日本製鉄 名古屋製鉄所 新熱延ラインを竣工
~超ハイテン鋼板等の高級薄板の生産体制を抜本的に強化~
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)名古屋製鉄所において、鉄鋼材料の可能性を徹底的に追求した技術開発部門の長年の研究成果を集大成し、世界最大の耐荷重の圧延機を備え、圧延制御性と温度制御性を飛躍的に向上させた新熱延ラインを、本日、竣工しました。自動車業界においては、世界的な環境規制強化と衝突安全基準の厳格化が進んできたことに加え、カーボンニュートラルに対する社会的ニーズの高まりもあり、車体の軽量化・高強度化ニーズに伴う高機能素材の需要は一層高まっていくと想定されます。今後、普及が見込まれる電気自動車などの電動車においても、走行距離やバッテリー重量の問題により車体の軽量化・高強度化ニーズが一層高まるものと考えられます。
このようなニーズに応えるべく、日本製鉄は素材製造から走行時までの自動車ライフサイクル一貫での温室効果ガス排出量削減にも効果を発揮できる超ハイテン鋼板(*)等の高級薄板の生産体制を抜本的に強化します。
新熱延ラインの竣工に際し、本日、名古屋製鉄所構内にて竣工式を執り行いました。同式では、三浦中部経済産業局長にご祝辞を頂戴したほか、花田東海市長をはじめとするご来賓の皆様にご臨席を賜りました。
<常務執行役員 名古屋製鉄所長 平光 範之のコメント>
本日、新熱延ラインの竣工を迎えることができましたのは、本プロジェクトに関わっていただいたすべての皆様のご支援とご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。新熱延ラインは、当社の競争力強化と技術進化を支える重要なラインです。名古屋製鉄所は、当社の自動車用鋼板事業におけるマザーミルとして、世界をリードする役割を担っています。この新熱延ラインを最大限活用し、高品位・高機能製品の安定供給とさらなる技術革新を通じて、お客様や社会の期待に応えてまいります。
<新熱延ラインの概要>
1.能 力 : 約600 万トン/年
2.投資額 : 約3,000 億円
(現行熱延ラインは2026 年度中に休止予定)
日本製鉄は、車体軽量化・衝突安全性向上、温室効果ガス削減を高度に両立する、他素材を凌駕する優れた鉄鋼材料と次世代鋼製自動車コンセプト “NSafe®-AutoConcept” 等のソリューション提案を通じ、お客様への貢献と、カーボンニュートラル社会の実現を目指してまいります。
(*) 超ハイテン鋼板:ハイテンはHigh Tensile Strength Steel(高張力鋼)の略称。
引張り強さが1.0GPa 以上ある鋼板を超ハイテン鋼板という。
(参考)2026年4月8日付 名古屋製鉄所 次世代熱延ラインの熱間試運転開始について
https://www.nipponsteel.com/newsroom/news/2026/20260408_100.html
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