テクトロニクス、世界初のミックスド・ドメイン・オシロスコープのRF解析性能を大幅に強化

  • 株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ

新製品MDO4000BシリーズとSignalVu-PCによる、業界で最も広帯域な変調解析機能

報道発表資料
2013年11月19日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、新製品 MDO4000B シリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープを発表します。MDO4000Bシリーズは、大幅に強化されたスペクトラム・アナライザ性能を備えており、テクトロニクスのSignalVu(R)-PCソフトウェアと併用することで、業界で最も広帯域なベクトル・シグナル解析機能を実現し、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/j/n/p/acの詳細なテストをサポートします(詳細については、別途発表した802.11無線LANソリューションのプレス・リリースをご参照ください)。

テクトロニクスのミックスド・ドメイン・オシロスコープは、2011年8月に発表されて以来、その技術革新に対して業界から12以上の賞を授与されています。スペクトラム・アナライザを統合した唯一のオシロスコープであり、時間相関をとりながらアナログ信号、デジタル信号、RF信号を取込み、測定対象の動作を詳細に観測することができます。エンジニアはMDO4000シリーズを使用することで、優れた操作性、機能によって効率よくデバッグを実現し、さまざまなテスト問題に対応します。

無線テスト・ソリューション/サービスを提供するoctoScope社の代表取締役兼最高技術責任者であるFanny Mlinarsky氏は、次のように述べています。「無線LANの機能が設計に統合されたことで、まったく新しいレベルの複雑さがもたらされており、適切なツールなしにシステム・レベルのデバッグを行うことは困難になっています。MDO4000BシリーズとSignalVu-PCの組み合せにより、組込み/無線LANのモジュール設計エンジニアは、難しい操作方法に悩むことなく、適正な価格で、迅速に、システムをデバッグすることができます」

このソリューションの核となるミックスド・ドメイン・オシロスコープは、テクトロニクスのミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)と強力なスペクトラム・アナライザ機能を1台に統合しています。MDO4000Bシリーズでは、従来のMDO4000シリーズに比べてスペクトラム・アナライザの性能を大幅に強化しました。具体的な強化点は以下の通りです。

・SFDR(Spurious Free Dynamic Range)が、従来の55dB(保証値)/60dB(代表値)から60dB(保証値)/65dB(代表値)に改善され、スプリアス検出性能が向上
・位相ノイズ性能が20dB改善され、隣接したスプリアスの測定、より広いダイナミックレンジをもつ位相ノイズ測定が可能に
・高精度のベクトル校正により、高い確度の変調/ベクトル解析を実現
・RF信号の最長取込時間が79msから158msへと2倍になったことにより、変調された複数のバースト信号の取込/解析が可能に
・下限周波数が50kHzから9kHzになったことで、国際規格で規定される周波数範囲でのEMI診断が可能に

テクトロニクス、メイン・ストリーム・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのデイブ・ファレル(Dave Farrell)は、次のように述べています。「今回のMDO4000Bシリーズの発表が示す通り、テクトロニクスは、ミックスド・ドメイン・オシロスコープ・マーケットで技術革新を行っていきます。これは、複雑な組込み機器とシステム・レベルの問題の検証/デバッグを、使いやすい1台の計測器で実現したいというお客様の要望にお応えしたものです。高性能になったスペクトラム・アナライザ機能により、MDOはIEEE 802.11などの商用無線規格、その他多くのRFアプリケーションにおける最新の変調解析のための広帯域な取込み帯域幅を持つ測定器として使用できるようになりました」

MDO4000Bシリーズは、SignalVu-PCベクトル・シグナル解析(VSA)ソフトウェアと使用することにより、業界で最も広帯域(1GHz以上)のベクトル・シグナル解析が可能になり、汎用変調解析におけるRFテスト/測定、パルス信号解析、周波数/位相セトリング時間測定、レーダ信号解析、スペクトラム監視/管理に最適なソリューションとなります。

<販売開始> 11月20日

<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開し、優れたサービスとサポートを提供しています。詳しくはウェブ・サイト(www.tektronix.com/ja)をご覧ください。

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Tektronix、テクトロニクス、SignalVuは Tektronix, Inc.の登録商標です。本文に記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。

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組織名
株式会社TFF テクトロニクス/ケースレーインスツルメンツ
ホームページ
http://jp.tek.com/
代表者
Kent Chon
資本金
10,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒108-6106 東京都港区港南品川インターシティB棟6階
連絡先
0120-441-046

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