高度な監視映像システムによるセキュリティインフラ事業への進出 ~クラウドと映像データの活用でより安心・安全な社会の実現に貢献~
- 三井不動産株式会社
- 2014年12月10日
- 14:07
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長 菰田正信、以下「三井不動産」)は、高画質な映像データ分析を低コストで行うことが可能な監視カメラ、および監視システムを特徴とする、株式会社クリューシステムズ(東京都千代田区、代表取締役社長 平山勝彦、以下「クリューシステムズ」)にこの度出資するとともに、社員を派遣し、映像データの活用事業へ新規参入することを決定いたしました。三井不動産はこれにより、より安心・安全な社会を実現する新たなインフラ構築に貢献してまいります。
クリューシステムズは、同社の開発したクラウド技術を利用する高画質なデジタル映像データの管理を得意としており、独自の映像クラウド技術による映像監視ソリューション「SeeIT (シーイット)」はすでに鉄道の踏切監視等で採用されています。「SeeIT」は複数拠点や遠隔地における大容量の映像データをクラウド上で統合的に扱うことを可能とするもので、セキュリティ関係の映像データ分析ソフト(ナンバープレート認識、エリア侵入検知、異常検知)を従来の仕組みと比較して極めて低コストで利用できるため、これまで限られた範囲でしか採用されなかった高度な監視映像システムが、社会全体に急速に普及することが期待されます。今後、三井不動産とクリューシステムズは、ソフト開発会社との連携を進め、映像分析ソフトのラインナップの更なる充実を図り、「SeeIT」を映像データを分析する際の「映像プラットフォーム」としていくことを計画しております。
三井不動産は、当製品の利便性の高さからすでに当社で管理するオフィスビル、商業施設、マンション、物流施設等の監視システムにおいて「SeeIT」の採用を開始しております。今後クラウドを利用した映像分析は、医療・介護分野などあらゆる分野での映像活用に貢献できる可能性を持っていることから、クリューシステムズと共にこの機器・ソリューションの販売を強化するとともに、他社の監視カメラや映像分析ソフトに対してもこの独自技術をライセンス提供することで、システム全体のプラットフォーム化をさらに推進していきます。