発達障がいの子どもを支援する学習塾「Leaf」 、低所得家庭向けに授業料を免除する「スカラシップ制度」を全16教室で1月導入

株式会社LITALICO

所得格差から生まれる教育格差解消に向けた取り組み

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障がい者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥)は、運営する学習塾「Leaf」にて、発達障がいの診断を受けたり、発達面の課題を感じながらも低所得家庭のために適切な教育サービスを受けることが難しい子どもに向けて、世帯収入など一定の条件を満たすことで「Leaf」の集団指導クラスにおける授業料を免除する「スカラシップ制度」を2015年1月から全16教室で導入いたします。 ■ Leafとは 「Leaf」は、発達が気になるお子さまの教育から始まった幼児教室・学習塾で、現在首都圏32箇所(うち学習塾「Leaf」は16教室)で展開、約5,000名のご利用をいただいています。学習指導はもちろん、子どもの発達段階に応じた生活スキルや対人コミュニケーションなどのソーシャルスキルの指導を通して、すべての子どもたちがより楽しく学べ、達成感を得られるように、個々の特徴や成長に合わせて、教え方や環境を工夫しています。発達に課題のある子どもは、あいまいな指示に対して混乱したり、集団行動を苦手とするケースも少なくないため、誰もが理解しやすいUDL(学びのユニバーサルデザイン)型の指導を行っています。 ■ サービス開始の背景 子どもの貧困率は年々増加傾向にあり、平成24年には16.3%と過去最悪の結果となりました※1。また、文部科学省が行った全国の小・中学生を対象とする学力テストでは、親の所得が高く、学習塾など学校以外の教育費の支出が多い家庭の子どもに比べ、低所得の親を持つ子どものほうが正解率が低いという結果も出ています※2。さらに高校進学率についても、一般世帯が98%であるのに対し、生活保護世帯は約88%に留まっており、保護者の所得が子どもの進学に関連していることが明らかになっています※3。 当社が運営する学習塾「Leaf」への問い合わせにも、「子どもの発達に課題を感じており、『Leaf』へ通塾させたいが、収入面に不安があり通わせることが難しい」という声が少なくないことから、当社として低所得の家庭に育つ子どもたちのためにできることとして、「Leaf」の授業料を免除する「スカラシップ制度」を5月以降、千葉県や埼玉県内の一部教室で先行導入し、好評をいただいていることから、2015年1月より全教室で導入することを決定しました。 当社では、この「スカラシップ制度」導入により、所得の大小に関係なく、子ども一人ひとりの特性に合わせた指導を行うことを通し、所得格差による教育格差を少しでも解消していきたいと考えています。 ※1 厚生労働省 「平成25年 国民生活基礎調査」より ※2 文部科学省 「平成25年 全国学力・学習状況調査および保護者アンケート結果」より ※3 厚生労働省 「平成23年 貧困・格差、低所得者対策に関する資料」より ■ 学習塾Leaf 「スカラシップ制度」概要 ・開始日:2015年1月4日(日) ・対象:世帯収入300万未満または生活保護受給世帯の小学生以上の子ども ・期間:入塾から2016年3月まで      ※毎年3月に対象者の世帯収入等を確認の上、4月以降の制度利用を決定させていただきます ・内容:入会金/集団指導(1クラス・月4回)無料      ※教室運営費として月額1,000円(税抜)を負担いただきます。 ・定員:1教室あたり5名 ・選考:申し込み書類の確認・指導員との面談 ・お問い合わせ先:03-6846-8484(総合窓口)、もしくは各教室までお問い合わせください。 【LITALICOについて】 LITALICO(旧社名:株式会社ウイングル)は、2005年12月設立以来、日本における社会問題としての「障がい者雇用」分野に着目し、一法人としては全国最多となる全国44拠点(2014年12月時点)で事業所を展開しています。企業向けの障がい者雇用支援から始まった事業は、現在では障がい者向け職業訓練事業、そして障がい者の家族向け事業や教育事業など、その領域を広げています。幼児教室・学習塾「Leaf」を首都圏32箇所(2014年12月時点)で開校しているほか、2014年4月に、IT・ものづくり教室「Qremo」を東京・渋谷にオープンしました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
株式会社LITALICO
三谷・本谷・山口
TEL:03-5704-7355 

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