シュローダー、投資が社会に与えるインパクトの事例を紹介する「MyStory」シリーズをウェブサイトに公開

シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社

シュローダー(本社:英国 ロンドン)は、投資が社会にどのようなインパクトを及ぼすのか、インパクトの評価が投資家のリスク調整後リターンにどう役立つのかを紹介する、「MyStory」シリーズをウェブサイトに公開しました。

プロダクト・ソリューション・クオンツ担当グローバルヘッドのカロリーナ・ミニオ・パルエロは、次のように述べています。
「投資資金をどこに振り向けるかによって、投資リターンを得るだけでなく、世界のあり方にインパクトを与えることができます。企業が社会や地球環境に与えるインパクトを理解することは、企業の真のコスト、ひいてはインパクト調整済み利益を見定める上で非常に重要です。」

「MyStory」シリーズでは、ヘッド・オブ・ヨーロピアン・ブレンド・エクイティ ニコレット・マクドナルド=ブラウンによる、フランスの鉄道メーカーであるアルストム社が、変化にどのように対応し成長を続けようとしているかをはじめとするStoryを紹介しています。

20世紀初頭、アルストムが製造していた蒸気機関車は環境を害するものでしたが、当時は他の輸送手段と速度や価格、豪華さを競っており、環境汚染は問題とはなりませんでした。その後、鉄道は車や手頃になった飛行機と激しい競争に晒されるようになりましたが、環境への配慮が重視される今日、復活をとげつつあります。

ニコレット・マクドナルド=ブラウンは、次のように述べています。
「アルストムは、2015年に事業を鉄道に特化しました。現在は、鉄道をサステナブル(持続可能)で安全な輸送手段として促進する計画により利益が見込まれています。この見通しには、2つの要素があります。一つは、鉄道技術自体が以前に比べてはるかに環境にやさしく、エネルギー効率のよいものになっていることです。そしてもう一つは、より多くの人や貨物が、環境に負荷がかかる別の輸送手段を利用する代わりに、鉄道を利用するようになっていることです。」

「鉄道は、主要な輸送手段の中で、最も二酸化炭素排出量が少ない手段です。鉄道の二酸化炭素排出量は、空路の8分の1、道路の3分の1ほどです。 国や企業が二酸化炭素の排出削減を進めるほど、鉄道に有利に働きます。」

技術も進化しています。アルストムは水素を動力源とし、水のみを排出する列車を開発しました。すでにドイツなどで運用が始まっています。

ニコレット・マクドナルド=ブラウンは、続けます。
「気候変動危機に直面し、輸送における脱炭素需要は急激に加速しています。アルストムは、その傾向が進むことで、利益を得られる立場にあります。 また、それは環境にもプラスです。」

その他の「MyStory」は、こちらからご覧ください。
https://www.schroders.com/ja-jp/jp/asset-management/sustainability/making-an-impact-through-sustainability/

カロリーナ・ミニオ・パルエロは、次のように続けます。
「企業に対する見方や評価方法の根本的な変化により、私たちの投資方法は変わりつつあります。かつてはリスクとリターンのみを考慮していましたが、現在では第3軸であるインパクト・リスクも評価しています。シュローダーは、長期的に成長を持続できる企業を探しています。利益のみを追求するのではなく、明確な存在意義のもとで運営されている企業は、持続性があり、投資家に対し長期的により魅力的なリスク調整後リターンを提供できると考えています。」

以上


シュローダー・グループのESGの取組み
質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、本業を通じて、変化する環境や社会における課題解決に対応する企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる、という考えのもと、シュローダーは20年以上、ESGの要素を取り込んだ運用を実践しています。
アクティブ運用会社として、社会や環境にプラスのインパクトを与える真の企業価値向上を促すことで、お客様に長期的な投資収益をご提供すると同時に、社会全体の利益にも貢献することを目指しています。

シュローダー・グループの概要
シュローダー・グループは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指す、英国屈指の独立系資産運用グループです。ロンドン証券取引所に上場しています。1804年の創業以来200年以上にわたり、年金基金から機関投資家、個人投資家まで、世界の投資家に、長期的な視点に立ち幅広い投資ソリューションを提供しています。現在、運用資産総額は約81兆円*に上ります。
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。
※2020年12月末現在。*5,744億英ポンド、1英ポンド=141.13円換算
※本資料におけるシュローダー・グループとは、シュローダーplcを直接もしくは間接的に親会社とする会社などを言います。

※本資料中に記載されたシュローダーの見解は、策定時点で知りうる範囲内の妥当な前提に基づく所見や展望を示すものであり、将来の動向や予測の実現を保証するものではありません。市場環境やその他の状況等によって将来予告なく変更する場合があります。本資料は、ESG投資、サステナブルインベストメントやインパクト投資などの投資啓発を目的とするものであり、個別銘柄についての言及がある場合は例示であり、当該個別銘柄等の購入、売却などいかなる投資推奨を目的とするものではありません。また当該銘柄の株価の上昇または下落等を示唆するものでもありません。

 

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