シュローダー・グループのブルーオーチャード、2021年は力強いインパクトとパフォーマンスを発揮 ~気候変動対策やファイナンシャルインクルージョンを促進する投資プラットフォームをさらに強化~
今年は、気候変動対策やファイナンシャルインクルージョンを促進する投資プラットフォームをさらに強化していきます。
2021年のハイライト
成長市場における気候変動対策の推進
気候インパクト戦略の拡大は、ブルーオーチャードの重要な課題の1つです。シュローダーと協働し主にエマージング市場を投資対象とする気候変動債券戦略を立ち上げ、サステナブル・インフラ戦略のファースト・クローズを成功裏に完了させるなど、ブルーオーチャードは気候変動危機と、環境の前向きな変化に焦点を当てた気候インパクト戦略に対する投資家の強い需要に応えました。
新型コロナ禍でファイナンシャルインクルージョンを促進
2021年12月現在、ブルーオーチャードは成長市場の約2億3,000万人に金融サービスへのアクセスを提供しています。260件を超えるプライベート・デット取引において14億米ドル以上の投資を行い、新型コロナウイルスが流行する中、地域横断的に投資プラットフォームを拡大し続けました。
さらに、ブルーオーチャードのCovid19支援戦略は2億米ドルを超え、被害の大きな市場において雇用を守り中小企業を支援する主要なブレンデッド・ファイナンス・ソリューションに発展しました。
インパクト測定・管理におけるリーダー
ブルーオーチャードは、現在・将来の投資先ごとのインパクトを体系的に評価し改善余地を特定するため、業界標準のインパクト測定フレームワークの最新世代、B.Impactを独自に開発しました。
2021年には、B.Impactは、上場債券やサステナブル・インフラストラクチャといった新しい資産クラスに拡大されました。
20年にわたるインパクト投資
2021年、ブルーオーチャードは、ダブル/トリプルボトムラインの概念に沿った投資を行い、地域社会や環境に対しプラスのインパクトもたらし続けて20年を迎えました。
ブルーオーチャードの投資を通じて、新興国やフロンティア市場で何百万人もの低所得層が金融サービスへアクセスできるようになりました。その一部は、ブルーオーチャードの記念書籍「This Is My Story」に描かれています。
今後の展望:ファイナンシャルインクルージョンと気候変動対策に注力
2022年、ブルーオーチャードは、上場およびプライベート市場において、インパクト投資ソリューションを引き続き拡大していく予定です。さらに、債券やプライベート・インフラ戦略、ファイナンシャルインクルージョンの提供を通じて、気候変動危機と新型コロナ禍への対応に注力します。
ブルーオーチャード CEOフィリップ・ミューラーのコメント:
「20周年の記念すべき年に、投資プラットフォームを大幅に拡大し、地域の専門知識を有効に活用することなどにより、私たちはインパクト投資のリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化できたと考えています。新しい気候変動戦略を立ち上げ、インパクト投資の対象を拡大し、厳しい環境にあっても全般に力強いパフォーマンスを実現しました。私たちは、地域社会や環境、特に最も必要とされる地域において持続的にプラスのインパクトを及ぼすという使命を引き続き推進していきます。」
ブルーオーチャード 取締役会長 ピーター・ファンコーニのコメント:
「この20年間、ブルーオーチャードが成功裏に発展してきたことを喜ばしく思っています。ブルーオーチャードの世界中の専任チームは、責任あるポジティブで持続的なインパクトと魅力的なリターンは両立されるものであることを、繰り返し示してきました。新年度も意欲的な活動が行われていくことを楽しみにするとともに、従業員、投資家やパートナーのみなさま、シュローダーの信頼に感謝します。」
以上
■ブルーオーチャード
ブルーオーチャードは、シュローダー・グループの一員でインパクト投資に特化した世界有数の資産運用会社です。インパクト投資の先駆者として、投資家に魅力的なリターンを提供すると同時に、地域社会や環境に対して持続的にプラスのインパクトを与えることを目指しています。ブルーオーチャードは、2001年に国連主導で設立された、世界初のマイクロファイナンス投資の民間運用会社です。
ブルーオーチャードは、幅広い資産クラスにおけるインパクト投資ソリューションを提供しています。インパクト投資ソリューションをすべての人々にお届けし、社会や環境に利益をもたらすような資本の活用を推進することを目指し、エマージング及びフロンティア市場の何百万人もの起業家と投資家をつないでいます。
高い専門性を持つ運用会社として、また革新的なブレンデッド・ファイナンスのスペシャリストとして、世界に洗練された顧客を持つとともに、世界の主要な開発金融機関から信頼されるパートナーでもあります。これまでに、90カ国以上で90億ドル以上の投資実績を積んできました。
2021年12月時点で、投資を通じた貢献により、エマージング及びフロンティア市場において、2億3,000万人以上の貧困層、社会的弱者層の人々が、金融関連サービスを利用できるようになりました。詳細については、ウェブサイト(www.blueorchard.com)をご覧ください。
■シュローダー・キャピタル
シュローダー・キャピタルは、投資家の皆さまに、幅広いプライベート・アセットへの投資機会、ポートフォリオの構成要素、カスタマイズされたプライベート・アセット戦略へのアクセスを提供します。プライベート・マーケットにおけるすべての資産クラスにおいて、直接投資とソリューションを組み合わせ、業界最高水準のリスク調整後リターンを提供することに注力し、20年以上にわたり事業を展開しています。シュローダー・キャピタルは、パフォーマンス、コラボレーション、高潔に特長づけられた文化を基盤に、厳格なアプローチにより持続的に魅力的なリターンを達成することを目指しています。
665億ドル*を運用するシュローダー・キャピタルは、不動産、プライベート・エクイティ、セカンダリー、ベンチャー・キャピタル、インフラストラクチャー、証券化商品、プライベート・デット、保険リンク証券、インパクト投資(ブルーオーチャード)など、多様な投資戦略を提供しています。
*2021年6月30日現在
■シュローダー・グループのESGの取組み
「質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、本業を通じて、環境や社会の変化および課題解決に対応する企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる」という考えのもと、シュローダーは20年以上、ESGの要素を取り込んだ運用を実践しています。
ESGの観点を加味した運用を通じて、社会や環境にインパクトを与える真の企業価値向上を促すと同時に、社会や経済全体の利益となり、投資収益の拡大にも繋がることを目指しています。
■シュローダー・グループの概要
シュローダー・グループは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指す、英国屈指の独立系資産運用グループです。ロンドン証券取引所に上場しています。1804年の創業以来200年以上にわたり、年金基金から機関投資家、個人投資家まで、世界の投資家に、長期的な視点に立ち幅広い投資ソリューションを提供しています。現在、運用資産総額は約107兆円*に上ります。
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。
※2021年6月末現在。*7,004億英ポンド、1英ポンド=153.32円換算。
※本資料におけるシュローダー・グループとは、シュローダーplcを直接もしくは間接的に親会社とする会社などを言います。
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