テクトロニクスのInitial Stateが、低価格の新しいデータ・ストリーミング/可視化サービスを発表
デバイスとアプリケーションを結ぶクラウドベースの無制限のリアルタイム・ストリーミングと優れた可視化サービスを月額$9.99で提供
報道発表資料翻訳
2018年12月25日
[2018年12月20 日 米国オレゴン州ビーバートン発]
テクトロニクスは、2018年初めに米国テネシー州ナッシュビルを拠点とするInitial Sate Technologies Inc.を買収しました。そして、この度、Initial Stateの新しい個人向けデータ・ストリーミング/可視化サービスを発表しました。このクラウドベースのデータ・サービスは、無制限のデータ・ストリーミングと優れた可視化サービスを含み、月額$9.99または年額$99で提供されます。学生は無料です。
クラウドベースのInitial Stateプラットフォームは、時系列のデータのためのセキュリティの高い集中リポジトリ、インストールされたソフトウェアのアンテザー解析機能を提供します。すべての可視化/解析アプリケーションは、ウェブ・ブラウザで利用可能です。Initial StateはAWSインフラストラクチャを使用し、秘匿化、データ/アクセス管理では企業向製品グレードを備え、優れたアップタイムとデータ冗長性を提供しています。スケーラビリティと信頼性の証として、昨年1000億以上のデータ・ポイントを処理したプラットフォームのダウンタイムはゼロでした。
Initial State創設者でありCEOのJamie Bailey氏は、次のように述べています。「私たちは新しいデータ・ストリーミング/可視化サービスを構築しました。エンジニア、技術者、科学者、学生のために、強力で、信頼性があり、お求めやすい価格の柔軟性に優れたデータ・ツールを提供します。テクトロニクスの一員になれたことに感激していると同時に、世界規模の広範なお客様にデータ・ストリーミング/可視化サービスをお届けできることを楽しみにしています」
プラットフォームはデータ・ストリーミングだけでなく、家庭/事務所の監視、IoTデバイスの性能ダッシュボード、GPSトラッカ、製造ラインのデータ収集、教育、エネルギー利用トラッキングなど、広範囲なアプリケーションのためのツールボックスに欠かせない強力なツール・セットを含んでいます。無制限のデータ・ストリーミングに加え、月額$9.99には、ウェブベースのダッシュボード・ビルダ、毎分最高180APIコール(1,800イベント)のデータ・ストリーミング、電子メール/SMSによるトリガ、データとダッシュボードの個人またはパブリックの共有機能が含まれています。
テクトロニクス、タイム・ドメイン事業部、バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのクリス・ウィット(Chris Witt)は、次のように述べています。「Initial Stateのデータ・プラットフォームは膨大な量のデータの意味の理解、結果の共有、広範な解析を通して、エンジニアが抱える非常に重要な問題を解決します。当社における設計検証の解析、ワークフロー実現の展開において、Initial Stateのプラットフォームは欠かせないツールになります」
データ変換の意味するもの
プラットフォームのより優れた機能の一つがリアルタイム・データ変換であり、手作業の計算によらず、時系列およびリアルタイムのデータの意味を見いだすことにあります。リアルタイムのトリガにより、SMS、電子メールによる告知でアラームを設定できます。このツールにより、時系列および入力されるリアルタイム・データを使用して、ホストされるデータ・アプリケーションの構築が可能です。協調活動の向上のために特定の時間範囲に注釈、コメント、絵文字を追加し、プレゼン、レビューで注釈を繰り返すことができます。
Initial Stateの代表的なアプリケーションが、IoT(Internet of Things)のデータ・ストリーム解析です。LoRaWANネットワーク事業者でIoTソリューション事業者であるeleven-x社は、Initial Stateを使用し、井戸に使用されているデバイスから水位と温度のセンサ・データをリアルタイムに監視し、解析しています。
eleven-x社、COOのRyan Hickey氏は、次のように述べています。「Initial Stateのソリューションを使用することで、当社ソリューションのセンサ・データの統合、解析が非常に簡単に、効率良く行えます。現場でのトラブルシュートであっても、解析のための単なるデータ収集であっても、Initial Stateは非常に優れたデータ・ツールです」
プラットフォームは製品開発のサポートや改善における研究でも役立っているとのこと。バイス・プレジデントでグローバル・テクノロジ・マネージャのRam Wissel氏は、次のように述べています。「Initial Stateのデータ可視化ツールは、バージョン間の違いをすばやく、正確に知ることができるため、新製品開発サイクルが短縮できます。ツールには優れた柔軟性があるため、データの選択、カスタマイズが可能で、最も重要なものをすばやく解析できるため、作業効率、操作性が改善します」
Raspberry Piの解析
Initial Stateのもう一つの代表的なアプリケーションが、趣味や教育目的における低価格のデータ・ストリーミング機能です。この目的のため、Initial StateはRaspberry Pi Foundation(ラズベリーパイ財団)と提携し、世界中の学生がRaspberry Pi Oracle Weather Stationプロジェクトで独自の気象解析が行えるようにしています。
Raspberry Pi Foundation、市民科学プログラム・マネージャのRichard Hayler氏は、次のように述べています。「Initial Stateは、Raspberry Piからのストリーミング・データを可視化するための優れたソリューションです。気象プログラムの一部として学校やクラブで作成されたダッシュボードは非常に優れており、世界中からの測定を直感的に表示、理解することができます」
テクトロニクスについて
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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