金沢大学(石川県金沢市、学長:山崎光悦)は7月30日、株式会社ダイセル(本社:大阪市北区/代表取締役社長:札場操)と「産学連携の包括的推進に関する協定」を締結した。これまでもセルロース分野を中心に共同研究や人材交流などを行ってきた両者は、今後さらに関係を強化し、学術研究の推進や技術者の育成などによって、社会への貢献を強めていくことを目指す。
金沢大学と(株)ダイセルは、セルロース分野を中心として、これまで長く共同研究開発や人材交流などを行ってきた。
現在はセルロース系の脱ヒ素浄化材の開発をテーマとする共同研究や、バイオマス由来の脱石油系合成プラスチックの製造を目指した基礎研究などに取り組んでいる。
このたびの協定は、社会に貢献する学術研究の推進と優秀な技術者の育成を主な目的として結ばれたもの。
具体的な取り組みとして、研究開発上の意見交換・指導助言、共同・受託研究による研究開発、人的交流、学生への支援、相互の施設・設備の有効活用などが定められている。
また、今年10月にはこの協定に基づき、同大学院自然科学研究科内に「次世代セルロース科学連携講座」を設置した。
「セルロースで繋がり、未来を拓く」をコンセプトとする今回の包括連携協定によって、両者はその関係をさらに強化するとともに、社会への貢献をいっそう強めていくことを目指す。
・株式会社ダイセル:
https://www.daicel.com/
(参考)金沢大学HPニュース記事
https://www.kanazawa-u.ac.jp/news/59332
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