空港検疫所における新型コロナウイルスの検査機器・試薬等の提供について

H.U.グループホールディングス株式会社

 当社の連結子会社である株式会社エスアールエル(代表取締役社長:東 俊一、本社:東京都新宿区、以下「SRL」)は、成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、関西国際空港の検疫所における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査で使用する検査機器および保守サービス、検査管理システム、検査試薬等を提供することとなりましたのでお知らせいたします。
 
 海外との人の往来については、経済活動の再開に向けて部分的・段階的に緩和する方針が示されており、水際対策の一環として新型コロナウイルス感染症が流行している国・地域から入国する際には、空港における検査等が求められています。これまでは、PCR法が当該検査に用いられてきましたが、検査時間が長く、また一定数の検体を一度に処理(バッチ処理)するため、検体採取から検査結果の報告まで時間を要しており、空港検疫所においてはより短時間で検査結果のわかる検査が求められてきました。
 
 この度は、当社の連結子会社である富士レビオ株式会社(代表取締役社長:藤田健、本社:東京都新宿区、以下「富士レビオ」)の高感度抗原検査である「ルミパルス® SARS-CoV-2 Ag」(以下、「本試薬」)を提供いたします。本試薬は、全自動化学発光酵素免疫測定システムである「ルミパルス G1200」(以下、「本機器」)の専用試薬であり、検体中に含まれる新型コロナウイルス抗原を測定し、高感度かつ定量的な検査結果の提供が可能となります。検査に要する時間は1検体あたり30分以内と短く、検体を逐次検査(ランダムアクセス)することから、検体採取から検査結果の報告まで短時間で行うことができます。なお、PCR検査と同様、本試薬は唾液検体を用いて無症状者の検査にも用いられることが2020年7月17日より認められています。
 今後につきましては、検査に必要な人員派遣や運用ノウハウの提供等、さらなるご支援を検討してまいります。
 また、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港の各空港検疫所には、富士レビオより本機器および本試薬を販売しており、本機器の設置は完了しております。
 
 本件による2021年3月期の当社連結業績への影響は精査中です。
 当グループでは、今後も新型コロナウイルスに対する検査技術の向上に貢献してまいります。
以上

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ