~放置・立ち往生車両をレッカー移動し、被災地の早期復旧復興に対応~
エートス協同組合(拠点:埼玉県さいたま市、理事長:宮本 明岳(株式会社タウ 代表取締役社長))は8月21日、群馬県伊勢崎市と「災害時等における車両の移動等に関する協定」の締結式を執り行いました。本協定は、災害時の迅速な道路啓開によって復旧活動に貢献することを目的とし、組合においては群馬県内の自治体と初めての協定締結となります。
左から、株式会社Aizawa Corporation 相沢会長、群馬県伊勢崎市 臂(ひじ)市長、
エートス協同組合 熊野理事長代理(株式会社タウ 専務取締役)
■災害協定の経緯と目的
今年も日本各地で異常気象が発生し、いつどこで甚大な災害が起きてもおかしくない状況にあります。大規模な自然災害が発生した場合、発災時には人命救助やライフライン復旧のために、緊急通行車両の通行を確保する「道路啓開」が重要となります。このたびは、当組合の協力企業である株式会社Aizawa Corporation (会長:相沢 正雄)が伊勢崎市に拠点を構え事業を展開していることから、有事の際の地域復興に寄与するべく協定締結へと至りました。
本協定では、伊勢崎市内において迅速な救命・救出活動や緊急物資の輸送が行われるよう、当組合が被災車両のレッカー移動等によって放置車両や立ち往生車両等の移動を支援し、円滑な復旧に資することを目的としています。
締結式で臂市長は、「当市は災害が少ない地域とされているが、それに甘んじることなく災害に強いまちづくりに注力しており、本協定は防災計画においても非常に重要であると認識している。地元企業であるAizawa Corporation社ともさらなる連携強化を行い、多文化共生とともに防災に尽力していきたい」と述べました。当組合の熊野理事長代理は、「地球温暖化が進むとともに、これまで災害と縁遠かった地域でも災害が発生することも少なくない。当組合としても、社会があって企業や個人が生かされていることを改めて実感し、本協定をつうじて社会への恩返しとして伊勢崎市の皆様へ安心を提供していきたい」と、
Aizawa Corporation社の相沢会長は「伊勢崎市には人口の7%以上の外国籍住民の方々が暮らしており、多文化共生が重要な地域課題の1つであると認識している。外国籍住民とともにすべての住民の皆様が安心して暮らせるよう、今後とも伊勢崎市・エートス協同組合と連携を取り、サポートをしていきたい」とそれぞれ意気込みを述べました。
今後もエートス協同組合は伊勢崎市と連携を深めると共に、災害発生頻度が高いとされる地域に対しても、発災時の早期復旧・復興貢献できるよう、活動を全国へ拡大してまいります。
■協定内容
(1)被災車両のレッカー移動による道路啓開
市の管理する道路上で走行不能となった被災車両を、市の指定場所にレッカー移動し保管。
(2)防災訓練時の参加協力
市が開催する防災訓練への参加協力。
(3)被災車両の処理提案
修理や処分を希望する住民に、修理・買取・レンタカーの提供。
■エートス協同組合について
ゼロ・エミッションに取り組み、人々が暮らしやすい地球環境の創造に貢献することをミッションとし、その想いに賛同した自動車関連企業で構成された協同組合となります。「災害支援」「環境保全」「人材の循環」に関して各社のリソースを活用した活動を通じ、地球規模での循環型社会を目指します。
■本件に関するお問合せ先
エートス協同組合
株式会社タウ 広報部
TEL : 048-601-0820
E-mail : pr@tau.co.jp