NTT印刷と廣済堂及び福島印刷の業務提携について
廣済堂と福島印刷は、2015年6月に業務提携契約を締結し、シェアモデル・マネジメント(※1)によるコストとリスクの低減、競争力強化を図ってまいりました。今回、本スキームにNTT印刷が加わり、3社が連携することでシェアモデル・マネジメントの一層の発展・高度化を図ってまいります。そのファーストステップとして、NTT印刷のデジタルスマートファクトリー(※2)に、廣済堂及び福島印刷のデジタル印刷機を2台移設し、高解像度デジタル印刷機を最大4ライン同時稼働させることにより、量産体制を構築いたします。
※1 シェアモデル・マネジメント:各社が保有するリソースを高度なセキュリティ体制のもと効率的に
活用し合う事業最適化システム
※2 デジタルスマートファクトリー:NTT印刷が入間工場内に2021年8月に新設した生産拠点
1.本業務提携の背景と目的
NTT印刷は、NTTグループ唯一の総合印刷会社として、NTT請求書や官公庁・金融機関のお客様を中心とした大量の通知物の発行に数多くの実績を有し、封入封緘技術や品質・情報セキュリティに強みをもっております。また近年は、これまでお客様の印刷業務を実施する中で蓄積したノウハウを活用したDX・BPOサービスを展開しております。
廣済堂は、大手出版社との長年の取引から、出版印刷や冊子印刷技術に強みをもっており、デジタル印刷に関しては国内最高水準のカラーマネジメント技術を有しております。近年は、幅広い顧客資産とさまざまな事業領域で培った総合力を活用し、お客様の業務負担の軽減・業務サポートに貢献するBPOサービスも展開中です。
福島印刷は、市場動向を踏まえた企画提案を得意とし、DM(ダイレクトメール)等効果的なメーリングサービスを強みとしています。また、お客様の状況に合わせたone-to-oneドキュメント自動生成と、バリアブル印刷を組み合わせ、DMをまとめて生産するメーリングソリューション「パックサービス」により、短納期発送、価格低減を実現しております。
このように3社は、主力事業に印刷事業を有するという面において類似した業態ながら、各社がそれぞれ得意とするサービス・技術・ノウハウを活用し、互いに補完し合うことで相乗効果を高め、競争力強化、新商品・サービス開発による新たな市場・顧客の開拓など、将来的な成長への可能性を高めてまいります。
2.連携事項
(1)市場研究連携による提案力強化
(2)生産技術・ノウハウの活用による新商品・サービスの研究開発
(3)生産連携による生産効率・品質・セキュリティ管理レベルの向上
(4)生産設備の共用による効率的・効果的な設備投資・運用
(5)資材の共同購入及び共同運送等による効率化と原価削減
3.連携イメージ
4.今後の展開
本業務提携により、各社の強みと技術力を結集し、お客様の事業活動のサポートを強化すべく新たなサービスを展開してまいります。引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。