テクトロ二クス、全米放送機器展(NAB SHOW) 2012に出展し、ポストプロダクション、放送、ケーブルに向けた最新ソリューションを紹介

  • 株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ

ビデオ品質と伝送の課題に対応する新製品やソリューション

報道発表資料翻訳
2012年4月13日

[2012年4月11日 米国ネバダ州ラスベガス発]
テクトロニクスは、2012年4月16日から19日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催される「全米放送機器展2012(National Association of Broadcasters(NAB) 2012 Conference」(ブース番号: N1023)に出展し、放送局、ポストプロダクションにおける品質モニタリングのために開発されたソリューションを発表、展示します。

今回のNABでは、"Realizing Content Quality from Production to the Home"(プロダクションから視聴者まで、高品質なコンテンツを実現)をテーマに、波形モニタ新製品、波形ラスタライザ新製品、新機能が追加されたファイルベースのビデオ品質検証、ビデオ・ネットワーク・モニタリングなど、豊富なラインアップを紹介します。ブース内ではさらに、著名な編集者でありカラリストでもあるSteve Hullfish氏を招き、波形モニタを使用したカラーコレクションのテクニックを紹介するプレゼンテーションを行います。

放送
【新製品】: WFM2200型 現場エンジニア向けのポータブル波形モニタ
新製品WFM2200型ポータブル波形モニタは、直感的に操作できるように設計されており、現場における信号またはコンテンツ品質の問題をすばやく効率的に検出し、診断、解決します。HD、SD、デュアル・リンク、さらにオプションで3G-SDIに対応するWFM2200型は、大型で明るいLEDバックライト・ディスプレイを装備しています。また、脱着可能なバッテリを装備しているため、ダウンタイムを最小限に抑えます。CRTのようにシャープなディスプレイにより、問題の信号を迅速に検出し、ビデオ/オーディオ信号問題をすばやく解決します。波形モニタリングとテスト信号発生を組み合わせることで、2つの放送設備デバイス間のリンク性能を検証します。アナログ信号として外部リファレンスを表示することでビデオ・シンク・パルスの品質をチェックし、テクトロニクス特許のタイミング表示により設備システムのタイミングが確認できます。
WFM2200型はANCデータとSDIデータのモニタリングもサポートしており、クローズド・キャプション、サブタイトル・デコード、アクティブ・フォーマット・ディスクリプション検出/デコード、VANC(Vertical Ancillary)データのテスト機能を備えています。

【新製品】: TG8000型マルチフォーマット・ビデオ・ゼネレータ
ルータ、サーバ、エンコーダ、トランスコーダなどのプロ用ビデオ機器の設計、検証に最適なSD/HD/3G-SDI信号ゼネレータ
新製品TG8000型マルチフォーマット・ビデオ・ゼネレータは、高安定、高品質なマルチフォーマット対応のTV同期/テスト信号発生を、12種類のモジュールから組み合わせるモジュラ方式によりサポートします。
新製品SDI7型モジュールは、1台でマルチフォーマット(3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI)をサポートし、さまざまなテスト・パターンを出力します。エンベデッド・オーディオ、ANCデータ出力ができるため、製造現場でのテスト、放送現場におけるインストレーションで必要となるテストが行えます。テスト信号にサークル、多言語テキスト、カラー・ロゴを重ね書きすることができ、アスペクト比のチェック、ストリームの特定、または局名ロゴの適用が可能になります。豊富な信号ライブラリも含まれており、コーデックのテストで重要となるムービング・ゾーン・プレート・テスト信号も含まれています。

Cerify Version 7.4: ファイルベース・ワークフローにおけるビデオ、オーディオの品質検証
最新のソフトウェア・リリースバージョン7.4では、大幅なスピード改善がおこなわれ、リアルタイムを超える高速にコンテンツ検証を可能にします。また、DNxHD、JPEG2000フォーマットのサポートが追加されて幅広いワークフロー環境に対応できるようになりました。さらに、テレテキストとDVBサブタイトル検証機能が強化され、既存の608/708キャプションをサポートします。

Sentry Edge: CALM法の適合性モニタリング
8VSB RFインタフェースを装備したSentry Edgeの新しいオーディオ・ラウドネス・モジュール(ALM)により、放送事業者は過大音量のコマーシャルをモニタし、CALM(Commercial Advertisement Loudness Mitigation)法、およびカナダCRTCオーディオ・ラウドネス規制(審理中)への適合性を確認することができます。ALMのオプションを装備したSentry Edgeは、総合的なオーディオ・ラウドネスとクローズド・キャプションのモニタリング・ソリューションを提供します。米国では、Sentry Edgeによって、CALM法、クローズド・キャプション規制で違反が発生した場合にFCCで求められるモニタ/レポート機能に対応しており、60日間のグラフ作成、実行レポート、トレンド解析機能が過去の運用状況を検証するために最適なソリューションを提供します。

ポストプロダクション
【新製品】: WFM7200型波形モニタ、WVR7200型波形ラスタライザ
優れたコンテンツ品質検証と正確な調整機能を実現
HDTV、デジタル・シネマの普及により、視聴者の期待するコンテンツ品質の向上に対応するため、オリジナル・コンテンツ制作、ポストプロダクション(デジタル・マスタ)において高解像度のビデオ・フォーマットを使用するようになっています。WFM7200型波形モニタ、WVR7200型波形ラスタライザは、ビデオ・コンテンツの品質検証と正確な調整を行い、編集やフォーマット変換におけるガマット・エラーを低減します。これにより、クライアント・ニーズに対応し、作業のし直しを防ぐことが可能になります。テクトロニクス特許のLQV(Luma Qualified Vector)表示、スピアヘッド表示をダイアモンド・ガマット表示と組み合わせることで、正確なカラー・ガマット調整のための包括的なカラー・ガマット・モニタリング機能が得られます。WFM7200型、WVR7200型共に数多くのデュアル・リンク信号フォーマットを標準でサポートしており、さらにオプションでより高いフレーム・レート(1080P 50/60)のフォーマット、3Dフォーマット対応にもアップグレードできます。

ケーブル
【新製品】: MTS4000シリーズ
MPEGテスト・システムによるIPビデオ品質と10Gネットワークのモニタリング
新製品のMTS4000型MPEGテスト・システムは、オーディオ/ビデオ、トランスポート障害解析/トラブルシュートに最適なソリューションを提供します。デジタル放送システムやIPTVシステムの設計、検証/テスト、現場での診断とトラブルシュートに最適な、ビデオ/オーディオ品質解析機能が利用できます。MTS4000型は、基本的なTS解析機能を標準装備した低価格なMPEGテスト・システムです。さまざまなアプリケーションに対応できるよう、インタフェースの拡張性とソフトウェア解析オプションが用意されています。
ネットワーク・インタフェース・オプションとしては、フル・ライン・レート1Gigabit Ethernet、10Gigabit Ethernetが用意され、RFインタフェースとしては、ATSC 8-VSB、QAM-B、DVB-C、DVB-S2が利用できます。また、QuadポートASIインタフェースを装備することで複数TS同時解析が可能です。リアルタイム・ビデオ/オーディオQoE解析は、TS解析とリンクすることで、ライブ・ストリームの品質検査をリアルタイムに実行可能します。さらに、ヒューマン・ビジョン・モデルによるピクチャ・クオリティ解析や、H.264/AVCイントラ・プロファイル、SVCサポートによる拡張ES解析など、ソフトウェアによるビデオ/オーディオ品質のクロスレイヤ解析、クロスドメイン解析が行えます。

Sentry: H.264知覚ビデオ品質(PVQ)メトリクスとサムネール表示機能がサポートされ、優れたQoEモニタリングを実現
Sentryは、PVQ機能によりH.264ストリームの知覚ビデオ品質(PVQ)モニタリングが可能になりました。PVQ は、eMOS(平均オピニオン・スコア)の様に、ブロック歪などの過圧縮に関連するエラーを検出することで、過圧縮の程度による視聴者のQoEへの影響を検査します。OTTアプリケーションなどでは、インジェストやトランスコーダ前(プレフラグメンテーション・ステップ)で、コンテンツのQoE、PVQをチェックします。さらに、Sentryのレポートにオンデマンド・サムネール表示がサポートされ、プログラム・コンテンツの検証操作が容易になりました。

Sentry Assure: ケーブルのポストスライス広告検証モニタリング
Sentry Assureは、Sentryビデオ・クオリティ・モニタ・シリーズであり、特に広告挿入などポストスライス・モニタリングのために設計されています。1GbpsまでのGigabit Ethernetインタフェースをモニタできるため、変調前の膨大なコンテンツをリアルタイムでモニタリングします。オーディオ・ラウドネス問題のモニタ、ポストイベントの検証を行うことで、サービス事業者はCLAM法、規制適合性および監査要件に対応したクレームの妥当性を検証できます。さらに、SCTE-608/708/20仕様に対してクローズド・キャプション・キャリッジのコンプライアンスが検証できます。また、広告インサーションをモニタリングし、SCTE-35のメッセージ・インテグリティを検証します。これにより、サービス事業者は広告が正しくインサーションされたことを確認し、正しくインサーションされなかった場合についての問題も発見できます。

テクトロニクスについて
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja )をご覧ください。

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組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
http://jp.tek.com/
代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
0120-441-046

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