「プレシニア」世代の健康リスク ビタミン・ミネラルの“ちょい足し”で、栄養素不足と過剰の不安を解消!

~日本スポーツ栄養協会 鈴木志保子理事長インタビュー~

 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」の結果によると、日本人のビタミンやミネラルなどの微量栄養素は摂取量が不足しています。とくに、年齢を重ね、食が細くなってきた世代は摂れる栄養素が偏りがちになり、食事だけで1日の栄養素を摂取するのは難しい場合もあります。
 そのようなとき、バランスのよい食事を意識しながら、食事だけでは不足してしまいがちな栄養素を、足りない分だけサプリメントから補給してみることも健康維持するための一つの方法と言えます。そこで、健康不安が募り始める「プレシニア」世代(シニア層よりひと世代前)の人たちの栄養摂取、とくに上手なサプリメントの利用法について、一般社団法人日本スポーツ栄養協会の鈴木志保子理事長に、ポイントを解説いただきました。

実際に、ビタミン・ミネラルの摂取量が足りていない人が多い
 日本人のビタミンやミネラルの摂取量は、どの程度不足しているのでしょうか? 
平均的な日本人のビタミン・ミネラルの摂取量は、厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査」からわかります。一方、どのくらい摂取すべきかは、同省の「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」に示されています。表1に両者を対照できるようにまとめました。多くの微量栄養素の摂取量が不足している現状をおわかりいただけると思います。


食生活に不安を感じている人が多いという現状
 実際に食生活に不安を感じている人が少なくないことも、明らかにされています。当社が3 年ごとに行っている「主婦の食生活意識調査(Ajinomoto Monitoring Consumer Survey)」の2018 年調査結果によると、「ふだんの食事で栄養のバランスをとりたいと思っているが、思うようにできない」という質問に「はい」「どちらかと言えば”はい”」と回答した人が、50代で63%、60 代で50%を占めていました(図1)。

サプリメントからの栄養素摂取のコツは”ちょい足し“
 このようにプレシニアの多くの方が、食事からの栄養素摂取が適切か否かに不安を抱えており、実際に不足している可能性が高いです。しかし、誰でもやみくもにサプリメントをとれば良いわけではありません。とり過ぎに注意が必要な人もいます。
 サプリメント摂取のより積極的な検討が勧められるプレシニアとは、例えば次のような方です。

食が細くなってきた人
 歳とともに食が細くなってきたという人、または元から食べる量が少ない人は、微量栄養素が不足している可能性があります。まずは、ふだんの食事の中で、野菜や果物をしっかり食べることが大切です。そのうえで、サプリメントから少量のビタミン・ミネラルをとるとよいでしょう。

多忙で食生活が乱れがちな人
 「忙しくて食事の内容は二の次。とにかく量が足りていればいい」という人は、エネルギー量は不足しておらず体重の変化はみられないかもしれませんが、微量栄養素のビタミン・ミネラルが不足している可能性があります。ふだんの食生活を見直した上で、サプリメントの利用を考えてみましょう。

身体活動量が多い人、スポーツをしている人
 スポーツや運動をする人は、当然ながら多くのエネルギーと栄養素を消費します。また、筋肉をつけるためにたんぱく質が重要なことはよく知られていますが、ビタミンやミネラル等の微量栄養素も、筋肉にとって重要な栄養素です。スポーツアスリートは、二つの意味でそれら微量栄養素を十分にとる必要があるということです。

栄養素が足りているか、少し不安な人
 さきほども述べたように、ご自身の食生活に漠然とした不安を抱えているプレシニアが少なくありません。そのような方は、ビタミンやミネラルの必要量のすべてをサプリメントからとる
必要性は高くないことが多いでしょう。少量のサプリメントを利用することで、とり過ぎを心配せずに、栄養素不足の不安を解消できます。

実は高い、プレシニアのサプリメント摂取率
 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」では、男性の約3割、女性の約4割が「健康食品を摂取している」と回答し、とくに女性ではプレシニア世代の50 ~ 60 代、男性も60 代で摂取している人の割合が高いことがわかります(図2)。また、同省の「2019 年 国民生活基礎調査」からも、女性は50 代、男性は60 代が、サプリメント等の摂取率が最も高いという結果が示されています(図3)。
 そして、そのような健康食品を摂取する目的として、「健康の保持・増進」とともに、「ビタミン・ミネラル」の補充を挙げる人が少なくありません(表2)。

栄養不良の二重負荷が起きている!
 ところで今、多くの国で「栄養不良の二重負荷」という問題が起きていることをご存知でしょうか。二重負荷とは、エネルギーや栄養素の過剰摂取と、その反対の低栄養が、同じ社会で同時に起きている状態を指すものです。
 日本でも、若年から中年層での肥満やメタボリックシンドロームの増加と、中年期以降の人や若年期女性の低栄養が問題になっています。例えば、厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」をみると、過剰摂取が主要原因である肥満(BMI25)※1の人の割合が、男性は約3割、女性は約2割で推移している一方で(図4)、BMI が20 以下で低栄養傾向の人も、女性は約2割、男性も1割以上に上っています(図5)。
※1 BMI:体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値。国内ではBMI 25 以上が肥満と判定されます。Body Mass Index の略。体格指数

エネルギー量の過不足は体重が良い指標、だけれども…
 栄養は「エネルギー量」と「栄養バランス」という二つの要素から成り立ちます。このうち、前者のエネルギー量の過不足は、体重の増減として現れます。体重が増えてきたら過剰摂取の可能性が高く、体重が減ってきたら過少摂取の可能性が高いと言えます。
 ところが、後者の栄養バランスの良し悪しがわかる簡便な指標はありません。三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)の摂取量の過不足は、一般的な健康診断の血液検査や体組成の測定(体脂肪量や筋肉量など)からある程度推測できるものの、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の過不足は、健康診断の検査項目だけでは把握できません(栄養状態に関連して発症する何かの病気の疑いがあるときに行う、詳しい検査でのみ把握可能)。
 つまり、ビタミンやミネラルは摂取量が不足していても、ふだん一般の人が生活の中でそれに気づくことは難しいということです。だからこそ、サプリメントなどによる‘ちょい足し’を考えてみることも必要と言えるのではないでしょうか。

管理栄養士や栄養士を“活用”して
 炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維(六大栄養素)を過不足なく摂取するために、主食、主菜、副菜、乳製品、野菜、果物をとりそろえることが、栄養バランスの良い食事のポイントです。しかし、わかっているけれど、時間がなくて栄養バランスの整った食事を3 食食べることができなかったり、加齢により食べる量が減少したり、運動量が減ることで食欲不振になったり、さまざまな課題を抱えている方は、少なくないのではないでしょうか。
 そのような理由で、栄養素の摂取が不足する場合には、管理栄養士・栄養士のアドバイスを受けることをお薦めします。また、サプリメントから栄養素を摂取することに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、サプリメントを活用して補給してみることも、コンディションを維持するための一つの方法だとお考えいただければと思います。
 栄養バランスの良い食事、身体活動、質の良い睡眠で、健康維持を図りましょう。

●プロフィール
鈴木 志保子 (すずき しほこ)
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授。管理栄養士。公認スポーツ栄養士。実践女子大学卒業後、同大学院修了。東海大学大学院医学研究科を修了し、博士(医学)を取得。(公社)日本栄養士会副会長、(一社)日本スポーツ栄養協会理事長、NPO 法人日本スポーツ栄養学会理事、日本パラリンピック委員会女性スポーツ委員会委員、東京2020 組織委員会飲食戦略検討委員。マツダ株式会社陸上競技部、(一社)日本身体障がい者水泳連盟、(一社)日本車いすバスケットボール連盟などで、数多くのトップアスリートの栄養サポートに従事。著書に『理論と実践 スポーツ栄養学』『基礎から学ぶ! スポーツ栄養学』『Q & A でわかる食事・運動指導のエビデンス』などがある。

栄養バランスのよい食事とは?
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「マルチビタミン&ミネラル」(栄養機能食品)とは?



12 種類のビタミンと9種類のミネラルを毎日手軽にバランスよく補えます
配合栄養素
●ビタミン12 種類:ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン
●ミネラル9種類:鉄、銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、セレン、クロム、マンガン、モリブデン
1日3粒の摂取で、日本人の1日に必要※1なビタミン約1/2 ※2とミネラル約1/3 ※2が補えます
※1 日本人の1日に必要な量の平均的な値です。消費者庁の定める栄養素等表示基準(2015 年版、18 歳以上基準熱量2,200kcal に占める割合)を根拠にし(必要量ではなく)目安量を示しています。
※2 配合栄養素の内、栄養機能表示をしている「ビタミン10 種類およびミネラル3種類」のみが該当します。
栄養機能食品:ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、鉄、銅、亜鉛


製品概要
製品名:「マルチビタミン&ミネラル」(栄養機能食品)
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価格 :1,088 円(税込)
味の素ダイレクト(株)オンラインショップ:
 https://direct.ajinomoto.co.jp/supplement/ff/multivitamin/



 
  





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この企業の情報

組織名
味の素株式会社
ホームページ
http://www.ajinomoto.co.jp
代表者
西井 孝明
資本金
7,986,300 万円
上場
東証1部
所在地
〒104-8315 東京都中央区京橋1丁目15-1
連絡先
03-5250-8111

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