昭和大学と多摩美術大学の学生がコラボレーション -- スクールバスのラッピングデザインを作成
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昭和大学と多摩美術大学の学生はこのたび、昭和大学横浜キャンパス(横浜市緑区十日市場町)で運行されているスクールバスのラッピングデザインをコラボレーションにより作成した。これは、両校の連携活動の一環として行われたもの。3月28日には完成披露会が行われ、昭和大学保健医療学部の学生と下司映一学部長から、多摩美術大学の学生と教員に感謝状が贈られた。
学校法人昭和大学と学校法人多摩美術大学は、2016年10月に包括連携協定を締結。以降、学生の感性の涵養支援として1年次選択科目の開講、昭和大学創立90周年事業として建設中の上條記念館の緞帳(どんちょう)制作などの連携活動を行ってきた。
このたびのコラボレーションでは、2017年6月6日に多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科の学生たちが昭和大学横浜キャンパスを訪問。その後も、施設の見学やスクールバス乗車によるルートの確認などを行いながら、昭和大学保健医療学部の学生とディスカッションを重ね、昭和大学のイメージについても議論した結果、今回のデザインを決定した。
新しくラッピングされたスクールバスは、「まごころ号」と「せせらぎ号」の2台。
「まごころ号」は、協調性、思いやりを大切にしているという昭和大学の学生の意見から「支え合う」をテーマにデザイン。医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部のイメージカラーを2色ずつ用いてグラデーションを作り、できた色をステンドグラス状に配置することで繋がりを強調。青と赤を基調とした明るい色で、乗車する人が楽しくなるようなデザインにした。
「せせらぎ号」は、富士山の水を使った大学のブランド商品「昭和大学富士吉田の天然水」から連想し、「水」をモチーフにデザイン。太陽の光が水に反射して輝いている様子を三角形を組み合わせた形で表現し、「まごころ号」と対になるよう、青と白を基調とした落ち着いた色の、親しみを感じさせるデザインにした。
3月28日に行われた完成披露会では両大学の関係者が出席し、完成した車両のお披露目を実施。また、昭和大学保健医療学部の学生と下司映一学部長から多摩美術大学の学生と教員に感謝状が贈呈された。
(参考記事)
医術と美術が結びつく -- 学校法人昭和大学と学校法人多摩美術大学が包括連携協定を締結(2016.10.28)