実践女子大学・実践女子大学短期大学部(東京都日野市、学長 城島栄一郎)では、「学祖・下田歌子の教え」や「建学の精神」「教育理念」などを学生に伝えるために、2009年より3つの柱で「自校教育の取り組み」を実施しています。
1つ目は、伝記マンガ『きらり うたこ』(原案・杉原萌、作画・牧野和子、監修・実践女子学園、発行・小学館スクウェア2011年3月刊、第4刷)を入学時に入学生全員に配布し、学祖・下田歌子の「生涯」、「教え子たちへの思い」、「女子教育にかけた情熱」などの理解に努めています。学祖の業績と建学の精神等について、マンガという手法を採用することにより「絵」と「言葉」で、学生によりわかりやすく伝えています。
2つ目は、本学について理解を深めてもらうことを目的に、1年次必修科目「実践入門セミナー」や、基礎演習などの初年次教育で、「学祖の生き方」「学園の成り立ち」を、学科ごとに学んでいます。
平成14年(2002年)に、学園創立百周年を記念して制作した動画「はばたけ!わが娘らよ~下田歌子の生涯」を鑑賞し、その後さらに学祖の足跡について理解を深めるため、「ノートの取り方」の技法と絡めながら学習したり、下田歌子に関連する文献を調査し、グループごとにプレゼンテーションを実施したりしています。
3つ目は、毎年夏期休業中に「学長と行く、学祖故郷の旅」(通称:「がくたび」)を実施しています。「がくたび」は、教職員と学生が、学祖・下田歌子の生誕の地である岐阜県恵那市岩村町に旅をして、学祖および学祖の故郷の地への理解を深めることを目的にしています。実際に学祖が生活した場所に足を運ぶことで、より学祖を身近に感じることができ、学生に好評を得ています。今年度は9月12日(水)~14日(金)の日程で実施します。
2019年5月に学園創立120周年を迎える本学では、これからも学祖・下田歌子の「建学の精神」、「教育理念」について学生に伝えるため、自校教育プログラムを時代の変化に合わせて見直しつつ、しっかりと未来に受け継いでいきます。
(参考)実践女子学園webサイト『理念と伝統』
https://www.jissen.ac.jp/idea_and_tradition/index.html
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