インテルの新製品高性能プラットフォームの計測サプライヤとして、PCIe 3.0のPHYからプロトコル・レイヤまでをサポート
[2012年3月12日 米国オレゴン州ビーバートン発]
テクトロニクスは、インテルの新製品であるIntel(R) Xeon(R)プロセッサ E5-2600ファミリ(コード名:Romley)のPCI Express (PCIe)エコシステムのテスト/検証における、インテルへのサポートの詳細を発表しました。高性能サーバ/データ・センタ向けのアプリケーションである新世代プラットフォームは、3月6日に開催されたインテルのグローバル発表会(
http://newsroom.intel.com/docs/DOC-2677)で公式に発表されました。
インテルのXeonプロセッサE5-2600ファミリは、PCIe 3.0を統合した、業界初のサーバ用プロセッサです。I/Oレイテンシを最大30%も低減し、I/O帯域を最大で2倍も改善しています。統合されたI/O機能開発のサポートで使用されたテクトロニクスの製品は、MSO/DSA/DPO70000シリーズ・オシロスコープ、TLA7SA16型、TLA7SA08型ロジック・プロトコル・アナライザ・モジュール、TLA7000シリーズ・ロジック・アナライザ、BERTScope(R)ビット・エラー・レート・アナライザです。
公式の発表会以前にテクトロニクスは、Intel Developer’s Forum、PCI-SIG開催のイベントを含む、数多くのイベントにおいて、100以上のXeonプロセッサE5-2600ファミリのPCIeシステム、カードのテストに深く関わり、成功させてきました。
テクトロニクス、オシロスコープ事業部のジェネラル・マネージャであるロイ・シーゲル(Roy Siegel)は、次のように述べています。「テクトロニクスは、ごく初期の段階から、インテルの新しいXeonプロセッサE5-2600ファミリ・プラットフォームのテスト/検証のためのテスト機器、そのための専門知識など、積極的にサポートしてきました。これにより、インテルのXeonプロセッサE5-2600ファミリを利用するエンジニアは、優れたPCIe 3.0ソリューションにより、PHYからプロトコル・レイヤまでの詳細解析が可能になります」
インテルの開発チームは、Intel XeonプロセッサE5-2600ファミリのI/Oインタフェースの初期半導体検証のプロトコル・テスト機器メーカとしてテクトニクスを選定しました。これにより、詳細な検証が可能になりました。今では、OEM/ODMでの使用も可能になっています。前の世代に比べてデータ・レートは高速になり、I/O帯域も改善されているため、PCIe 3.0仕様では物理レイヤ、プロトコル・レイヤの両方で新たな複雑さ、テストでの問題が発生しています。今回発表のソリューションは、これらの問題解決に効果を発揮します。
インテル、テクノロジ・イニシアチブ・ディレクタのJim Pappas氏は、次のように述べています。「新しいプラットフォームのPCIe 3.0では、テスト/計測メーカからのサポートが非常に重要になります。今回のように、I/O性能やスケーラビリティが大幅に改善された新しい技術ではなおさらです。当社との長年にわたる成功例、常に業界をリードする牽引力など、この戦略構想においてテクトロニクスは理想的なテスト/計測メーカです」
<包括的なPCIe 3.0テスト・ソリューション>
世界最高の100GS/sのオーバーサンプリング性能を持ったMSO/DSA/DPO70000シリーズ・オシロスコープには、PCIe 3.0のテスト問題を解決する優れた性能と信号忠実度があります。MSO/DSA/DPO70000シリーズのOpt. PCE3はPCIe設計の解析、検証が迅速に実行でき、デバイスのプリコンプライアンスを確認し、デバイスの特性評価、デバッグを1つのソフトウェアで実行することができます。
シリアル・データ・リンク解析ソフトウェアは、チャンネルのデコンボリューション、コンボリューション、レシーバのイコライゼーションが行えます。DPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアは、ジッタ、アイ・ダイアグラム、パラメータ・テストが実行できます。さらに、P7520型TriMode(TM)差動プローブは、コモンモード測定を含む、チップ間リンクの検証、デバッグに使用できます。
これらのツールをTLA7SA16型、TLA7SA08型ロジック・プロトコル・アナライザ・モジュールとTLA7000シリーズ・ロジック・アナライザと組み合わせることにより、PCIe 3.0物理レイヤ、プロトコル・レイヤの優れた観測ツールとなります。2011年5月、TLA7SAシリーズはTest & Measurement World誌の2011年Best in Test Awardを、バス・アナライザ部門で受賞しました。
レシーバでは、BERTScope BSA85C型を使用した、PCI Express 3.0レシーバ・テストのMOI(Method Of Implementation)を提供しています。レシーバ・テストの難しいポイントは、デバイスをループバックに入れ、設定し、必要なストレス/プリエンファシスに校正し、ジッタ・トレランス・テストを実行することであり、MOIに記載されています。
<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。
テクトロニクスの最新情報はこちらから
Twitter (@tektronix_jp)
facebook(
http://www.facebook.com/tektronix.jp)
YouTube(
http://www.youtube.com/user/TektronixJapan)
お客さまからのお問合せ先
テクトロニクス お客様コールセンター
TEL 0120-441-046 FAX 0120-046-011
URL
http://www.tektronix.com/ja
Tektronix、テクトロニクス、BERTScopeは、Tektronix, Inc.の登録商標です。本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。