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「TURN」は、異なる背景や習慣を持った人々が関わり合い、さまざまな「個」の出会いと表現を生み出すアートプロジェクト。造形及び身体表現、多様性に関する対話を含めた複合的な内容を盛り込み、福祉的な支援を必要とする人たちを含む一般市民が参加できるプロジェクトを目指しています。
平成29年度は、アーティストが福祉施設やフリースクールなどコミュニティ特性の異なる場所へ赴き、その場所を利用する人や職員、家族等との交流を重ねていく「交流プログラム」と、各地の「交流プログラム」が一堂に会す「TURNフェス」に加え、新規に着手する「TURN LAND」をさまざまな場所で展開し、「TURNミーティング」でプロジェクトの情報共有や勉強会を開催する予定です。
◆「TURN LAND」の開始
平成28年度に実施した「TURNセンター構想会議」を踏まえ、TURNの活動が日常的に実践される場である「TURN LAND」を、3つのアプローチから実験的に展開していきます。交流先施設の方々と「TURNができる日」として施設を一般開放する機会を設ける「交流先施設のLAND化」、TURNの活動を実践できる場として開設される「サードプレイス」の新規開拓、研究会や研修プログラム等を実施する情報発信のハブ機能の「春日TURNLAND(仮称)」を開設します。
◆「TURNミーティング」の開催
TURNを共有し、開かれた意見交換の場として開催します。交流プログラムやTURNLANDの活動の共有をはじめ、ゲスト講師を招き思考を深める勉強会などを実施していきます。
・主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
特定非営利活動法人Art's Embrace
・監修:日比野克彦(アーティスト、東京藝術大学美術学部長・先端芸術表現科教授)
・プロジェクトディレクター:森司(アーツカウンシル東京事業推進室事業調整課長)
・コーディネーター:奥山理子(アーツカウンシル東京、みずのき美術館キュレーター)
事業の詳細は、別紙の事業一覧をご覧ください。
■「TURN」平成29年度事業一覧
1. 交流プログラム
アーティストが、福祉施設やフリースクールなどコミュニティ特性の異なる場所へ赴き、その場所を利用する人やスタッフ、家族等との交流を重ね、「TURNする」経験を深めていく、「TURN」の根幹を成すプログラムです。
2. TURN LAND
平成28年度に実施した「TURNセンター構想会議」を踏まえ、「TURN」の活動が日常的に実践される場である「TURN LAND」を、3つのアプローチから実験的に展開していきます。
2-1.交流先施設のLAND化
交流先施設が主体となり、アーティストやサポーターの参加協力を得て、通常の施設運営とは異なる「TURNができる日」として、一般の人も参加することができる機会を設け、段階的に地域に開いていきます。
2-2.「サードプレイス」の新規開拓
「TURN」の活動を日常的に実践できる場として、障害の有無、セクシュアリティ、国籍、生活環境などの差異にとらわれることなく、誰もが訪れ、過ごすことのできる空間を開設します。今年度は、パイロット事業として勉強会やワークショップなどを数ヶ月にわたり実施する予定です。
2-3.「春日TURN LAND(仮称)」開設
「TURN LAND」の開始に伴い、文京区春日のビルの一室にNPOを中心とする事務所機能及び、「TURN」の運営を補助する「サポーター」を多く輩出できるよう、研究会や研修プログラム等も実施する情報発信のハブ機能を担います。
3. TURNフェス3
「交流プログラム」や「TURN LAND」での活動を通して関係を深めたアーティストや交流先のメンバーが一堂に会し、それぞれの「交流」のかたちを多様な方法で発表します。
◇開催概要
・会期:平成29(2017)年8月18日(金)~20日(日)
・開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
・会場:東京都美術館 ロビー階 第1・第2公募展示室 (東京都台東区上野公園8-36)
4. TURNミーティング
「TURN」を共有し、開かれた意見交換の場として開催を予定しています。
初回は、6月11日(日)に開催します。その他、ゲスト講師を招き思考を深める勉強会や一年を振り返る年次報告会などを開催します。
◇開催概要
・日時:平成29(2017)年6月11日 (日) 10:00~18:00
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
・日時:平成29(2017)年10月8日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
・日時:平成29(2017)年11月19日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
・日時:平成30(2018)年1月28日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
5. 海外展開
南米諸国のさまざまな都市とのネットワークを活かしながら開催される現代美術国際ビエンナーレ「BIENALSUR」。今年秋に第1回目の開催を迎えるBIENALSURに、「TURN」が招聘されました。それに伴い今夏、アルゼンチン及びペルーなどでの交流プログラムを実施します。南米で展開した交流プログラムや展覧会の成果を映像などを通して紹介するとともに、プロジェクトメンバーをゲストに迎え、語り合う「帰国報告会」を開催予定です。
◇ 開催概要
・タイトル:「TURN in BIENALSUR」(仮題)帰国報告
・日時:平成30(2018)年1月28日(日)
・会場:東京藝術大学 (東京都台東区上野公園12-8)
・共催(予定):東京藝術大学
6. 広報・ドキュメント
「TURN」の活動をことばに綴る「TURN NOTE」を制作、発行します。 また、関係者への情報共有を目的とした「TURN通信(仮)」を発行し、それぞれの交流の様子や参加者の情報をシェアすることで、プロジェクト内の横の繋がりを高めながら、「TURN」を発信していきます。
●アーツカウンシル東京
世界的な芸術文化都市東京として、芸術文化の創造・発信を推進し、東京の魅力を高める多様な事業を展開しています。新たな芸術文化創造の基盤整備をはじめ、東京の独自性・多様性を追求したプログラムの展開、多様な芸術文化活動を支える人材の育成や国際的な芸術文化交流の推進等に取り組みます。また、2020年に向けて、文化プログラムを牽引するプロジェクトを展開しています。
http://www.artscouncil-tokyo.jp
※事業内容等は、やむを得ない事情により変更になる場合がございます。
- 本件に関するお問合わせ先
- 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
- <本リリースに関するお問い合わせ> アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)広報担当:森(隆)、圓城寺
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