ポーラ美術館 2022年 企画展スケジュールのご案内
開館20周年となる2022年は、当館のコレクションの現在をご紹介する「モネからリヒターへ―新収蔵作品を中心に」、歿後50年となるピカソの画業を振り返る「ピカソ 青の時代を超えて」を開催します。
■ポーラ美術館開館20周年記念展「モネからリヒターへ―新収蔵作品を中心に」
会期:2022年4月9日(土)~2022年9月6日(火)
本展覧会は、鈴木常司が収集したコレクションと、近年に新収蔵した作品を合わせて紹介する初の機会となります。企画にあたり、主要なテーマを「光」としました。モネや印象派の画家たちは光の表現を追究しましたが、リヒターなど現代の作家たちの作品にも、光への強い関心がうかがわれます。本展では、当館のコレクションの「現在」を紹介するとともに、美術館の未来とコレクションの可能性を探ります。
会 場:ポーラ美術館 展示室1~5、アトリウム ギャラリー、森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
出品点数:絵画、版画、彫刻他 約110~120点(予定)
おもな出品作家:ベルト・モリゾ、クロード・モネ、ヴィルヘルム・ハマスホイ、アンリ・マティス、フェルナン・レジェ、モーリス・ルイス、ドナルド・ジャッド、ジョアン・ミッチェル、ゲルハルト・リヒター、ケリス・ウィン・エヴァンス、関根正二、松本竣介、斎藤義重、白髪一雄
■歿後50年 ピカソ 青の時代を超えて
会期:2022年9月17日(土)~2023年1月15日(日)
本展覧会は、これまでポーラ美術館とひろしま美術館が、バルセロナ・ピカソ美術館の協力により深めてきた作品研究をもとに、ピカソの絵画制作のプロセスに焦点を当てる共同企画展です。両館の絵画コレクションのほか、国内外の貴重なコレクションを借用し、20世紀の巨匠が遺した創造の軌跡に迫ります。画家の原点である「青の時代」から、実験的なキュビスムの探究、さらに円熟期から晩年に至るまで、91年の生涯を通して旺盛な制作意欲を絶やすことのなかったピカソ。その絵画は歿後から半世紀を経てなお、生きた表現の力を鮮烈に発揮し続けています。
本展覧会は、絵画芸術に生涯挑んだ「描く」ピカソをより身近に感じ、その芸術を体感していただけるまたとない機会です。
会 場:ポーラ美術館 展示室1、3
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館、公益財団法人ひろしま美術館
出品点数:絵画、版画、彫刻他 約80点(予定)
おもな出品作家:パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、イシドラ・ノネイ等
※本展覧会はひろしま美術館に巡回します。[会期:2023年2月4日(土)~5月28日(日)]
【開催中の展覧会】
■「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」
会期:2021年9月18日(土)~ 2022年3月30日(水)
Courtesy of the artist and Hauser & Wirth © Roni Horn Photo: Koroda Takeru
本展は、国内の美術館におけるロニ・ホーンの初個展となるとともに、2002年の開館以来、ポーラ美術館における大型企画展としては初めて、同時代の作家を単独で取り上げる機会となります。近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、1980年代から今日に至るまでの約40年間におよぶ実践の数々を紹介します。
会 場:ポーラ美術館 展示室1、2 森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後 援:アメリカ大使館
協 力:Hauser & Wirth、ヤマト運輸
特設サイト :https://www.polamuseum.or.jp/sp/roni-horn/
■「モネ―光のなかに 会場構成:中山英之」
会期:2021年4月17日(土)~2022年3月30日(水)
ポーラ美術館は、国内最多19点のモネ作品を収蔵しています。季節や時間によって異なる表情を見せる、移ろいゆく光を生涯追い続けたモネ。本展では《ルーアン大聖堂》(1892年)や《睡蓮の池》(1899年)など、ポーラ美術館のコレクションから名品の数々をご紹介します。気鋭の建築家・中山英之が会場構成を手がける斬新な展示空間のなかで、モネ作品の新たな魅力に迫る試みです。
会 場:ポーラ美術館 展示室1、2 森の遊歩道
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後 援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協 力:株式会社丸八テント商会、株式会社 遠藤照明、(株)アーテリア
企画協力:株式会社中山英之建築設計事務所 株式会社岡安泉照明設計事務所
特設サイト:https://www.polamuseum.or.jp/monet_inthelight/
■HIRAKU PROJECT VOL.12 中嶋浩子「CONTINUUM|この世界を構成するもの」
会期:2021年9月18日(土)~ 2022年3月30日(水)
芸術表現と美術館の可能性を「ひらく」という趣旨の展示「HIRAKU PROJECT」の第12回目として、この世界を独自に解釈し、幾何学的連続模様(パターンデザイン)を用いて空間を再構成して表現するアーティスト、中嶋浩子をご紹介しています。
会 場:ポーラ美術館 アトリウムギャラリー
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
観覧料:無料
特設サイト:https://www.polamuseum.or.jp/sp/hiraku-project-12/
■ポーラ美術館について
開館時間︓午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館⽇︓無休 ※悪天候による臨時休館あり
所在地︓神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
TEL︓0460-84-2111
入館料:大人¥1,800/シニア割引(65歳以上)¥1,600/大学・高校生¥1,300/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000 ※すべて税込 団体割引、各種前売り券による割引あり
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/