子育て応援自動販売機・ベビーカーシェアリングポートが新設,保育園ではパウチ入り惣菜の販売も開始
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,取締役社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)は,GREATEST DAY株式会社(本社:東京都中央区,代表取締役社長:中塩屋 久美子,以下 GREATEST DAY),Babydoor株式会社(本社:東京都豊島区,代表取締役社長:中川 阿美,以下 Babydoor),ハウス食品グループのパッチワークキルト株式会社(本社:東京都千代田区,社長:髙尾 俊次,以下 パッチワークキルト)と共同で,京急線駅構内に子育て応援施設を2024年11月23日(土)から順次サービス開始いたします。
また,京急グループの京急サービス株式会社が運営する
京急キッズランド保育園では,保育園利用のご家庭への夕食支援として,2025年から順次,パウチ入り惣菜「タスミィ」の販売を横浜市内6園で開始いたします。
サービスイメージ
これは,子育てしやすい沿線づくりに取り組む京急電鉄が,沿線住民の授乳やおむつ替え等の施設がない,ベビーカーでの鉄道利用が負担,子連れの買い物が大変,食事作りが負担というニーズに,それぞれの企業と取り組んだ子育て応援施策です。
今回,京急線内4駅(青物横丁駅,京急蒲田駅,京急川崎駅,金沢八景駅)において鍵付き個室授乳室とベビーカーシェアリングポートを設置するとともに,京急蒲田駅では,大人も子どももおいしく食べることができるパウチ入り惣菜「タスミィ」を販売する「子育て応援自動販売機」を同じスペース内に設置し,「子育て応援スぺース」として展開いたします。今回設置する鍵付き個室授乳室は,人口減少社会で持続的に提供可能なサービスを目指し,町工場と授乳室事業者,鉄道会社がノウハウを結集させ,共同で製品開発しました。利用は会員制・事前予約制で,内部には,人の動きの有無から,急な体調不良など有事を検知するAIセンサーを導入するなど,人の目が届かない中でも安心してご利用いただける授乳室となっております。
京急電鉄と各社は,京急線をご利用される子育て世代のニーズに応えた安心できるサービスを提供することで,共に子どもの成長を応援するとともに子育てがしやすい社会の実現に向けた取り組みを進めていくほか,京急沿線エリアマネジメント構想「newcal(ニューカル)プロジェクト」で,駅を起点とした地域一体での子育て応援施策を推進し,沿線価値向上を目指します。
京急線駅構内に設置される子育て応援施設
および京急キッズランド保育園でのパウチ入り惣菜「タスミィ」の販売開始について
1.概要
京急グループでは,子育てに優しい沿線を目指しております。今回,子育て世代のニーズに応えるため,京急線駅構内に「授乳室」と「ベビーカーシェアリングポート」を設置するとともに,京急蒲田駅においては,「子育て応援自動販売機」が合わせて設置され,「子育て応援スペース」となります。また,京急キッズランド保育園では,夕食支援としてパウチ入り惣菜「タスミィ」を園内で販売開始いたします。
2.鍵付き個室授乳室の設置について
京急電鉄とGREATEST DAYは,京急線内4駅の駅構内にベビーカーのまま入室可能で,お出かけ中のママパパとベビーが安心して利用できる鍵付き個室授乳室「Babypeko」を設置・サービス提供いたします。
(1)設置場所
イ.青物横丁駅 改札内
ロ.京急蒲田駅 改札内「子育て応援スペース」
ハ.京急川崎駅 改札内
ニ.金沢八景駅 改札内
(2)ご利用可能時間 8:00~19:00(年中無休)
(3)ご利用方法
ご利用には事前の会員登録が必要です。会員登録後,専用アプリをダウンロードし,アプリから授乳室のドアを解錠することで授乳室をご利用いただけます。
※会員登録用URL
https://babypeko.admission.smarthello.jp/4519feabdea34cde8710228644aa0a03?openExternalBrowser=1 または,
https://babypeko.com/keikyu/
※本サービスのご利用に際して,料金はかかりません。
※本施設は,授乳専用施設となっております(おむつ替えスペースはございません)。安全上の観点から,女性のみのご利用・ご登録に限定させていただきます。
(4)サービス開始日
2024年12月1日(日) 京急蒲田駅
2024年12月16日(月) 青物横丁駅,京急川崎駅
2025年2月1日(土) 金沢八景駅
(5)本施設の共同新開発の機能
利用者の安全性・利便性を確保しながらも,少人数での運営を可能とするため,従来の設置型授乳室
にはない機能と工夫を東大阪市の老舗町工場の株式会社松下工作所,GREATEST DAY,京急電鉄の3者で共同開発を行いました。利用者側・運営側双方のニーズに合致した次世代モデルとなっております。
(6)その他
鍵付き個室授乳室の設置は,京急電鉄が主催するオープンイノベーションプログラム「KEIKYU
ACCELERATOR PROGRAM」発のスタートアップ企業との共創案件であり,「newcalプロジェクト」から取り入れた沿線の子育て世代の方の要望も叶えております。
3.ベビーカーシェアリングポートの設置について
京急電鉄とBabydoorは,京急線内4駅駅構内にベビーカーを持参せずにお子さま連れで外出ができ,ベビーカーをどちらのポートでも借りて,返却できる,ベビーカーシェアリングサービス「Share Buggy」を設置・サービス提供いたします。
(1)設置場所
イ.青物横丁駅 改札内
ロ.京急蒲田駅 改札内「子育て応援スペース」
ハ.京急川崎駅 改札内
ニ.金沢八景駅 改札内
(2)ご利用可能時間 5:00~23:59(カスタマーサポート 10:00~19:00)
※上記の時間は,ベビーカーシェアリングポートの営業時間であり,上記時間をまたぐご利用は可能です。
(3)ご利用方法
Share Buggy専用アプリ・シェアリングポート(ベビーカーを格納しているBox)を使用し,ベビーカーの貸し出しを行います。
専用アプリ内の開錠ボタンで専用ポートを開錠しベビーカーをご利用ください。返却も同様です。
※Share Buggyアプリは,公式サイトからダウンロードください。URL:
http://sharebuggy.jp/
※ベビーカーの事前予約は,承っておりません。
(4)サービス開始日
2024年12月1日(日) 京急蒲田駅,金沢八景駅
2024年12月16日(月) 青物横丁駅,京急川崎駅
(5)ご利用料金
1時間220円/3時間550円/6時間880円 (自動延長は1時間220円となります)
※クレジットカード決済(専用アプリ内)
(6)その他
Share Buggyの導入は,東京都のスマートシティ化の推進や都民の暮らしの利便性向上を高める事業である“東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」”の取り組みです。
4.子育て応援自動販売機の設置について
京急電鉄とハウス食品グループのパッチワークキルトは,京急蒲田駅構内にパウチ入り惣菜「タスミィ」を販売する「子育て応援自動販売機」を設置・サービス提供いたします。
(1)設置場所
京急蒲田駅 改札内「子育て応援スペース」
(2)販売商品
保育園で働く管理栄養士が監修したパウチ入り惣菜「タスミィ」は,1袋(約240g)に大人1人前+
子ども1人前の分量が入っているので,大人も子どもも,一緒においしくお召しあがりいただくことが
できます。また,パウチのまま電子レンジで1分強温めれば完成するので,手軽に家族一緒の温かい夕
食の時間をお過ごしいただくことができます。
〈代表メニュー例〉
(3)営業開始日
2024年11月23日(土・祝)
5.京急キッズランド保育園におけるパウチ入り惣菜「タスミィ」の導入について
京急キッズランド保育園では,災害に強い園づくり,保育園利用のご家庭への夕食支援策の一環として
パウチ入り惣菜「タスミィ」の園内での販売を開始いたします。
(1)導入場所
京急キッズランド保育園各園(横浜市内6園)
・京急キッズランド新高島保育園
・京急キッズランド黄金町保育園
・京急キッズランド井土ヶ谷駅保育園
・京急キッズランド上大岡保育園
・京急キッズランド上永谷保育園
・京急キッズランド金沢文庫保育園
導入イメージ
(2)導入方法
無人販売什器を使った園内販売形式
(3)導入時期
2025年から順次導入予定
6.京急蒲田駅構内「子育て応援スペース」について
京急蒲田駅において,鍵付き個室授乳室,ベビーカーシェアリングポート,子育て応援自動販売機を設置することにあわせ,設置部分前面部に「子育て応援スペース」の装飾を行います。
(1)名称 子育て応援スペース
(2)開始日 2024年11月23日(土・祝)
導入イメージ
導入場所イメージ
参 考
京急グループで展開する子育て応援施策について
1.鉄道・バス小児IC均一運賃の導入
(1)開始日
京急電鉄:2023年10月1日/京浜急行バス:2023年9月1日
(2)内容
小児用ICカードで京急線・京浜急行バスを利用する際,全区間均一運賃となりました。
・京急電鉄:1乗車につき75円とします。※空港線加算運賃25円は別途ご負担いただきます。
・京急バス:1乗車につき100円とします。
2.京急線全駅における子どもの駅改札通過通知サービス
MIXIが提供する子ども用GPSサービス「みてねみまもりGPS」の2025年春発売予定の新機種から,日本初の施策として,位置情報確認やトーク機能等に加え,京急線全駅において子どもの駅改札通過が,新たに駅に設置する機器で検知され,保護者のスマートフォンに通知されるようになります。
5.京急沿線エリアマネジメント構想newcalプロジェクトについて
(1)開始日:2024年3月14日(木)
(2)名称:「newcal(ニューカル)プロジェクト」
(3)名称由来:「New」+「Local」
新しいローカル(Local)のあり方を地域の方々と⼀緒になって生み出し,その地域ならではの新しい魅力を発見(Newな発見)し,より多くの人に届けていく構想です。
「Local」のあり方が今後も注目される中,京急グループがその「新しいLocal」のあり方を,エリアマネジメントによって見出していく意思も込めています。
また,「ニューカル」という響きは,「new culture = カルチャー」を感じさせ,その地域ならではの新しい文化を地域の方とともに生み出していく想いも込めています。
(4)目的
「沿線価値共創戦略」において重視する,地域との連携を具体化する4つの共創活動の「組織化」「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」の推進を通じた将来像として,デジタル基盤とともに沿線地域が一体となったサービス「EaaS(ENSEN as a Service)」の構築を目指します。
6.「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」について
2017年から開始し,これまで計3回の本プログラムの開催を通じ,22社の事業採択,京急グループと17件の実証実験,3件の事業化,2件の資本提携を実行するなど,スタートアップ企業との共創による新たな価値の創出に取り組んでまいりました。
2024 年2月にリニューアルし,新たな価値創出の中核となる「移動」と「まち創造」2つのプラットフォームの未来にむけた16のテーマを公開,スタートアップ企業をはじめとする多様な外部パートナーとの共創により新たな価値の創出を目指す常時募集・常時推進型のオープンイノベーションプラットフォームへと進化いたしました。リニューアル以降,4件の事業共創を実現しています。
URL:
https://openinnovation.keikyu.co.jp/
7.Be Smart Tokyoについて
東京都では,デジタルを通じて都民の生活の質向上を目指す「スマート東京」の実現に取り組んでいます。
都民の生活をより便利により豊かにするサービスを実装する事業として,東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」を2022年度より開始しています。
スタートアップが手掛ける多様なスマートサービスを都内で展開することで,都民の生活の便利さとQOL(Quality of Life)を高めることを目的としています。本取り組みでは「Be Smart Tokyo」のスマートサービス実装促進事業者であるTIS株式会社とともにサービスの実装を行いました。
各会社概要
1.京浜急行電鉄株式会社 URL:
https://www.keikyu.co.jp/
京急電鉄は,グループ理念である「都市生活を支える事業を通して,新しい価値を創造し,社会の発展に貢献する」を使命として,社会課題,価値観の多様化に対し,「移動」と「まち創造」の両事業(プラットフォーム)が相互に価値を提供しあい,新しい価値を創出することで対応し,地域と京急グループの持続的な発展を目指しています。
2.GREATEST DAY株式会社 URL:
https://greatestday.co.jp/
GREATEST DAYは,「次世代の子どもの未来を支える企業へ」という理念のもと,子どもが健やかに育ち,ママパパが生き生きと輝ける社会の実現を目指しています。
鍵付き完全個室の授乳室「Babypeko®(ベビペコ)」は,ベビーカーをたたまずそのまま入室可能なため,お出かけ中のママパパの手をわずらせることなく手軽に,そして安心・安全に利用できます。この「Babypeko®」を全国展開していくことで子育て環境の改善をサポートして参ります。
3.Babydoor株式会社 URL:
http://corp.babydoor.net/
Babydoorでは,小さなお子さまのいるご家族が便利に生活できる様々なサービスをご提供しております。当社サービスのShareBuggyは,ベビーカーを外出先で借りて・そのまま外出先で返したいという,小さなお子さまのいるママさんパパさんのご要望を元に始まりました。ベビーカー持参なしによる外出時の荷物軽減を実現し,お子さま連れの外出を促進できる今までにないサービスで,より便利な社会を実現していきます。
4.パッチワークキルト株式会社
ハウス食品グループ内の社員が自ら手を挙げて,新規事業の創出にチャレンジする公募型プログラム“GRIT”(グリット)から生まれた事業を,スモールスタートでスピード感を持ってお客さまに直接販売しながら,事業の提供価値を検証するために設立された会社です。“GRIT”は,顧客課題や社会課題を起点とした幅広い新規事業のアイデアを見つけ出し,事業として育てるために2020年から年1回実施しており,2024年に第5期を迎えました。「タスミィ」は“GRIT”の第1期採択プロジェクトです。
以 上