酪農学園大学(北海道江別市)では、2016年度から酒類の試験醸造を行っている。このたび、2019年度のオリジナルワインが完成し、11月22日に完成報告会を開催した。完成したワインは学内で栽培しているキャンベル・アーリ種を使ったロゼワインで、同大関係者(卒業生、親族を含む)限定で販売されるほか、イベントなどでの試飲も行われている。
酪農学園大学では2016年4月から「酪農学園大学オリジナルワインプロジェクト(ROWP)」を展開。食と健康学類の阿部茂教授、石井智美教授、山口昭弘教授が酒類製造免許を取得し、学内に植栽されていたブドウ苗(キャンベル・アーリ)を利用してオリジナルワインの製造を開始した。
2017年9月には、北海道ワイン株式会社と包括連携協定を締結。同社の指導の下、学生が中心となって剪定や農薬散布などブドウ苗の管理を行っている。
昨年度までは食と健康学類の研究室の学生が中心となって取り組んでいたが、今年度からは大学公認サークルとして正式に組織化し、すべての学類からメンバーを募集。学内の圃場が一つ増えたため新たに赤ワイン用ブドウ品種の''ロンド''を植栽したり、同大卒業生が経営する砂川市の農場で栽培方法を学ぶなど、28人のメンバーは約半年間さまざまな活動に取り組んだ。
9月には学生らがキャンベル・アーリを収穫。今年は天候にも恵まれ、収穫量は79kgと昨年よりも豊作となった。その後北海道ワイン株式会社が委託醸造を行い、ロゼワインが完成。1,000本限定で同大関係者向けに販売を開始した。
今年度のラベルは、食と健康学類2年の佐藤彩音さんがデザイン。サークルのメンバーからアイディアを募り、実際に学内のブドウの木を見て佐藤さんが描いた絵を大きく中央に据えたデザインとなった。昨年と同じく「レトロな雰囲気」で、ワインのロゼの色合いとの一体感のあるデザインに仕上がっている。
11月22日には、ワインの完成を祝って札幌市内のホテルで報告会を開催。北海道ワイン株式会社をはじめ、製造にかかわった関係者や同大の学生、教員など約50名が参加し、ワインの出来栄えを確かめた。
ワインの試飲のほかに活動報告も行われ、学内のブドウ苗の管理やROWP豊沼ヴィンヤードでの活動、クヴェヴリ発酵における香気成分と微生物叢の特徴などについて、メンバーの学生らが参加者に報告した。
ROWPでは、将来的に学内で栽培したブドウを100%使ったオリジナルワインの醸造を目指している。
◆酪農学園大学オリジナルワイン2019
【価 格】 1,650円(税込)※送料別途
【容 量】 720ml
【申 込】
下記URLより申し込み用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、北海道ワイン株式会社にFAX
https://www.rakuno.ac.jp/archives/5117.html
・FAX: 0134-34-2183
【その他】
・酪農学園大学関係者(卒業生、親族を含む)限定販売
・限定1,000本(無くなり次第終了)
●酪農学園大学オリジナルワインプロジェクト
・Facebook
https://www.facebook.com/rakuno.wine.project/
・Twitter
https://twitter.com/rgu_rowp
(関連記事)
・酪農学園大学がオリジナルワイン2018の完成報告会を開催 -- 上質なブドウで造られた辛口のロゼワインが完成(2019.03.20)
https://www.u-presscenter.jp/2019/03/post-41209.html
・酪農学園大学オリジナルワイン2018が完成 -- 大学関係者限定で1,000本を販売(2019.01.17)
https://www.u-presscenter.jp/2019/01/post-40790.html
・酪農学園大学が北海道ワイン株式会社と包括連携協定を締結 -- ワイン関連教育や食品の開発などで連携(2017.10.04)
https://www.u-presscenter.jp/2017/10/post-38080.html
▼本件に関する問い合わせ先
酪農学園大学入試広報センター広報課
TEL:011-388-4158
メール:koho@rakuno.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/