日本語教師養成の東京中央日本語学院 フィリピンの国際大学と提携
日本語教師の“卵”がミンダナオ島でインターンシップ
国際資格取得支援の株式会社アビタスの関連会社、東京中央日本語学院(東京都新宿区、学院長三輪豊明)は、フィリピン・ミンダナオ島にあるミンダナオ国際大学(ダパオ、学長マリャリ・イネス)と学術友好協定を締結しました。東京中央日本語学院(以下TCJ)は、海外の学生に日本語を教える人材を育成する日本語教師養成講座を開講しており、今回は受講生のインターンシップ先として、同大学と相互支援の関係を築く狙いがあります。ミンダナオ国際大学は、フィリピンの日系人会が運営する高等教育機関で、日本語科目を必修とするなど日本語教育に力を入れています。学院長の三輪は「日本語教育を土台に、日本とフィリピンとの友好を一層深めていきたい」と話しています。日本語教師の就職先としても
ダパオと日本の歴史は長く、ロープの材料となるマニラ麻の生産のために1903年に日本人が入植しました。最盛期には、2万人の日系人人口を誇り、現在でも8千人の日系人コミュニティが存在します。
ミンダナオ国際大学は有志の日系人が2002年に設立した大学です。日本語弁論大会の優勝者を輩出するほどレベルが高く、日系企業への就職者も多く輩出しています。
TCJは20校余りの海外教育機関とインターンシッププログラムの受け入れについて提携しており、フィリピンの学校は初めてです。同大学はフィリピンで唯一、日本語の習得を全学生に義務付けており、日本との関係が深いことから提携を決めました。TCJの日本語教師の“卵”は2週間~1カ月程度現地の学生を教え、日本語指導の技術を磨きます。日本語教師のインターンシップ派遣はもちろん、日本語教師の就職先として発展させていく狙いがあります。
日本語学校事業としても展望
また、TCJは在日外国人向けの日本語学校事業も行っているため、同大学の留学生を日本で受け入れるためのサポートも行います。日本語の素養がある学生にITなど専門知識を提供し、日本語能力も備えた高度な専門職人材の輩出にも注力していきます。
11月26日にTCJ学院長の三輪は現地を訪れ、イネス学長と協定書に調印しました。
イネス学長は「日本で働いている卒業生も多く、日本文化やマナーも身に付けていることが大変評価されている。TCJとの提携によってさらにより高いレベルの日本語教育を実施していきたい」とコメントしました。
写真:ミンダナオ国際大学のイネス学長(中央左)と学術友好協定にサインを交わし、握手するTCJの三輪学院長(中央右)=2018年11月26日、フィリピン・ダパオのミンダナオ国際大学
【株式会社アビタス】
本社所在地:東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー15階
代表者:代表取締役 三輪 豊明(みわ・とよあき)
事業内容:教育事業(米国公認会計士、公認内部監査人などの社会人向け国際資格プログラムを展開)
人材事業(人材紹介;厚生労働大臣許可 13-ユ-302408
人材派遣;厚生労働大臣許可(派)13-302848)
設立:1995年7月
資本金:7,000万円
主な実績:米国公認会計士(USCPA)合格者約3,400人輩出、公認内部監査人(CIA)合格者約2,400人輩出など
事業所:本社(新宿本校)、八重洲校、大阪校
https://www.abitus.co.jp/
TEL:03-3299-3900 / FAX:03-3299-3777
<関連会社>株式会社東京中央日本語学院(TCJ)
所在地:東京都新宿区信濃町34 トーシン信濃町駅前ビル4・5・6階
学院長:三輪 豊明(みわ・とよあき)
事業内容:世界約40カ国から集まる外国人学生(在籍800名)への日本語教育、日本語教師養成(在籍150名)
TEL:03-3354-5005 http://tcj-nihongo.co.jp/