コロナ禍で、日本語教員を目指す学生が海外の日本語学習者とオンラインで交流

武庫川女子大学

武庫川女子大学文学部日本語日本文学科で、日本語教員をめざす学生たちが海外の日本語学習者とオンラインで交流しています。コロナ禍で外国人留学生が減少、海外協定校での実習も中止となる中、日本語学習者と接する機会を創出するのが目的です。これまでに、日本語を学ぶ各国外交官や公務員、協定校である韓国・韓南大学の学生とWeb交流会を開催。6月24日には香港SFA英文小学校(St.Francis of Assisi’s English Primary School)の児童らとオンラインで交流しました。  武庫川女子大学の日本語日本文学科では日本語教員養成に力を入れており、所定の単位を修得すれば、日本語教員の資格を得ることができます。例年は国際交流基金関西国際センターを通じ、日本語を学ぶ各国の外交官や公務員と対面で交流したり、夏に韓国の韓南大学で教育実習をしたりする機会がありましたが、2020年以降、すべて中止に。日本語学習者と対面で触れ合う機会が激減しました。このため、2021年5月から、日本語教育インターンシップや日本語教授法などの授業の一環としてWeb交流会を実施。親交のある機関や協定校を通じて日本語学習者に参加を呼びかけ、毎回、多数の参加を得ています。  香港SFA英文小学校とのWeb交流会には、同小学校から5,6年生29人、武庫川女子大学から3,4年生と大学院生の24人が参加しました。同小学校では高学年になると第二外国語として日本語を学ぶ機会があります。コロナ禍以前は修学旅行で来日するたび、武庫川女子大学を訪れ、日本語教員を目指す学生たちと書道や茶道で交流していましたが、今年は中止になっています。  Web交流会で香港の子どもたちは日本語で一人ずつ自己紹介。武庫川女子大学の学生が折り紙やじゃんけん、切り絵など日本の文化を題材に遊びを企画し、グループに分かれて交流しました。  日本舞踊をテーマにしたグループでは、着物姿の学生が傘や鈴太鼓、扇子、刀などの小道具を示しながら、簡単な動きを英語を交えてレクチャー。優雅な所作に子どもたちは興味津々の様子で、画面に顔を近づけ、「もう一回」とリクエストする場面も。  日本語日本文学科4年の伊藤留奈さんは「遠隔で伝わるか不安でしたが、予想以上にスムーズにできました。踊りを通して子どもたちと一体感を得られ、うれしい」と話していました。  また、かぶとやてるてる坊主を作ったグループでは、動画を画面共有して作り方を見せるなど、学生の細やかな準備が光りました。子どもたちは「楽しかった」「皆さんに会いたいです」など、英語と日本語で声を弾ませ、お礼として映画「千と千尋の神隠し」のテーマソングを広東語で合唱。多言語を自然に話す子どもたちの姿に学生は感心した様子でした。  武庫川女子大学では今後も日本語学習者とオンラインで交流する予定です。 ▼本件に関する問い合わせ先 広報室 米田浩子 住所:兵庫県西宮市池開町6-46 TEL:0798453533 メール:kohos@mukogawa-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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