【味の素 全国睡眠意識調査】現代日本の睡眠の実態が明らかに! 現役世代の約7割に不眠症の疑いあり!?

味の素株式会社

特に20-30代は危険信号!?
~睡眠の質、寝つき、日中の眠気などに課題~

味の素株式会社は、日本人の抱える睡眠の問題を把握するため、全国の20~70代の男女1,200名を対象に全国睡眠意識調査を実施。調査結果から、特に現役世代(20~50代)に不眠症の疑いが高く出ていることなどが浮かび上がりました。睡眠不足が続くと、うつ病、生活習慣病、日常生活の質に大きな影響を与えてしまうこともあります。健康管理の基盤となる「睡眠」について、見直す必要があるようです。 ■20-50代の約7割に不眠症の疑いあり! 一般的に睡眠不足と言われる日本人ですが、不眠症の心配は無いのでしょうか?世界共通の不眠判定法「アテネ不眠尺度」※を用いて質問したところ、20~50代では、約7割が「不眠症の疑いあり」「不眠症の疑い少しあり」と、不眠症の疑いが高い結果となりました。特に20~30代では半数以上が「不眠症の疑いあり」と不眠症の疑いが強く出ています。通常、シニア層に不眠の悩みが多いと言われていますが、今回は、インターネット調査ということもあり、若年層に不眠の傾向が強いということが浮き彫りになりました。 (グラフ参照) ※アテネ不眠尺度・・・不眠症自己判断シートの8つの質問の回答を数値化して判定 ■20・30代の睡眠実態とは? 現役世代の中でも特に不眠症の疑いが強い、20~30代の睡眠の実態について、 不眠と関連がある調査結果を以下に示します。 1) 全体的な睡眠の質 78%が、「睡眠の質」に不満を持っている! 「全体的な睡眠の質」について質問したところ、20~30代の77.9%が不満を持っている結果となりました。なかでも、「非常に不満である、あるいは全く眠れなかった」 「かなり不満である」と回答した割合は28.5%と、60~70代9.8%と比べると約3倍となっており、若年層は、睡眠の質に不満を抱えていることが分かります。 2)寝つき シニア層の約1.7倍!約21%が寝つきに時間がかかったと回答! 寝つき(布団に入ってから眠るまでに必要な時間)について質問したところ、20~30代は「いつもより非常に時間がかかったか、あるいは全く眠れなかった」「いつもよりかなり時間がかかった」と回答した割合が、他の年代よりも高い20.6%と、5人に1人が寝つきに不満を抱えていることが分かりました。また、同世代は「いつも寝つきは良い」と回答した割合が、47.9%と5割を切り、他の年代に比べて低い結果となりました。 3)夜間の中途覚醒 シニア層の2倍以上!10人に1人が、睡眠の途中で目が覚めると回答! 夜間、睡眠途中で目が覚めるかどうかについて質問したところ、全年代において「問題になるほどではなかった」が半数以上を占めているものの、年代別に見ると、「深刻な状態、あるいは全く眠れなかった」の回答が60~70代は0%であるのに対し、20~30代においては4%程度あり、少ないながらも、深刻な睡眠の問題を抱えていることが伺えます。 4)日中の眠気 シニア層の約3倍!27%が、日中に眠気があると回答! 日中の眠気について質問したところ、20~30代において、「激しい」「かなりある」が27.1%となっており、他の世代と比べ、日中の眠気が非常に強い状況であることが伺えます。寝不足の影響が日中に現れている可能性があるようです。 尚、上記項目において、40-50代も20-30代程ではないものの、同様の傾向があり、これらの結果から、現役世代は、「睡眠の質」、「寝つき」、「夜間の中途覚醒」、「日中の眠気」について睡眠の課題を抱えていることがわかります。実際、熟睡できていないため、翌日激しい眠気で日中の生活に影響がある方もいるようです。現役世代の方こそ、睡眠の課題にきちんと取り組む必要があると考えます。 調査結果について、精神・神経科学振興財団 理事、睡眠総合ケアクリニック代々木 理事の大川匡子先生は以下のようにコメントしています。 「今回の意識調査では、通常、睡眠の悩みを多く抱える傾向があると思われていた60代、70代よりも、20代、30代の若年層が睡眠の悩みを抱える傾向が強く見られました。実際に、アテネ不眠尺度での回答を見ても、『不眠症の疑いあり』『不眠症の疑いが少しあり』が20~30代では、全体の7割と、半数以上の方が不眠の症状が出ていることがわかります。若い頃に体力があるからといって、睡眠時間を削ってしまうと、数十年後に、生活習慣病をはじめ、様々な病気を引き起こす原因のひとつになってしまいます。今回の結果を踏まえ、若い世代の方にも、一度睡眠について考える機会を持っていただきたいと考えます。」 -----------------------------------調査概要---------------------------------------- 調査名:全国睡眠意識調査 調査主体:味の素株式会社 調査対象:日本に住む20才~70才の男女 1,200名 実施期間:2015年8月 調査方法:インターネット調査 ----------------------------------------------------------------------------------------

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