鳥取県およびJMAMのワーケーション推進に向けた包括連携協定の締結

株式会社 日本能率協会マネジメントセンター

ワーケーションを通じ、地方創生と働き方改革を“人づくり”から支援

鳥取県と、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM[ジェイマム])は、2020年8月4日、鳥取県におけるワーケーション※1事業の実施に向けた包括連携協定を締結いたしましたのでお知らせいたします。

新型コロナウィルスの影響を受け、働き方改革や新しい生活様式への対応が進む昨今、場所や時間にとらわれない働き方や高い生産性や創造性を生み出すための仕組みづくりが注目されています。とくに、テレワークを活用して普段の職場や居住地から離れ、リゾート地や温泉地など、各地で仕事を行いつつ、その地域ならではの体験(休暇、地域貢献、研修、ローカルビジネスとのコラボ等)を行う“ワーケーション”が、これからの時代の新たな働き方として関心が高まっています。

JMAMでは、ワーケーションの語義である「働く+遊ぶ」に「学び」の要素を付加した『ラーニング・ワーケーション』を提唱しています。激変する経営環境を背景に、事業と組織のイノベーションを推進する人材ニーズに応えるべく、全く新しいプログラム『here there』の開発を進めています。その実施地として、独自の体験ができる全国自治体との連携を強化しています。 

鳥取県では、関係人口の拡大による地域の活性化を目指し、2019年からワーケーションを推進しています。鳥取県は、コンパクトな県土の中で、鳥取砂丘や大山といった雄大な自然と人々の生活が隣り合い、豊かな文化や産業等を育ててきました。
鳥取県でのワーケーションは、鳥取砂丘に代表される豊かな自然と、そこで暮らす人々の絆、それらが育んだ文化や産業などをもとに、鳥取大学乾燥地研究センター等の協力のもと、地域から世界の課題を考えるプログラムが特徴です。
“人材育成”に強みを持つJMAMと、企業研修を組み込んだワーケーションを通じて、企業人材等との関係人口形成を図っていくという同県の方向性が合致し、このたび、鳥取県とJMAMは連携協定の締結に至りました。

JMAMでは、人生100年時代において、人は年齢から開放され、働き方や学び方は限りなく広がっていくとし、いかに「時間(とき)と学びをデザイン」しながら「成長を楽しむ」かが重要であると捉えています。企業の人材育成支援を事業の柱に、国内5,500社以上の顧客への教育研修サービスを通して培ったノウハウやネットワークを活かし、ワーケーションを通して働き方改革と地方創生の両面から“人々の成長”を支援するため、鳥取県とのワーケーション事業に取組んでまいります。
※1.Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた欧米発の造語。「テレワーク」により、いつもの仕事を犠牲にせず、地域等でしかできないことを体験、実現する取組(休暇、地域貢献、研修、ローカルビジネス等)。

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包括連携協定の主な内容
鳥取県及びJMAMは、ワーケーション事業の実施を通じた地方創生・働き方改革を推進
(1) ワーケーションを通じた地方創生・働き方改革等にかかるプログラムの造成及び実施
(2) 鳥取県内外の企業、団体等による鳥取県でのワーケーション実施促進
(3) 鳥取県におけるワーケーションに関する情報発信
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 今後の取り組み(鳥取県)
包括連携協定締結に伴い、鳥取県ならではの取組を進めていきます。鳥取県とJMAMが展開するワーケーションサービスは、WorkとVacationにLearning(学び)という価値を加えています。鳥取県が持つ自然との共存の経験や、地域課題に向き合う企業・人財等のネットワークを活かし「学びのプログラム」を組み立てます。
本取組では、鳥取県のほか、旅行関係でANA様、麒麟のまち観光局様、プログラム開発では鳥取大学乾燥地研究センター様ほか、地域の多くの企業・団体との協働を推進します。
初年度は、年間1コースを予定しています。包括連携協定締結に伴い、企業経営に寄与する企業向け研修やワークメニューを組み合わせることにより、ご利用いただく企業に満足いただける、クオリティの高いワーケーションプログラムを提供します。

1.プログラムのイメージ


 
2.JMAMワーケーションサービスについて
「JMAMは、2019年度より和歌山県・田辺市・白浜町・太地町、新潟県妙高市、岩手県釜石市においてワーケーションプログラムの開発を推進していますが、今後、鳥取県においても展開します。
また、新サービスとしてメンバーシッププログラム『here there』を開発中です。『here there』は、イノベーティブな人材の成長を支援する新しいプログラムです。座学では得られない体験による学びと、バックグラウンドが異なる人たちとの交流を通じて、自分の頭で考えて行動する力を養っていきます。東京をベースに国内外の様々な場所で独自の体験プログラムを実施します。
前掲の鳥取県での本プログラムは来春に実施予定です。なお、2020年9月24(木)~26日(土)にて、企業の人材育成関係者を対象にしたモニターツアーを募集・実施します。





鳥取県について
 鳥取県は、中国地方の北東部に位置し、鳥取砂丘や中国地方の最高峰・大山をはじめとする豊かな自然に恵まれています。コンパクトな県土に、鳥取市、倉吉市、米子市の3つの都市を中心に約55万人の県民が暮らしています。県民のボランティアの行動率の高さにも象徴されるように人と人とのつながりが強く、移住関係の雑誌等では住みたい田舎として県内の市町村が常に上位に取り上げられています。
 豊かな自然、松葉がに・鳥取和牛・二十世紀梨等に代表される食の魅力、豊富な温泉など、観光地としての人気も高く、近年では、自然を生かしたアクティビティやアニメのキャラクターを生かした地域づくり等、観光地としての注目も高まっています。
 県内に鳥取砂丘コナン空港、米子鬼太郎空港の2つの空港を抱え、東京から約75分で到着できるほか、関西や山陽地方からの鉄道・道路等によるアクセスも充実しています。

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について:
JMAMは現:一般社団法人日本能率協会(JMA)から1991年に分社し、設立されました。通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、時間(とき)と成長のデザインを大切にしながら、自由で豊かな人生を送りたいと願う全ての人に伴走し、その思い描く未来へと導いていきます。http://www.jmam.co.jp

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