弘前大学(青森県弘前市)のプロジェクト「医理工を核とした科学技術・イノベーション創出研究者の育成」が、このたび、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択された。
「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」は、我が国の科学技術・イノベーションを担う人材を育成するため、優秀で志のある博士後期課程学生が研究に専念するための経済的支援(生活費相当額及び研究費)および博士人材が産業界等を含め幅広く活躍するためのキャリアパス整備を一体として行う実力と意欲のある大学を支援する事業。
弘前大学はこのプログラムにおいて、同大の「強み」である①健康社会医理工学研究、②半導体、エネルギー分野の技術開発・イノベーション、③宇宙物理学・量子科学の3テーマを核とし、地域等の課題を発見し行動や事業を起こす「起業家精神」を備えた人材を育成し、地域に還元することにより、地域社会の活性化と持続的発展を牽引するというビジョンを掲げた。
ビジョン達成のため、産学官民と連携して博士課程教育の充実を図り、博士後期課程修了者のキャリアパスとして大学・公的研究機関及び企業等の研究者に加え、URA(University Research Administrator)や起業家等の新たな選択肢を呈示し、持続可能な形で多様なキャリアパスの整備を進めていく。
また、選抜された博士後期課程学生に対しては、自由で挑戦的・融合的な研究に専念できるよう研究奨励費及び研究費を支給するとともに、海外渡航支援、インターンシップ、さまざまな分野の研究者との交流機会等の提供を行っていく。
【研究奨励費及び研究費の額】
・研究奨励費:240万円(20万円/月)
・研究費:20万円(標準額)
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/