ソニー 「SPRESENSE(TM)」 向けセンサ拡張ボード、Bluetooth(R) LE拡張ボードを発売開始
センサおよびBLE通信の簡単導入でIoT機器開発を促進
ローム株式会社(本社:京都市)は、ソニー株式会社およびソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が提供するIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE™」向けに、センサ拡張ボード「SPRESENSE-SENSOR-EVK-701」およびBluetooth® LE拡張ボード「SPRESENSE-BLE-EVK-701」を開発し、2018年8月よりインターネットでの販売を開始しました。
Spresenseは、低消費電力でありながら、GPS受信機能とハイレゾリューション・オーディオコーデックを搭載したIoT向けボードコンピュータです。例えば、GPSと高機能プロセッサを活用したドローンや、ハイレゾリューションオーディオの再生・録音、内蔵フルデジタルアンプを活用したスマートスピーカ端末、低消費電力を活かした定点撮影カメラなど、IoTを今まで以上にスマートで高度なものにしていきます。
今回ロームが開発したセンサ拡張ボード「SPRESENSE-SENSOR-EVK-701」およびBluetooth LE拡張ボード「SPRESENSE-BLE-EVK-701」は、Spresenseの持つGPS受信機能とハイレゾリューション・オーディオコーデック機能に加えて、センサ機能、Bluetooth LE通信機能を追加し、より高度なIoT機器の評価・開発に貢献するものです。
今後もロームは、用途が拡大するIoT分野に向けて、社会の安全・快適を実現するためのセンサデバイス、通信デバイスを開発していきます。
<背景>
近年、インフラや農業、自動車などIoT分野の拡大に伴い、IoTを実現するためのサービスやアプリケーション、デバイスが数多く登場するようになってきており、さまざまな企業がその市場に向けたビジネスを進めています。
一方、システムでIoTを考えた場合、開発にはソフトウェアとハードウェアなど、幅広い専門知識と多大な開発工数が必要になります。また、各デバイスにおいては、実装環境・開発環境が異なるため、簡単に評価することが困難でした。
ロームグループはこれらの課題を解決し、メーカーズの開発やIoT機器のプロトタイプ開発に貢献するため、簡単に評価できる電子工作分野に注目、「Lazuriteシリーズ」などオープンプラットフォーム用ツールを開発・販売しています。
<拡張ボードの概要>
■センサ拡張ボード「SPRESENSE-SENSOR-EVK-701」
搭載製品: 加速度センサ(KX122-1037)、気圧センサ(BM1383AGLV)、地磁気センサ(BM1422AGMV)
■BLE拡張ボード「SPRESENSE-BLE-EVK-701」
搭載製品: BLEモジュール(MK71251-02A)
<公開サポート情報>
◆ドキュメント :回路図、マニュアル
◆ソフトウェア :サンプルコード(Arduino、NuttX)
詳しくは下記URLをご確認ください。
https://www.rohm.co.jp/support/spresense-add-on-board
ロームは、1958年(昭和33年)設立の半導体・電子部品メーカーです。自動車・産業機器のほか、民生・通信など多様な市場に対し、品質と信頼性に優れたLSIやディスクリート、電子部品を供給するとともに、システム全体を最適化するソリューション提案を行っています。