冷えを感じる人が増加!? “自粛冷え*”対策に血流をよくする「首温活」

監修:せたがや内科・神経内科クリニック 院長 久手堅 司先生

「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(http://www.well-lab.jp/)にて、新たなコンテンツを発表しています。以下にご紹介いたします。
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*“自粛冷え”は、ウーマンウェルネス研究会で、今冬ならではの厳しい寒さや感染症対策での窓開け換気、外出自粛による運動不足やストレスで血行不良となり、冷えが加速し身体の不調を引き起こす状態を“自粛冷え”と名付けたものです。

自宅で過ごす時間が多く、例年よりも室内と外との寒暖差が身にしみる今年の冬。ウーマンウェルネス研究会では、コロナ禍で迎えたこの冬の「身体の不調と冷え」について、首都圏在住の553人(20〜50代男女)を対象に意識調査を実施しました。

■6割以上の人が、例年より冷えや寒さを実感している!

調査によると、6割以上の人が例年と比べて冷えや寒さを感じていることが判明(グラフ(1))。また、感染症対策のための窓開け換気もあり、家の中や職場、電車やバスといった屋内での冷えや寒さを感じていることもわかりました(グラフ(2))。

さらに、2人に1人が例年と比べ、首・肩の不調を感じており(グラフ(3))、冷えや寒さを感じている人ほど、首・肩こりを自覚していることが明らかになりました(グラフ(4))。

■“自粛冷え”3つの原因
1.厳冬+窓開け換気による室内冷え
今年の冬は10年ぶりのラニーニャ現象の発達による厳しい寒さに加え、感染症対策として、こまめに窓を開けて換気をしていることもあり、屋外だけでなく、屋内でも冷えや寒さを感じやすいようです。

2.自粛生活での運動不足による血行不良
テレワークや自粛生活が続き、外出の機会が減ったことで、多くの人が運動不足を感じています。それにより血行不良となり、冷えが加速しています。

3.不安やストレスによる“自律神経の乱れ”で起こる血行不良
コロナ禍の現在、例年と比べ、9割近くの人が外出時に感染予防を意識して緊張を感じるなど(グラフ(5))、日常的にストレスにさらされていることが伺えます。ストレスにより自律神経が乱れると、血行不良になり、体温調整もうまくいかなくなって、冷えやすくなります。


■さまざまな不調を引き起こす身体の冷え
例年に比べ、2人に1人が首・肩の不調を感じている背景には、「冷え」が大きく関係しています。身体が冷えると筋肉がかたくなり、首・肩こりが悪化。また、疲れやだるさ、胃腸の不調など、身体にさまざまな不調を引き起こします。

■“自粛冷え”には「首温活」が効果的
首には頸動脈という大きな血管があり、皮膚のすぐ下を通っています。首を冷気にさらすと、この頸動脈を通る大量の血液が冷やされ、体温が奪われることに。逆をいえば、首を温めれば、全身を効率的に温めることができるのです。
また、首を温めれば、交感神経よりも副交感神経が優位になって緊張がほぐれ、血流がよくなります。血流がよくなると、疲労物質が押し流されるため、首・肩こりの改善につながります。“自粛冷え”を改善するために、早速、以下の「首温活」をはじめてみましょう。

(1)蒸しタオルや温熱シートで首を温める
冷えや疲れを感じたときは、首に蒸しタオルを当てましょう。外出時には、温熱シートを活用するのがおすすめ。手軽に首を温めることができ、温まった血液が全身をめぐって血流がよくなるので、首・肩こりが緩和されます。
(2)炭酸入浴で血行促進&リラックス
炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38〜40℃のぬるめのお湯に、15〜20分程度、首までつかりましょう。炭酸ガスには温浴効果を高める働きがあります。最初に首まで温めることで、全身の血行がよくなり、冷え、首・肩こり、疲労感がやわらぎます。また、身体が温まると副交感神経が優位になるため、リラックスでき、ストレスの緩和につながります。


(3)タオルストレッチ、耳マッサージ
【タオルストレッチ】
首にタオルを当てて、斜め上を向いたり、下を向いたりしながら、首まわりの筋肉をまんべんなくストレッチします。長時間のデスクワークが続くときは、1時間に1〜2分程度行うのがおすすめです。


【耳マッサージ】
耳たぶの真ん中から少し上くらいの場所を、水平方向に5〜10秒ほど痛くない程度に引っ張ります。耳まわりがリラックスし、首がぽかぽかしてきたら、正しくできている証拠です。繰り返しこまめに行いましょう。耳を上下に動かすのもおすすめです。


【監修】
せたがや内科・神経内科クリニック 院長
久手堅 司(くでけん つかさ)先生

[現職]
せたがや内科・神経内科クリニック 院長
神経内科専門医
総合内科専門医
頭痛専門医
脳卒中専門医

[経歴]
東邦大学医療センター 大森病院 神経内科入局、大学院入学後、済生会横浜市東部病院 脳血管・神経内科へ出向。
2013年8月 せたがや内科・神経内科クリニック 開院。
2016年9月以降、気象病外来、冷房病、クーラー病外来などの専門外来を開設。
2018年7月に寒暖差疲労外来を開設。
2018年12月に発行した書籍「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」も好評。

<意識調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:20201221日〜1228
調査対象:首都圏の20歳〜59歳の男女553名
調査内容:身体の不調と冷えに対する意識調査
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●ウーマンウェルネス研究会supported by Kao とは『ウーマンウェルネス研究会supported by Kao』は、現代女性のライフステージごとに異なる様々な心身の不調を解消し、女性が健康で豊かな生活を送り充実した人生を実現することを願って、医師や専門家、企業が集い2014年9月1日に発足いたしました。女性のウェルネス実現のために、公式サイト「ウェルラボ」(https://www.well-lab.jp/)やイベントなどを通じて、女性が知っておきたい健康の基礎知識や不調への対応策など、心身の健康に役立つ情報を発信します。●ウーマンウェルネス研究会の概要・発足日: 2014年9月1日・医師・専門家: 対馬 ルリ子 (産婦人科医、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長)(50音順) 小島 美和子 (管理栄養士、有限会社クオリティライフサービス 代表取締役)(敬称略) 川嶋 朗 (統合医療医、東京有明医療大学 保健医療学部鍼灸学科 教授)中村 格子 (整形外科医、スポーツドクター、Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長)福田 千晶 (産業医、内科医・リハビリ医、人間ドック専門医、健康科学アドバイザー)渡邉 賀子 (漢方専門医、麻布ミューズクリニック名誉院長)・協賛: 花王株式会社、パナソニック株式会社 (五十音順)・Web サイト:『ウェルラボ』:https://www.well-lab.jp/ (2014年9月11日OPEN)※ウーマンウェルネス研究会から発信している季節の健康情報は「ウェルラボ」をご覧ください。
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本件に関するお問合わせ先
<本件に関するお問い合わせ先>
ウーマンウェルネス研究会 事務局
TEL:03-4570-3167 FAX:03-4580-9155 Email:info@well-lab.jp

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組織名
ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao
ホームページ
http://www.well-lab.jp/
代表者
対馬 ルリ子
上場
非上場
所在地
〒107-6033 東京都港区赤坂1-12-32
連絡先
03-4570-3167

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