第18回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 平田尚也展「不完全な監獄」開催
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平田尚也展「不完全な監獄」について
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平田尚也は、ネット上の3Dデータを仮想空間で立体彫刻を作るように組み立てた作品「“Demon” “Space Ship” “Royal Drive”」で、第18回グラフィック「1_WALL」グランプリを受賞しました。審査員からは、高い完成度やユニークな着眼点が高く評価されました。
大学時代に彫刻を専攻していた平田は、高価な彫刻素材ではなく、ネット上で無限に収集することができるフリーの3Dデータや画像データなどを作品に用い始めました。重力などを自身で数値によって定義したコンピュータの仮想空間内で、収集したデータをもとに制作した作品を「仮想空間内の彫刻」と捉えています。本展では、置物、動物、自転車などの乗り物、家具、植物などの3Dデータを自身の“文法”によって組み立てた新作等を展示します。撮影したような視点で切り取られ紙に出力された仮想空間のオブジェクトは、仮想現実と現実、立体と平面の関係性を浮かび上がらせます。
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開催概要
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■企画展名
第18回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展
平田尚也展「不完全な監獄」
■会期
2019年1月8日(火)~1月25日(金) 11:00~19:00 日曜・祝日休館 入場無料
■会場
ガーディアン・ガーデン
〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル地下1階
TEL 03-5568-8818 http://rcc.recruit.co.jp/gg/
■協力
株式会社堀内カラー、株式会社マル・ビ
■オープニングパーティー
2018年1月8日(火)19:00~20:30
■トークイベント
「彫刻、グラフィックについて」
菊地敦己(グラフィックデザイナー)×平田尚也
2019年1月17日(木)19:10-20:40 参加無料・要予約
*詳細はhttp://rcc.recruit.co.jp/gg/related_post/event/20181119_34321.html
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作家プロフィール
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平田尚也
1991年長野県生まれ
2014年武蔵野美術大学彫刻学科卒業
2016年トーキョーワンダーウォール2016入選
2018年第18回グラフィック「1_WALL」グランプリ
2018年第21回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出
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作家挨拶
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昔思い描いていた自分の作家像と今の自分とを比べてみると、なんでこうなってしまったのだろうとつくづく思うが、「仮想空間」の中で彫刻を構築し、存在の在りかを確かめるような今のスタイルはかなりはまってきている。
思い返せば小さい頃からインターネットやデジタルゲームに囲まれて育ってきた私である。今こうしてバーチャルにどっぷり浸かったものをつくっているのは必然的なことなのかもしれない。
特に最近は至る所で仮想体験をすることが多くなってきて、そういったものにリアリティを感じることに抵抗がなくなってきている気がする。
それはYouTubeで誰かのゲーム実況動画を見ているとき、Netflixで機械学習によっておすすめされたB級映画を見ているとき、Instagramのタイムラインに流れてくるどうでもいい料理の画像を見ているときetc.
全てはこのどこまでも続く愛すべき監獄の中での出来事で、その中の「モノ」は愉快で死の匂いがしない。///監獄はどちらか、つまらないことを言ってみる。
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【本件に関するお問い合わせ先】
https://recruit-holdings.co.jp/support/form/
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