昭和大学が2018年度入試から歯学部・薬学部・保健医療学部で「地域別選抜試験」をスタート -- 合格者には授業料を免除
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昭和大学(東京都品川区)は2018年度入試から歯学部・薬学部・保健医療学部で「地域別選抜試験」を実施する。これは、全国を6つの地域に分けて地域別に選抜試験を行うもので、2009年度入試から医学部で開始した制度を、このたび歯・薬・保健医療学部にも拡大して実施する。全国各地から多様な背景を持つ学生が入学し、豊かな個性がぶつかり合い切磋琢磨することで新たな全人教育が展開されることが期待されている。
昨今、医師不足、特に地域や診療科の偏在が問題視されており、国からも各都道府県に増員の方針が出され検討されている。昭和大学は「国民一人一人の健康を守るために孜孜(しし)として尽力する」という理念から、積極的に支援していきたいと考えている。
従来、昭和大学では医学部の入学者の約7割が関東地方出身であり、首都圏偏在傾向にあった。そうした中、同大は全国各地から優れた資質を持った学生を集めるため、2009年度入試から医学部で「地域別選抜試験」を実施。全国を6つの地域に分けて地域別選抜試験を実施し、幅広い地域から集まった異なる地域文化を持つ学生たちが交流し、互いに理解し合うことで、新たな全人教育を展開してきた。
同制度では、関東首都圏外の地方からさらに多くの学生に受験してもらうために、出願条件を(1)現役生に限る、(2)全国を6つの地域に分ける(ブロックごとの募集人員(関東地方と選抜枠が別)のため競争倍率が低い)、(3)合格者は特待生として初年度授業料を免除、(4)センター試験利用(国立受験者が多い)と、魅力あるものにしている。その結果、医学部では例年約400名が同制度で受験し、合格者は約10名程度で推移している。
このたび、同大は歯学部・薬学部・保健医療学部でも医学部と同様に「地域別選抜試験」を実施することとした。全国規模の受験者(入学者)層を獲得することを目的としており、将来的に昭和大学の全学部の卒業生が日本の各地の医療活動を牽引し、活躍することを目指す。
◆2018年度地域別選抜試験 概要
【出願条件】 平成30年3月卒業見込み(現役生に限る)
【出願期間】 平成29年12月20日(水)~平成30年1月11日(木)
【試験日】
・一次: 平成30年1月13日(土)・14日(日)<大学入試センター試験>
・二次: 平成30年2月11日(日・祝)
【選抜方法】
・一次: 学力試験(大学入試センター試験利用)
※センター試験の対象となる教科は学部ごとに異なりますので入試要項をご参照ください。
・二次: 小論文試験、面接試験(一次合格者のみ)
【募集人員】
全国を6つの地域に分けて地域別選抜試験を実施。出願地域となる地域は出身高校の所在地とする。
(1)北海道・東北・北関東(北海道、青森 、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬)
(2)南関東(埼玉、千葉、神奈川)
(3)東京(東京)
(4)中部(新潟、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
(5)北陸・近畿・中国(富山、石川、福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口)
(6)四国・九州・沖縄(徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
<医学部> 計12名(各地域2名)
<歯学部> 計6名(各地域1名)
<薬学部> 計10名(各地域1~2名)
<保健医療学部>
・看護学科 計10名(各地域1~2名)
・理学療法学科 計6名(各地域1名)
・作業療法学科 計6名(各地域1名)
【免除額(初年度の授業額相当)】
<医学部> 3,000,000円
<歯学部> 3,000,000円
<薬学部> 1,400,000円
<保健医療学部>
・看護学科 1,050,000円
・理学療法学科 1,050,000円
・作業療法学科 1,050,000円
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