬の椎間板ヘルニア』は突発的でかつ進行が早いため、発見と治療が遅れると、麻痺が残ったり、歩けなくなったり、最悪の場合は命の危険すら伴う病気です。早期発見・早期治療のために大切なのは、飼い主様がこの病気の危険性を正しく理解し、少しでもペットの様子がおかしいと感じたら病院に連れて行くのを心掛けることです。犬種によって発症率のばらつきはあるものの、全ての犬種に発症の可能性があるため、犬を飼う全ての方に知っていただく必要のある病気です。

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≪犬の椎間板ヘルニアとは?≫

背骨を連結している椎間板が何らかの原因で正常な位置から逸脱し、背骨の中を通る脊髄(太い神経)を圧迫する状態を「椎間板ヘルニア」といいます。圧迫される神経の場所や状態によって様々な症状を呈しますが、最初は体を触られることを嫌がる、階段を避けるなどの症状が表れ、重症化すると、下半身が麻痺し歩けない、自分で排泄できないなど、犬にとっても飼い主様にとっても辛い状態に至ります。

≪犬の椎間板ヘルニアの危険性≫

犬の椎間板ヘルニアは突発的でなおかつ進行が早いため、異変が起きたらすぐに病院で検査を受け治療する必要があります。犬の病気の中でも緊急性が高い病気のため、飼い主様の正しい知識と迅速な対応が求められる一方、飼い主様の的確な判断により、早期発見・早期治療を実施できれば、元の状態に回復する可能性が十分ある病気です。

≪検査と治療方法≫

犬の椎間板ヘルニアには、大きく分けて内科治療と外科治療の二つの治療法があります。内科治療では神経の圧迫は残したまま、症状の緩和を促すため安静を原則に投薬などの処置を施します。一方外科治療では神経の圧迫部分を取り除く手術を施します。圧迫を取り除いた場合、早期で治療できた場合は2週間ほどで回復するケースがほとんどです。
治療法を判断する上で不可欠なのが神経の圧迫の有無、その位置や度合いを確認できる情報です。圧迫の有無を確認できない限り、同様の症状が表れる他の病気でないと言い切れませんし、圧迫の位置や度合いによって、どの治療法で治せるかを判断できるからです。こうした情報を検査できるのが、CTやMRIといった高度な画像検査機器です。問診や触診だけで診断できる病気でないことはもちろんですが、レントゲン検査でも、椎間板や神経を含む体の軟部組織を撮影することができないため、神経の圧迫の有無、その位置や度合いを確認することは困難です。従って、椎間板ヘルニアの正確な診断にはCTやMRIが不可欠といえます。
近年、大学病院を含め高度な画像検査機器を備えた動物医療施設の数は増えてきているため、病院や飼い主様の積極的な活用が望まれます。

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【調査設計】

●調査方法 :
インターネットによるアンケート調査
●調査目的 :
犬の椎間板ヘルニアに関する意識調査
●調査期間 :
2012 年2 月17 日~2012 年2 月22 日
●対象地域 :
全国
●対象者 :
現在犬を飼っている20 代以上の男女9,142 名
現在犬を飼っていない20 代以上の男女400 名
本件に関するお問合わせ先
エルムス動物医療センター
広報担当 株式会社プラップジャパン 持冨・山口

TEL:03-4580-9104 FAX:03-4580-9130
E-mail:elms@ml.prap.co.jp

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この企業の情報

組織名
エルムス動物医療センター
ホームページ
http://www.elms-amc.com/
代表者
早田 明
上場
非上場
所在地
〒168-0074 東京都杉並区上高井戸1-14-4
連絡先
03-3304-4090

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