春の睡眠の日(3月18日) 【味の素株式会社 2022年冬 ハイブリッド勤務者の睡眠調査】 ハイブリッド勤務が及ぼす、ストレス・疲労の蓄積と睡眠課題の実態

~出社とリモートを繰り返す人ほど朝すっきり起きられず日中眠気を感じる傾向に~

 味の素株式会社(本社:東京都中央区京橋)では、睡眠とアミノ酸に関する研究を進めています。春の睡眠の日(3月18日)に先駆け、出社とリモートを繰り返すハイブリッドな勤務の影響で、どのような課題を抱えているのかを把握するため“ハイブリッド勤務者で直近3カ月以内の睡眠に不満や不安など課題を感じている20~50代の男女623名を対象”に調査を実施しました。本調査は、コロナ禍における働き方の変化により、睡眠への影響を把握することを目的に行いました。

【調査結果のポイント】 
●新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの企業でリモートワークが導入され、緊急事態宣言明けの2021年10月から2022年1月上旬は出社/リモートのハイブリッド勤務が常態化。

●その結果、出社の日は「肉体的に、朝起きるのが辛い」、「夜に、肉体的な疲労感が強い」、「翌朝、肉体的な疲労感が残っている」、「朝の支度にストレスを感じる」など、リモートワークの環境に慣れたことで、出社時に今まで以上に肉体的・精神的なストレス感じている。

●リモートワークの日は肉体的・精神的にゆとりは感じられるが、「オンオフの区切りがつかない」、「長時間労働になりがち」で、「寝つきが悪い」などの傾向が見られ、睡眠課題をかかえている様子がうかがえる。

●日常生活を掘り下げてみると、出社の日とリモートワークの日では起床時間が約1時間ずれており、出社とリモートを繰り返す週3日出社の人が、「朝すっきり起きられない」、「日中眠気を感じる」など、睡眠課題を最も多く抱えていた。



1.ハイブリッド勤務者のストレスや疲労に関する比較(リモート/出社の日)
 リモートワークと出社の日の意識を比較すると、「コミュニケーションにストレスを感じる」ではリモートワークのほうが高いものの、他はすべての項目で出社の日がストレスを多く感じる傾向にありました。(図1)



 一方で、リモートワークについては「オンオフの区切りがつかない」、「出社の日に比べて、長時間労働」になりがちで、結果「寝つきが悪い」傾向が高くなり、睡眠の質の低下を招いているようです。(図2)



 リモートワークに慣れてしまうと、出社の日は通勤による早起きや対人ストレス、家事育児時間の圧迫などにより疲労度が高そうです。疲労やストレス対策には入浴やマッサージ、ハーブティーや早めの睡眠がおすすめです。
 一方、リモートワークは業務ペースが作りやすく、苦手な人との距離もとりやすいようですが、プライベートと仕事の切り替えが難しく、かつ活動量も下がり、睡眠の質も低下しているようです。家族とのコミュニケーションや夕方の散歩、活動量計や睡眠サポートサプリなどを活用しても良いでしょう。
【産業医・睡眠専門医 相良 雄一郎先生】


2.ハイブリッド勤務者の睡眠に関する課題と改善意向について
 ハイブリッド勤務者は、「寝ても、疲れがとれない」、「休日は平日よりも、長時間眠る」、「日中、眠気を感じる」、「夜間、眠っている途中に目が覚める」などの項目で高い数値を示し、睡眠の課題を複数抱えていることが分かりました。(図3)
 さらに、約5割強の人が「起床時、すっきり起きられる」、「眠りが深い」にあてはまらないと回答しており、睡眠の質も量も十分ではないようです。(図4)
 そうした睡眠課題への自覚から、睡眠の改善意向も大変高いことがわかりました。(図5)







 睡眠の不調は免疫低下・メンタル不調につながりかねないので、侮ってはいけません。
バランスの良い食事が基本ですが、睡眠に良い食品や飲料、サプリメントなど様々な商品があります。他にも寝具、リラクセーション音楽、照明などの快眠グッズや、最新技術で自分の睡眠の状態を計測できるアプリや時計などのスリープテック関連アイテムなども増えてきています。睡眠課題の自覚がある人は自分に合ったもの見つけて、快眠のきっかけになると良いですね。
【産業医・睡眠専門医 相良 雄一郎先生】


3.ハイブリッド勤務者の中で、睡眠の悩みを多く感じているのは週3日出社の人
 少し詳細に見てみると、ハイブリッド勤務で出社が週3日の人は、睡眠の課題が顕著に表れています。
週3日出社の場合、生活時間も日々ずれる可能性が高く、睡眠の悩みも抱えやすい傾向が見られます。 (図6)



4.ハイブリッド勤務者の中で、睡眠改善への取組み意向が高いのも週3日出社の人
 出社頻度との関係を見てみると、週3日程度出社勤務は、「市販の食品・飲料・サプリメントなどで、よい睡眠に効果があるなら、積極的に取り入れたい」と回答した人が最も多い結果となりました。(図7)睡眠の悩みを感じている分、改善意向が高くなることがこの結果からもうかがえます。


 ハイブリッド勤務による負担が睡眠に影響していることがうかがえます。
起床時間や生活リズムの変化すると負担が増すので、起きる時間を揃えるか、出社・在宅をある程度まとめる働き方をすることも1つのアイデアです。【産業医・睡眠専門医 相良 雄一郎先生】

生活リズムの整え方
相良労働衛生コンサルタント事務所 所長
睡眠認定医・精神神経学会専門医・労働衛生コンサルタント
産業医・睡眠専門医 相良 雄一郎先生

 睡眠を整えるためには、夜の睡眠だけではなく日中の生活リズムも整える事が重要です。日常生活で心と体を元気にするヒントを産業医の相良雄一郎先生に聞いてみました。

・朝の起床時間は一定に
体内時計のずれは目覚めの日光でリセットされます。就寝時間が遅くなっても、起きる時間はできるだけ一定に保ちましょう。寝室に日光が入るようにするとリズムが整えられます。特に在宅や休日の翌日の出社の日は時差ボケ状態になり易いので、起床をそろえ、疲れた日は早く寝る、つまり睡眠時間は就寝時間で調整を勧めます。寝つきが悪い日は、入浴やストレッチを試み、読書などの光刺激を避けて過ごし、眠くなってから臥床すると寝つきや睡眠の質が良くなります。

・良い睡眠のために、生活にメリハリをつけることは大切です。日光・食事・運動のリズムづくりを!
リモートワークは出社に比べ自宅に引きこもり易く、活動量も日光を浴びる時間も大幅に少なくなります。運動不足解消とオンオフの切り替えのために、日中の散歩や窓際でのストレッチをおすすめします。朝の散歩は仕事のオンに、夕方の散歩は仕事のオフに有効ですので、使い分けると良いでしょう。さらに朝食時間を揃え、散歩、朝の日光の効果で、気分を穏やかにするセロトニンホルモン分泌が促進され、さらに夜にはメラトニンホルモン促進で睡眠を質・量共に改善します。(メニューにセロトニンとメラトニンの材料であるタンパク質(トリプトファン)を勧めます。)また睡眠時間や睡眠効率は免疫力にも影響するので、コロナ予防に良い睡眠はとても有効です。

・パワーナップ(短時間の昼寝)を行う

パワーナップとは12~15時に、15分程度、横にならずに眠る事です。脳や体を休めて頭をスッキリさせ、ストレス発散、集中力・作業能率を上げる効果があります。目を閉じるだけでも目や脳を休ませることができます。30分以上寝ると寝起きがボーとするので、寝すぎない工夫が大切です。

 コロナで始まったテレワークとハイブリッド勤務に馴染めない人は、新しい働き方に適した新しい生活習慣が必要です。コロナ下でのテレワークにうまく付き合うには、働きやすい生活環境の組み立てについて「睡眠」をキーワードに検討しましょう。

また、睡眠の質の向上に向けて、最近ではアプリやサプリメント、寝具など、身近な物を活用してみたり、深刻な場合は早めに睡眠外来などの医療機関に相談することも考えてみてください。


【調査概要】
●調査名:全国睡眠意識調査 /調査主体:味の素株式会社
●調査対象:緊急事態宣言解除後に勤務形態が変化し、直近3ヶ月で出社勤務が増えた20代-50代男女対象計623名/ 実施期間:2022年1月/ 調査方法:インターネット調査



【参考情報】
味の素㈱「グリナ
(R)」で身体の内側からしっかりとした睡眠を!
すみやかに深睡眠をもたらし、ぐっすりとした眠りとさわやかな目覚めをサポートします


 「グリナ(R)」は睡眠アミノ酸“グリシン”(※)3000mgを配合した、“すみやかに深睡眠をもたらし、ぐっすりとした眠りとさわやかな目覚めをサポート”するサプリメントです。「グリナ(R) 」の主成分である 睡眠アミノ酸“グリシン”は、すみやかに深睡眠をもたらし、睡眠の質の向上(熟眠感の改善、睡眠リズムの改善)や、起床時の爽快感のあるよい目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能があります。
※睡眠アミノ酸“グリシン”は非必須アミノ酸の一種で、体内で作りだすことができるアミノ酸です。私たちが普段食べている食品にも広く含まれ、特にホタテなどの魚介類に多く含まれています。

■ 製品概要
・製品名:味の素KK健康基盤食品「グリナ(R) 」 スティック30本入り箱 
・特 長:
①すみやかに深睡眠をもたらし、ぐっすりとした眠りとさわやかな目覚めをサポート。
②“睡眠アミノ酸”のグリシンをスティック1本あたり3000mg配合。グリシンは、すみやかに深睡眠(徐波睡眠とも呼ばれる)をもたらし※、睡眠の質の向上(熟眠感の改善、睡眠リズムの改善)や、起床時の爽快感のあるよい目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能があります。
※:特許第4913410号
③ほどよい酸味と甘味のグレープフルーツ味で、口どけがよい顆粒タイプ。持ち運びしやすいスティック包装。
・飲み方:1日1本を目安に、就寝前、水などと一緒に、そのままお召し上がりください。
・価 格:<30本入り箱>5,560円(税込み)
・販売方法:通信販売(電話、インターネットにて注文受付)
・電 話:0120-324-324(9:00~21:00、年中無休)
・インターネット: https://direct.ajinomoto.co.jp/

[機能性表示食品]【届出番号A42】
●本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
●本品は疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
●食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

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この企業の情報

組織名
味の素株式会社
ホームページ
http://www.ajinomoto.co.jp
代表者
藤江 太郎
資本金
7,986,300 万円
上場
(旧)東証1部
所在地
〒104-8315 東京都中央区京橋1丁目15-1
連絡先
03-5250-8111

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