アリババクラウド、2019年末までに日本の中小規模のゲーム企業200社へのサポートを目指す
- クラウド技術による、ゲーム企業のグローバル展開や事例などをまとめた調査報告も発表 -
アリババグループのクラウド事業の日本法人、アリババクラウド・ジャパンサービス株式会社(本社所在地:東京都中央区)は、アリババクラウドの日本のゲーム業界に向けた取り組みを説明する「ゲームをボーダーレスに -クラウド技術を活用した、日本のゲーム企業の活性化」と題したプレス向けセミナーを、2019年7月23日(火)に野村コンファレンスプラザ日本橋にて開催し、2019年末までに日本のゲーム業界での中小企業(SMEs)200社へのサポートを目指すことを発表しました。同社は、日本独自の中小規模のゲーム企業に対する新たなサポートプログラムとして、「Japan SME Gaming Support」(JSGS)についてもセミナーで紹介しました。同プログラムでは、企業規模の大小にかかわらず、新しいゲームを開発するにあたり、ビジネスプラン、コンテンツ開発、流通、中国のゲーム会社との連携による共同開発など、あらゆるリソースでのサポートを提供します。
さらにアリババクラウドでは、インフラ整備やデータインテリジェンスのサポートが必要な企業に対して、グローバル企業とのネットワーク、マルチレイヤ―のセキュリティ、ゲームのコンテンツ分析およびパーソナライゼーション、グローバルアカウントサポートを備えたアリババクラウドの統合プラットフォーム、および中小企業のゲーム開発者に向けた包括的なゲームツールを提供します。
左から:セミナーに登壇した、アリババクラウド・ジャパンサービス株式会社 カントリーマネージャー ユニーク・ソン氏、株式会社ジェミニエンタテインメント代表取締役 黒川文雄氏、株式会社SQOOL 代表取締役 加藤賢治氏、株式会社ピタヤゲームス 代表取締役COO ハンソン・リュウ氏
■アリバクラウド・ジャパンサービス株式会社 カントリーマネージャー ユニーク・ソンのコメント
「私たちは、年末までに、JSGSを通じて、ゲーム分野で200社の日本の中小企業をサポートすることを目指しています。日本のゲーム業界で、計画から開発、運用など多岐にわたる分野において優れた50以上の企業が既にこのプログラムに参加していることを喜ばしく思っており、より多くの企業との連携ができることを楽しみにしています。また、私たちはより多く企業との提携を目標としているため、ゲームエンジン開発、音響効果設計、そして能力開発のようなサービスも近いうちにもJSGSプログラムに盛り込んでいく予定です。プレーヤー、開発者、配信事業者が世界各国から集まる、ボーダーレスなゲーム市場での商機を捉えるために、アリババクラウド・ジャパンサービスのゲーミングソリューションを活用することで、日本のゲーム業界内の中小企業向けに幅広いサービスを提供することが可能になります。」
このJSGSプログラムは、本セミナーにて「ボーダレスゲーム:日本ゲーム市場のチャンスと課題」と題した調査報告書とともに発表されました。この調査報告は、アリババクラウドの顧客に対して、ゲーム市場のインサイトや、とクラウドベースのテクノロジーについての理解を促進するために発表されました。調査報告書では、グローバリゼーションとクラウドコンピューティングなどの新技術が日本のゲーム業界にもたらす変化や、ゲーム業界における中小企業が市場での競争力を維持するためのクラウド技術を基にしたゲーミングソリューションの活用について言及しています。
ソン氏は「グローバリゼーションの発展に伴い、ゲームコンテンツとゲーム体験が世界中のプレーヤーにとって魅力的であることが必須となっていきます。」とコメントし、さらに 「私たちは、日本ローカル企業と連携したサービス、中国のゲーム会社を含む外国のゲーム会社とのネットワーキングの機会、当社の統合クラウドプラットフォームによって世界中の開発者をつなぐことができるサービスなどを提供します。このようなパートナーシップを通じて、異なる文化と背景を持つ者同士が協力してイノベーションと創造を形にしていく、多様性に富んだ活気あるゲームエコシステムが日本で生まれることを望んでいます。」と述べました。
また、株式会社ピタヤゲームスの代表取締役COOの劉俊(ハンソン・リュウ)氏は、「私たちが、アリババクラウドと提携した大きな理由は、日本と中国の両方でリソースを活用でき、特に中国の開発チームと協力して新しいゲームを制作・運営する必要があったためです。豊富なクラウドコンピューティング製品に加えて、アリババクラウドのチームが提供するサービスを両方の市場で役立てています。」
セミナーに登壇した、株式会社SQOOLのCEO加藤賢治氏はセミナーにて次のように述べています。「日本の各IPは今尚世界的にも有力なものが多数あり、強いIP、長いゲーム業界の蓄積は日本ゲーム業界の大きなメリットの1つでしょう。しかしながら現状のチャレンジは「国際展開」と、「新規技術」だと考えます。日本のゲーム業界は、中国を始めとしたアジア諸国、そして英語圏へ、どう日本ゲームタイトルを展開していくか。「国際展開」は引き続き日本ゲーム業界にとって大きな課題でありチャレンジであり、AIやクラウド技術といった「新規技術」を積極的に活用してコンテンツを提供する必要があります。」
同じくセミナーに登壇した、株式会社ジェミニエンタテインメント代表取締役、黒川文雄氏は、中国と日本のゲーム企業の今後の連携について、「それぞれの国の商習慣、国民文化や事業体をよく理解したうえで調整を行うスキルをもった人材の雇用、育成が求められると思います。」とコメントしました。
アリババクラウドは現在、世界20か所の地域に58のアベイラビリティーゾーンを有しています。 Gartner社の最新の調査*によると、アリババクラウドはアジア太平洋地域ではトップ、世界では3位のIaaSおよびIUSサービスプロバイダーです。アリババクラウドはにほんでは東京に2つのデータセンターを持ち、ゲーム、小売、製造、IoTなど、さまざまな分野のクライアントにクラウドおよびデータインテリジェンスサービスを提供しています。
Japan SME Gaming Support(JSGS)プログラム、アリババクラウド・ジャパンサービス株式会社のゲームソリューション、および調査報告書の詳細については、弊社のWebサイトhttps://www.alibabacloud.com/ja/campaign/gaming を参照してください。
アリババクラウドについて
2009年に設立されたアリババグループのデータインテリジェンスの中枢です。Gartnerの調べでは世界TOP3のIaaSプロバイダーの1つであり、IDCの調べでは中国最大のパブリッククラウドサービスプロバイダーです。アリババクラウドは、アリババグループのマーケットプレイスでビジネスを展開する事業者、スタートアップ企業、中小企業、政府関連機関をはじめとする世界中の事業者にクラウドコンピューティングサービスの包括的な製品群を提供しています。アリババクラウドは、国際オリンピック委員会のオフィシャルクラウドサービスパートナーですhttps://www.alibabacloud.com