【東芝】株式会社REXEVと業務提携に関する覚書の締結

株式会社 東芝

eモビリティを活用した次世代インフラサービス事業の実現に向けた検討を開始

株式会社 東芝
東芝エネルギーシステムズ株式会社

株式会社東芝および東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、ESS)は、このたび、電気自動車(EV)などのeモビリティを活用したエネルギーマネジメント(EMS)とカーシェアリング事業を行う株式会社REXEV(レクシヴ:本社 東京都千代田区 代表取締役社長:渡部健 以下、REXEV社)と業務提携の覚書を締結し、eモビリティを活用した次世代インフラサービス事業の実現に向けた検討を開始しました。
本覚書は、東芝が進めるコーポレートベンチャーキャピタル活動の一環として、東芝およびESSが本年7月31日に実施したREXEV社への出資に基づくものです。

REXEV社は「全ての人が限界費用ゼロで移動できる。持続可能な社会インフラの実現」をビジョンに掲げ、eモビリティを活用したEMSやカーシェアリング事業を強みとするスタートアップ企業です。eモビリティが持つモビリティと蓄電池の2つの機能を活用することで、環境と経済の持続可能性を両立するソリューションを目指しています。具体的には、バーチャルパワープラント(VPP)の蓄電池としてのEV活用や、EVに充電する再生エネルギー比率の増加によって電気の地産地消を促進し、CO2削減や地域活性化など持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を進めています。また、REXEV社は、2019年度には環境省事業として小田原市の「脱炭素型地域交通モデル構築(*)」を受注し、同社のビジネスプランを実現する足掛かりを築いています。

東芝およびESSは、REXEV社への出資と業務提携を通じて、REXEV社が手掛けるeモビリティを活用したEMSやカーシェアリング事業、マネジメントプラットフォーム提供事業と、東芝グループの事業とのシナジーを検討します。

東芝およびESSは、エネルギー分野における豊富な知見と実績、技術・ノウハウ、IoTを駆使して既存のインフラシステムの価値を向上させるインフラサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献します。


【REXEVの概要】
会社名:     株式会社REXEV(レクシヴ)   
      https://rexev.co.jp/
代表者:     代表取締役社長 渡部健  
設立:       2019年1月  
資本金:     397.5百万円(資本準備金含む) 
従業員数: 11名
所在地:     東京都千代田区神田淡路町1-9-5
事業内容: EVを使ったエネルギー・マネジメントシステムの開発、EVカーシェアリング・サービス『eemo(*)』の運営等


* 小田原市の脱炭素型地域交通モデル構築
『eemo(イーモ)』は、当社がe-モビリティの普及と再生可能エネルギーの普及を目指して2020年6月に開始した、EV特化型のカーシェアリング・サービス。全車、EVを採用しており、カーシェアリングでEVを貸し出す一方、貸し出されていないEVは電力の調整力として電力需給調整等に活用。小田原市および湘南電力と共同で実証を行っており、再生可能エネルギー利用の最大化と、電力の安定化を目指して独自のエネルギーマネジメント技術を開発。また小田原市とは防災に関する協定を結び、災害時にはEVを電源として利用し、避難所等での電力供給を無償で行う。現時点で小田原・箱根地域で34台が稼働しており、2020年度末までの実証期間中に100台まで規模を拡大する予定。

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