学校法人恵泉女学園が『史料室所蔵資料目録』をHPで公開 -- 収蔵リストには新渡戸稲造のサインや『花子とアン』『あさが来た』モデルに関する資料も

恵泉女学園大学

学校法人恵泉女学園(東京都世田谷区)はこのたび、『恵泉女学園史料室所蔵資料目録その1』(2014年11月発行)および『同その2』(2015年11月発行)をPDF資料にまとめ、学園ホームページで公開した。目録に含まれる資料は1889年から1979年までのもので、創立者・河井道の旧蔵書や新渡戸稲造がサインした引き受け書、戦時下の関係書類・物品など貴重な資料の一覧が掲載されている。  恵泉女学園は、創立50 年を迎えた1979年に『恵泉女学園五十年の歩み』を刊行。それに伴い、収集した資料および学園創立者・河井道の旧蔵書等の保管と整理を目的として資料室を設置し、YWCA 時代の河井の文筆活動にかかわる資料の収集、整理を開始した。  その後、活動休止を経て、1992年には名称を「史料室」と改め再発足。現在も学園および各学校の貴重な資料の受け入れ、保管・整理を続けている。  史料室が所蔵する資料は1889年~1994年までのもので、総数約2万点以上、書架延長14mにのぼる。今回、学園ホームページでも公開された『目録その1』は学園創立30周年にあたる1959年までの資料を収め、『目録その2』は学園創立50周年にあたる1979年までの資料を収めている。  資料の構成は、A河井道関係史料、B法人・事務部門関係史料、C中等教育部門(普通部・中学校・高等学校)、D高等教育部門資料(高等部、留学生科、専門学校、短期大学、大学)、E維持会・父母会・恵泉会・恵泉会友の会、F同窓会・同窓生となっている。  この中には、勤労動員関係書類・物品(学徒動員報酬袋、腕章等)をはじめ、戦時下の学園の様子を伝える当直日誌等の学園関係資料も収録。また、河井道の書簡が約2千点にのぼり保管されており、河井が1898年に初めて渡米した際の「新渡戸稲造の雇い人」との記載のある旅券や、1929年の学園設立にあたり、認可申請書とともに提出された新渡戸稲造がサインした引き受け書、政府要人(近衛文麿、井上準之助ほか)、文化人からの書簡なども含まれている。  NHK連続テレビ小説『花子とアン』のモデル村岡花子や柳原白蓮、『あさが来た』のモデル広岡浅子に関する資料なども含まれ、河井道自身の日本YWCA総幹事、教育刷新委員、ICU設立時理事としての活動を示す資料も多い。  同学園では、今後も定期的に目録を更新していく予定。 ●学校法人恵泉女学園URL  http://www.keisen.jp/gakuen/ ▼本件に関する問い合わせ先  学校法人恵泉女学園広報室  東京都世田谷区船橋5-8-1  TEL: 03-3303-2111  FAX: 03-3303-2323 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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