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日本工業大学は11月に「イノベーション・起業教育センター」を設立しました。地域社会や企業を支えるイノベーション人材・企(起)業家精神を有する人材を輩出するための教育機会の充実に加え、学生の「ビジネスアイディア」や「想い」を実現するための仕組みづくりを産官学金連携で推進していきます。
◆ 経緯
日本工業大学では以前より、産学連携と起業教育を一体的に取り扱う「産学連携起業教育センター」にて起業教育を行ってきました。授業「起業とビジネスプラン」や学内ビジネスプランコンテストにおける学生のアイディアは年間300件を超え、社会課題や地域課題の解決を目指すプランも多く誕生しています。近年、こうした実績について学外での周知が進みつつあります。
その一方で、学生のアイディアを実現段階まで導くためには、支援人材やバックオフィス部門、技術的課題の解決、リスクマネーへの対応等、様々な「ハードル」があり、大学単体では困難でした。そこで、該当部門を独立させ「イノベーション・起業教育センター」を設立しました。学生主体の起業に対する地域の産学官金連携を確立し、学生のアイディアや想いを実現できる支援体制を目指します。
◆ 主な事業内容
以下の活動により、本学のイノベーション教育、起業教育を通じて学内外に貢献します。
1)イノベーション教育・起業教育に関する企画運営
「現代社会の基礎知識」「現代社会の諸問題」「会社の仕組みと経営の仕組み」「起業とビジネスプラン」といった本学の一連の科目群と連携しながら、学生のアンテナ・社会課題の認識・アイディア発想法・起業に関する動機づけを図り、イノベーション教育・起業教育の質を高めます。更に学内だけではなく、学外や地域のニーズに対応した教育機会の充実を目指します。
2)学生のアイディアや想いを実現するための「学びのインキュベーション」機能の実現
学内のみならず学外との産官学金連携体制により、ノウハウを持つ人材と学生を結び付け、学生によるビジネスアイディアや社会解決アイディアの実現を支援する「学生に特化したインキュベーション機能」を実現します。また、本学に対する募金制度である「学校法人日本工業大学みらい募金」等、学内外の支援体制を活用し、学生による試作や市場調査に関する金銭的支援等、学生がリスクマネーを意識せずに挑戦できる仕組みを作ります。
3)イノベーション教育・起業教育の周知・社会貢献
イノベーション教育や起業教育が、「特別の資質を持つ人向け」ではなく、エンジニアを含む幅広い人材に有用な教育と定義づけ、本学のもつ特徴的な教育システムやノウハウを広く地域社会に周知し、提供します。更に、地域と連携し、授業やビジネスプランコンテストにおいて地域課題を学生の「ビジネスアイディア」により解決するような社会貢献、地域活性化の仕組みを提供します。
◆参考情報
・学校法人日本工業大学 みらい募金
https://nitmb.jp/candomb/
・日本工業大学 イノベーション・起業教育センター 筒井 研多
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/se_tsutsui
▼本件に関する問い合わせ先
日本工業大学 イノベーション・起業教育センター
住所:埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
TEL:0480-33-7522(直通)(火・木・金 10:00~17:00)
FAX:0480-33-7523
メール:sangaku@nit.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/