【東京農業大学第三高等学校附属中学校】7/11(火)大学生と一緒に「模擬ゼミ」を体験

学校法人東京農業大学

3年生の生徒たちが、東大生ほか現役学生10人と交流。終了後には東京大学本郷キャンパスを見学しました。

東京農業大学第三高等学校附属中学校(埼玉県東松山市)の3年生は、2023年7月11日(火)、東京都文京区の東京大学本郷キャンパスにほど近い「ホテル機山館」にて、「模擬ゼミ」を体験する校外学習を実施しました。キャリア教育の「学問研究プログラム」の一環として毎年実施されており、今回で11回目となります。「大学での学び方」を体験するとともに、実際に大学生のリアルな声を聞くことで、生徒たちが大学進学や将来に対して、より意識を高めることを目的としています。

中学1年次から始まる農大三中のキャリア教育。特に2年生の「企業探求プログラム」では「身近な職業」をきっかけに、関連する学問への理解を深めています。既に少しずつ「気になる学び」を見つけている3年生の生徒たちは、そのテーマごとにクラスを超えてグループを組み、今回の「模擬ゼミ」に望みました。

会場で生徒たちを待っていたのは、すぐ近くの東京大学本郷キャンパスで学ぶ学生を中心に、慶應義塾大学や学習院大学など、様々な学部で学ぶ10人の大学生。生徒たちのグループに1名ずつ加わり、ディスカッションをコーディネイトしてくれました。


グループワークの始めに、アイスブレイクとして10分程度の自己紹介を終えると、早速「模擬ゼミ」が始まります。今回は「10年後にどのような携帯電話を売り出せばヒットするか」という課題が用意されました。
「大学で研究テーマとなる学びは、必ずしも答えがあるとも、また1つとも限らない」「大切なのは、チーム全員が納得できる解を出すこと。そのためには全員が積極的に発言することが必要」という「大原則」が示された後、50分のディスカッションがスタート。生徒の手元には「携帯電話の所持率」や「購入時に重視するポイント」などのデータが、ビジネスマン、大学生、主婦、子供、高齢者といったターゲット別に記された資料が配付され、「事実に基づいた論理的な意見」であることの重要性も示されました。

「若者やビジネスマンはもちろんだが、今後ますます増える高齢者層が、新しいマーケットになるはず」「機能は進化するが、より使いやすい商品が求められる」など、これまでの学校での様々な活動の成果もあり、各グループでは、序盤から活発な意見が飛び交いました。


休憩をはさんだ後半は、大学生への質問タイム。「高校時代をどのように過ごしたか」「受験勉強への向き合い方は」「大学生になってどのような1日を過ごしているか」など、生徒たちから次々と質問が出ると、大学生たちも用意した資料やパソコンの画面を見せながら、分かりやすく説明をしてくれます。先輩たちの具体的なエピソードを踏まえたアドバイスに、生徒たちは熱心にメモをとりました。

最後に東京大学の学生からキャンパスの見どころを伺い、記念写真を撮ったところで今回の交流企画は終了です。ホテルを後にすると、赤門の前を通って本郷キャンパスの構内へ。安田講堂を始め、歴史と風格を感じる校舎の数々を眺めながら、学生食堂での昼食となりました。生徒に本日の感想を伺うと、「大学が楽しいところだと改めて感じた」「何を学ぶのか、入学してからも自分でどんどん選択していけることが分かった」「いろいろなことに、たくさん挑戦したいと思った」など、様々な声があがりました。

「何ごとも前向きに捉え、いろいろなことを経験していくことの大切さを、生徒たちはたくさん感じ取ったと思います。大学に行きたいという気持ちは、より強くなったのではないでしょうか」と、学年主任の松吉杏佳教諭は語ってくれました。今回の活動内容は、今後、グループごとに資料にまとめ、9月9日(土)・10日(日)の文化祭で発表するとのこと。どのような発表となるのか、こちらも楽しみです。

取材・撮影:学校法人東京農業大学 初等中等教育部(TEL:03-5477-2391)
 

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