遊休スペースを活用したエシカル消費型「スマートストア」の実証店舗をオープン ~栃木県を元気にする「とちぎんエシカルフェア」を開催~

NTT東日本

 株式会社栃木銀行(取締役頭取:黒本 淳之介、以下 栃木銀行)、株式会社ファーマーズ・フォレスト(代表取締役:松本 謙、以下 ファーマーズ・フォレスト)、東日本電信電話株式会社栃木支店(支店長:小林 博文 以下、NTT東日本栃木支店)は、栃木県産の商品や人・環境に配慮された商品を中心に取り扱うことでエシカル消費※1を促進し、地域への貢献を目指すことや、新型コロナ禍における非接触ニーズを受け、商品選択から決済までをスマートフォンで完結する「スマートストア」の実験店舗を栃木銀行 御幸ヶ原支店内にオープンします。

 ※1 地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。

1.背景と目的
 持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標として掲げられているSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の17のゴールのうちゴール12「つくる責任 つかう責任」に関連する取り組みとして「エシカル消費」が注目されております。

 また日本の少子高齢化率は主要先進国で最も高い水準にあり※2、なかでも小売・卸売業は、製造業と並んで産業別の労働人口が多い業種となっている※3ことから、労働力不足が深刻化していくことが予想されていることに加えて、新型コロナウイルスの影響により、来店客と従業員の双方の安全と安心を守るため、人を介さない現場オペレーションや購買行動が求められています。
 
 栃木銀行、ファーマーズ・フォレスト、NTT東日本栃木支店では、このような環境の変化や社会課題を踏まえ、遊休スペースを活用した無人でも運営可能な地域密着型スマートストア※4の実証実験を開始し、人口減少社会、そしてニューノーマルの時代に即した『地域エコシステム』の形成を目指してまいります。

 ※2 内閣府「高齢化白書」
 ※3 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2020年」
 ※4 陳列や清掃は人手により行います。また本実証店舗では、陳列や清掃に加えて、商品選択から決済までを
    スマートフォンで完結するご案内するために、一定期間人員を配置します。


2.実証店舗の概要と各社の役割
(1)運営期間

  2021年10月25日~2022年4月22日

(2)運営場所
  栃木銀行 御幸ヶ原支店(栃木県宇都宮市御幸ケ原町77番地5)

(3)運営店舗の主な特徴
 ・地域店舗との連携によるエシカル商品※5の販売
 ・地域に根差した銀行の遊休スペースの活用
 ・スマートフォンのみで商品選択、決済までが完結する、密接・密集を避けた非接触の購買
 ・AIを活用した需要予測による廃棄ロス削減及び発注作業の効率化を目指した店舗運営
 
 ※5 人・社会へ配慮した商品(障がい者支援につながる等)、地域へ配慮した商品(地産地消等)、環境へ配
    慮した商品(資源保護の認証がある商品やCO2(二酸化炭素)削減の工夫をしている商品等) 等


(4)各社の役割
 <栃木銀行>
  ・店舗スペースの提供
  ・店舗運営に関わる各種什器の提供
  ・商品選定における取引先企業の紹介
 
 <ファーマーズ・フォレスト>
  ・エシカル商品の提供
  ・店舗運営(商品の搬入、販売 等)
 
 <NTT東日本栃木支店>
  ・スマートストア運営に必要なICTサービスの提供
  ・AIを活用した需要予測及び映像解析サービスの提供※6,7

 ※6 カメラ機材、ならびに取得映像は、実証実験後に速やかに破棄し保管いたしません。
 ※7 カメラによる個人の特定は実施いたしません。


【実証店舗イメージ】


【ご来店者の商品選択から決済までの流れ】


3.今後の展開
 利用者のご要望やご利用状況等の実証実験の結果を踏まえ、ニューノーマルの時代にあった効率的な店舗運営や利用者に喜ばれる店舗展開を実現してまいります。

 さらには、地域のアセットである遊休スペースと最新テクノロジーを掛け合わせ、よりよいユーザ体験を新たに実現し、様々な企業が関わり合い共に創り上げ循環していく『地域エコシステム』の形成を目指してまいります。

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